落ちないエントリーシートの書き方|企業が見ているポイントと対策まとめ

エントリーシート

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落ちないエントリーシートの書き方|企業が見ているポイントと対策まとめ

就活で避けて通れないのが「エントリーシート(ES)」の提出。

自己PRや志望動機・ガクチカなどを限られた文字数で伝えなければならず、「何を書けばいいのかわからない」「どこから手をつければいいのかわからない」とつまずく就活生も少なくありません。書き方ひとつで通過率が大きく変わるため、就職活動の最初の関門でありながら、多くの学生が苦戦する書類でもあります。

今回は、元日系大手人事で、キャリアアドバイザーとして延べ3,000名以上の学生を支援してきた成田さんの知見をもとに、企業が見ているポイントやよくある躓きに触れながら、志望動機・自己PR・ガクチカなど設問別の例文付きで、合格するエントリーシートの書き方を網羅的に解説します。

そもそもエントリーシートとは何か?

エントリーシート(ES)は、自己PRや志望動機・ガクチカなどを記載してWeb上で提出する、就職活動の最初の選考書類です。

限られた文字数の中で自分という人間像を読み手に正しく伝える必要があるため、就職活動の第一のハードルとされることが多い書類です。

エントリーシートと履歴書はどう違うのか?

最大の違いは「目的と内容」です。履歴書は基本情報の記録、エントリーシートは人柄や想いを伝えるための書類です。

以下に、履歴書とエントリーシートの主な違いを整理します。

項目

履歴書

エントリーシート

目的

基本情報の記録

人柄や想いの評価

主な内容

氏名・住所・学歴など

自己PR・志望動機・ガクチカなど

入手方法

コンビニや大学の生協など市販のフォーマット

企業の公式サイトや企業指定のフォーマット

新卒採用においてエントリーシートはどのような位置付けか?

新卒採用におけるエントリーシートの位置付けを示すフロー図

ESは新卒採用における最初の選考ステップです。ここを通過しなければ、面接やWebテストなど後続の選考に進むことができません。

まずはこのES選考という最初の関門を突破することが、就職活動を進めるうえでの第一目標となります。

エントリーシートにはどのような種類・提出方法があるか?

ESには「Web形式」「手書き」「白紙記入型」などの種類があり、現在はWeb提出が主流ですが、郵送や会場記入のケースも存在します。

どの形式が求められるかは企業によって異なるため、事前に選考情報を確認しておくことが大切です。企業ごとにESの形式やルールが異なるため、自分一人で情報を集めるのが難しいと感じた場合は、就活エージェントに相談しながら、志望企業のES形式を効率的に把握していきましょう。

【3つのポイント】企業はエントリーシートのどこを見ているのか?

企業がエントリーシートで見ている3つのポイント

企業はESを通じて「この人はうちで活躍できるか」「本気で入社したいか」「その評価に根拠があるか」の3点を確認しています。

人事として年間数百本のESを読んできた成田さんは、「採用側は『この人は本当にうちに入りたいのか』『入社後に活躍できるか』をESを通して判断している」と話します。熱意や強みは語るだけでは伝わりません。行動や結果に裏付けられて、はじめて説得力を持ちます。

能力・性格

以下のような設問では、学生時代の経験や自身が考える強み・弱みを通じて、応募者が企業の求める人物像とマッチしているかどうかが、人間性の側面から判断されます。

  • 学生時代に最も力を注いだことを教えてください。

  • あなた自身のアピールポイントを教えてください。

  • ご自身の長所と短所について教えてください。

企業は、こうした質問を通じて応募者の「行動特性」や「価値観」を見極め、自社の文化や職種にフィットするかどうかを判断しています。

熱意・志望度

次のような設問では、応募者の志望度の高さや企業との方向性の一致を確認し、「内定後に本当に入社する意思があるのか」「自社と価値観が合っているか」などを見極めています。

  • 当社を志望する理由を教えてください。

  • 就職活動で大切にしている軸を教えてください。

  • 10年後の理想のキャリア像を教えてください。

企業はこれらの質問を通して、学生の目指すキャリアと自社の提供できる環境が重なるかどうかを見ています。

思考力

以下のような設問では、課題に対してどのような思考プロセスや判断をするかを通じて、企業が求める人物像と一致するかを「スキル面」から確認しています。

  • 最近注目しているニュースを教えてください。

  • 当社の○○という商品を倍の売上にするにはどうすればよいと思いますか。

  • 新しい広告アイデアを提案してください。

企業はこのような問いを通じて、物事にどうアプローチするか、論理的に考える力や発想力が備わっているかを見極めています。

【全体像】ESを通過するための対策はどう進めるべきか?

ES対策の全体像を示す3段階のステップ図

ES対策は「全企業共通の基礎」→「業界・企業ごとの応用」→「第三者による仕上げ」の3段階で進めます。

この3段階を意識することで、どの企業のESにも対応できる基盤が整い、通過率の底上げにつながります。

全企業共通で行う対策

  • 自己分析を徹底する:エントリーシートで最も重要なのは、「自分を正確に理解しているかどうか」です。価値観・強み・弱み・行動特性などを深掘りし、自分自身の「軸」を明確にすることが、全ての設問の土台になります。

  • 論理的な文章構成を意識する:ESはビジネス文書として扱われます。PREP法(結論→理由→具体例→再結論)や、起承転結の型を用いて、論理的でわかりやすい構成を心がけましょう。

業界別・企業別で行う対策

  • 業界ごとの傾向を理解する:例えばコンサル業界では「論理的思考力」、広告業界では「独自性や発想力」、金融業界では「責任感や誠実さ」が重視されます。業界研究を通じて、求められる人物像を的確に捉え、それに沿った表現を工夫しましょう。

  • 企業のミッション・ビジョンを理解する:企業が掲げる理念やビジョンに共感していることを示すと、「カルチャーフィット」を伝えることができます。その際、単なる共感ではなく、具体的なエピソードとともに語ることで説得力が増します。

  • 求める人物像との接続を意識する:ただ自分を語るのではなく、「その企業が求める人物像」に自分のどの要素がマッチするのかを示す視点が必要です。企業HPや採用ページにあるキーワードを拾って、エントリーシートに自然に織り込むのが効果的です。

エントリーシート作成の質とスピードを上げる対策

  • 第三者に添削してもらう:第三者の目でチェックしてもらうことで、文法ミスや論理の飛躍を防げます。大学のキャリアセンターや就活経験者、OB・OG訪問の際に添削を依頼するとよいでしょう。

友人やキャリアセンターに依頼するだけでも効果はありますが、企業ごとの選考基準やES傾向を踏まえたフィードバックを得るには、就活のプロに添削を依頼するのが最も確実です。プロの視点が入ることで、通過率が大きく向上するケースも珍しくありません。

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エントリーシートの書き方の基本は?

エントリーシートの書き方の基本となる5つの観点

採用担当者に伝わるESを書くには、「求める人物像に合わせること」「書き出しにインパクトを持たせること」「結論から書くこと」「背景や過程を順序立てること」「数字で示すこと」の5つの観点が基本です。

キャリアアドバイザーとして多くの就活生のESを見てきた成田さんは、「伝えたいことがあっても、書き方ひとつで評価は大きく変わる。基本を押さえるだけで通過率が上がる学生は多い」と話します。この章では、企業に「会ってみたい」と思わせるエントリーシートを書くための基本を解説します。

求める人物像にマッチするように書く

企業の採用サイトやメッセージから価値観や期待を読み取り、それにマッチした経験を選んで表現することが重要です。

例えば電通は「未来を切り拓く意志」や「自分ならではの視点で価値を創る姿勢」を重視しており、受け身ではなく自発的に行動した経験が好まれます。一方、明治安田生命では「高い倫理観」「挑戦心」「仲間と助け合う力」が重視されるため、チームで工夫しながら課題に取り組んだ経験が有効です。

企業ごとの期待に合わせて、自分の強みや行動を的確にアピールすることが、評価されるエントリーシートにつながります。

書き出しにインパクトを持たせる

ESの最初の一文は読む人の興味を惹く「勝負ポイント」です。実績やスケール感が伝わる一文を先に置き、「続きを読みたい」と思わせることを意識しましょう。

人事として選考に携わっていた成田さんは「人事は1日に何百枚ものESを読む。最初の一文で目が止まらなければ、読み飛ばされるリスクがある」と指摘します。

例えば「ゼロから立ち上げたサークルを1年で150人に拡大」や「全国1万人中の5位に入賞」など、限られたスペースの中で「どんな経験をして、どんな成果を出したのか」が一目で伝わるように、書き出しに工夫を加えましょう。最初に結論を簡潔に提示しつつ、読み手の関心を引く構成を心がけましょう。

結論ファーストで書く

志望動機や自己PRなどすべての設問において、冒頭で自分の主張や答えを明確に示し、その後に理由やエピソードを補足することで、読み手に伝わりやすくなります。

例えば「私の強みはチームを巻き込んで目標を達成する力です」と最初の一文で答えを示し、その後に「学生時代に○○部の副主将として〜」と具体的なエピソードを続ける流れが効果的です。最初に結論を置くことで、採用担当者は全体像を掴みながら読み進められます。

背景や過程を順序立てて書く

結論を示した後に、その結論へ至る背景やプロセスを整理して伝えることが大切です。順序立てて説明することで、採用担当者に「理解しやすい文章」という印象を与えられます。

例えば以下の流れを意識すると効果的です。

  • 体験の概要と成果

  • 取り組んだきっかけや背景

  • 直面した課題や困難点

  • 課題に向けた解決策や工夫

  • 取り組みの結果や得られた学び

この流れに沿って書くことで、採用担当者は「なるほど、だからこの結論に至ったのか」と自然に納得しやすくなります。

定量的に書く

「わかりやすさ」と「具体性」のために、できるだけ数字を交えて記載することを意識しましょう。

例えば「大会で優勝した」と書くよりも、「参加者100名の大会で優勝した」と表現した方が、実績の規模感や成果が伝わりやすくなります。数値を取り入れることで、新卒採用担当者にとってもイメージしやすく、説得力のあるエピソードになります。

【設問別】エントリーシートの構成とコツは?

志望動機・自己PR・弱み・ガクチカは、それぞれ適した構成が異なるため、設問ごとに型を使い分けることがコツです。

ここでは、「志望動機」「自己PR」「ガクチカ」など、よく問われるテーマ別に、成田さんが考える「伝わる構成」と「書き方のコツ」を解説します。

志望動機はどのような構成で書けばよいか?

志望動機の構成とコツを示す図

志望動機は「結論→原体験→将来像→業界選択理由→企業選択理由→結論の強調」の流れで組み立てると、説得力が増します。

志望動機の構成は以下の通りです。

  • 結論:一言で、この企業を志望する理由は何か?

  • 原体験:なぜそのビジョンを持つようになったのか?

  • 将来像:どんなキャリアを目指しているのか?

  • この業界を選んだ理由:なぜこの業界か?(他業界との比較含む)

  • この企業を選んだ理由:なぜこの企業か?(他社との比較含む)

  • 結論の強調:改めて、なぜこの企業でなければならないのか?

この6ステップを意識することで、単なる「熱意の表明」ではなく、論理的な裏付けのある志望動機に仕上がります。

志望動機を書く際のコツ

  • 主体性を強調する。

  • 志望につながる原体験を具体的に示す。

  • 他社にない企業固有の強みを理解する。

自己PR・強みはどのような構成で書けばよいか?

自己PR・強みの構成とコツを示す図

自己PR・強みは「結論→背景→課題→行動→実績→仕事への活用」の流れで組み立てると、根拠のある自己PRになります。

自己PR・強みの構成は以下の通りです。

  • 結論:一言で、あなたの強みは何か?

  • 背景:その強みをどのように培ったのか?

  • 課題:強みを発揮したとき、どんな課題に直面していたのか?

  • 行動:その課題に対して、強みを活かしてどう取り組んだのか?

  • 実績:その成果はどんな数値や事実で裏付けられるのか?

  • 仕事への活用:その強みを企業でどう活かし、貢献できるのか?

この6ステップで組み立てると、「具体性があり根拠のある自己PR」として採用担当者の印象に残りやすくなります。

自己PR・強みを書く際のコツ

  • 強みと志望職務の業務が重なることを示す。

  • 数字や事実で根拠を書く。

  • 汎用的になりすぎない。(例:協調性→対立を調整して合意形成できる協調性)

弱みはどのような構成で書けばよいか?

弱みの構成とコツを示す図

弱みは「弱み→背景→エピソード→行動→現在の状態と教訓」の流れで組み立てると、改善への姿勢を伝えやすくなります。

弱みの構成は以下の通りです。

  • 弱み:一言で、あなたの弱みは何か?

  • 背景:その弱みはどんな場面で現れてしまうのか?

  • エピソード:弱みによってどんな困難や反省を経験したのか?

  • 行動:その弱みを克服するために何を実践してきたのか?

  • 現在の状態と教訓:いまその弱みをどの程度克服できているのか?/そこからどんな学びを得たのか?

この流れで書くことで、弱みを語るだけの内容から「改善への取り組みと成長」が伝わる内容へと変わります。

弱みを書く際のコツ

  • 致命的ではない弱みを選ぶ。

  • 改善アクションや工夫を具体的に書く。

  • 学び・強みに転換する。

ガクチカはどのような構成で書けばよいか?

ガクチカの構成とコツを示す図

ガクチカは「結論→目標→課題→行動→成果と教訓→仕事への活用」の流れで組み立てると、主体性と成長が伝わりやすくなります。

ガクチカの構成は以下の通りです。

  • 結論:一言で、学生時代に最も力を入れたことは何か?

  • 目標:その取り組みでどんな目標を掲げたのか?

  • 課題:どんな課題や困難に直面したのか?

  • 行動:課題解決のためにどんな行動をとったのか?

  • 成果と教訓:どんな成果を上げ、どんな力を身につけたのか?

  • 仕事への活用:その経験や学びを社会人生活にどう活かすのか?

この6ステップで整理することで、単なる「頑張りました」報告ではなく、あなたの主体性と成長が伝わる文章になります。

ガクチカを書く際のコツ

  • 自分にとって高い目標を掲げ、その実現に挑んでいることを伝える。

  • 取り組み前後の状態の違いを明確に示す。

  • 経験を社会人生活で再現できる根拠を書く。

エントリーシートを書く際に気をつけるべき注意点は?

エントリーシートを書く際の4つの注意点

ここまで書き方の基本と設問別の構成を見てきましたが、どれだけ内容が優れていても、「求める人物像の理解」「話し言葉の排除」「誤字・脱字の確認」「早めの提出」の4つを怠れば評価されません。

ここでは、無駄な減点を防ぐための4つの注意点を確認します。

人事として数多くのESを選考してきた成田さんは、「どれだけ内容が良くても、読みにくい文章や締切遅れ・誤字脱字は、それだけで印象を大きく損なう」と話します。

求める人物像に沿ったアピールになっているか確認する

ESの内容が企業の求める人物像と一致しているかを最終確認しましょう。書き方の基本の章でも触れましたが、完成後にもう一度、企業が重視するキーワードと自分のエピソードがずれていないかをチェックすることが大切です。

以下のような事例を参考に、企業固有の期待に沿った内容になっているかを見直しましょう。

事例

  • 野村総合研究所(NRI):採用サイトでは、社員に対して「社会や顧客の課題解決という使命を担う存在であること」や「一人ひとりがプロフェッショナルであること」を求めていると明記されています(参考:NRI採用サイト)。これを踏まえると、自ら高い目的意識を持ち、学びながら挑戦を続けてきた経験がある学生こそ、NRIの求める人物像に近いと言えるでしょう。

  • NTTデータ:採用サイトでは「考導力」「変革力」「共創力」という3つの力を重視し、さらにそれを支える強い意志と情熱を大切にしていると示されています(参考:NTTデータ採用サイト)。例えばチームでの活動経験において、自ら課題を掘り下げ、周囲を巻き込みながら改善を進めたようなエピソードがあると、企業が期待する資質と合致していることが伝わりやすくなります。

話し言葉を使わない

ESはビジネス文書として扱われるため、カジュアルな口語表現は避ける必要があります。

特に流行している言い回しや俗語などは、フォーマルな文面には適さないケースが多く、慎重に言葉を選ぶことが大切です。下書きの段階で、日常会話のような表現が紛れ込んでいないかどうかを見直し、丁寧で標準的な語句を使えているかを確認しましょう。

誤字・脱字に注意する

誤字や脱字は選考上の大きなマイナスポイントとなる可能性があります。「確認を怊っている」「仕事が雑」という印象を与えてしまい、評価を下げる原因になりかねません。

成田さんは人事時代を振り返り、「誤字脱字のあるESを見ると、確認を怊る人という印象を持ってしまうことが正直あった」と語ります。

提出前には何度も内容を読み返し、細部にわたって丁寧にチェックすることが重要です。

ESはなぜ期限ギリギリではなく早めに提出すべきか?

内容の完成度だけでなく、提出の早さが評価につながることも少なくないからです。

人事として選考に携わってきた成田さんは、「期限ギリギリの提出よりも、早めに出す学生のほうが熱意が伝わる。余裕を持って出せているということは、準備を怊っていない証拠でもある」と話します。

エントリーの数が増えたり、他の選考が重なったりすると、エントリーシートの提出が締切直前になってしまうことがあります。クオリティを保ちつつ、迅速に提出するための工夫を意識して進めましょう。

落ちないエントリーシートを書くためにやっておくべきことは?

落ちないエントリーシートの書き方のチェックリスト

通過するESを書くには、「自己分析で軸を持つ」「企業の特徴をつかむ」「第三者の視点で仕上げる」の3点が欠かせません。

前章で対策の全体像を紹介しましたが、ここでは具体的な進め方を深掘りします。成田さんが人事時代に実際に通過させなかったエントリーシートは、

  • 自分の強みが的確に伝わっていない

  • 企業の求める人物像とズレている

  • 文章の完成度が低い

のうちのどれかです。

自己分析で軸を固める

「自分らしさ」や「一貫性」がにじむESを書くには、まず自己分析を通じて、自分の価値観や行動の背景を明確にすることが重要です。

キャリアアドバイザーとして多くの就活生と接してきた成田さんも、「自己分析が不十分な学生のESは、エピソードはあってもバラバラで一貫性が感じられないことが多い」と指摘します。

「なぜその選択をしたのか」「どんな時に力を発揮できるのか」といった問いを自分に投げかけることで、自分なりの判断軸が見えてきます。自分史やモチベーショングラフ、ジョハリの窓などのツールを使えば、経験を可視化しながら整理でき、思考の深掘りにも役立ちます。

こうして見つけた自分の軸が、エピソード選びや表現に自然に一貫性をもたらし、読み手に納得感を与えるESへとつながります。書き始める前に、しっかりと土台を築いておきましょう。

業界・企業研究を行い企業の特徴を把握する

企業ごとの「求める人物像」に合った内容を書くために、業界・企業研究は欠かせません。どれだけ優れた自己PRでも、企業の価値観とズレていれば評価されにくくなります。

キャリアアドバイザーとして多くの志望動機を見てきた成田さんは「企業研究が浅い志望動機は、採用担当者にはすぐにわかる。どの企業にも当てはまる内容に見えてしまうんです」と話します。

例えばコンサル業界では「論理的思考力」や「クライアントへの提供価値への意識」が重視される一方、メーカーでは「モノづくりへの情熱」や「地道な改善力」が評価されやすい傾向があります。

業界や企業ごとの特徴を把握したうえで、自分の強みや経験とどう結びつくかを考えておくと、説得力のあるESが書けるようになります。企業HPや採用ページだけでなく、実際に社員の声などもチェックしておくと良いでしょう。

エントリーシートの添削を受ける

自分では「よく書けた」と感じたESでも、実際に通過しないことがあります。一人で改善点を分析するのは困難なため、他者からの客観的なフィードバックが重要です。

成田さんがキャリアアドバイザーとして就活生の相談に乗る中でも、「ESの添削を受けたら通過率が一気に上がった」というケースは珍しくないといいます。

ESの対策においては「第三者の目でのチェック」と「スケジュールに余裕を持って準備すること」が大きな鍵を握ります。友人や就活経験者、大学のキャリアセンターなどを活用して、ESを添削してもらいながら、より完成度の高い内容にブラッシュアップしていきましょう。

添削を受けることで、自分では気づけなかった表現の癖や論理の飛躍が明確になります。就活のプロなら、添削だけでなく、企業ごとのES傾向に基づいた具体的なアドバイスも受けられます。

▼ESの添削をプロに依頼したい方はエージェントに相談しましょう。
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【設問別・例文】エントリーシートの具体的な書き方は?

設問ごとの構成の型に沿って、業界別・エピソード別の例文を自分の経験に置き換えながら書くのが、最も具体的で再現しやすい方法です。

ここでは、志望動機・自己PR・弱み・ガクチカの4つの設問について、業界別・エピソード別の例文を紹介します。それぞれの例文には構成上のポイントも添えていますので、自分のエピソードに置き換えながら参考にしてみてください。

【業界別】志望動機

メーカー

例文

私は、日本のものづくりの力で世界中の人々の生活をより豊かにしたいと考え、貴社を志望します。大学時代にベトナムでのボランティア活動に参加した際、現地の人々が日本製の家電を大切に使っている姿を目にし、日本のものづくりが持つ信頼と影響力を実感しました。その経験から、「高品質な製品を通じて社会に貢献する仕事がしたい」と考えるようになりました。中でも貴社は、環境配慮型の製品開発において業界トップクラスの実績を持ち、サステナビリティと品質の両立に挑戦し続けている点に強く惹かれています。私が大学で学んだ環境工学の知識と、ボランティア活動で培った異文化理解力を活かし、貴社の海外事業拡大に貢献したいと考えています。

ポイント
  • 「日本のものづくりの力で世界中の人々の生活を豊かにしたい」と、将来のビジョンを明確に示している。

  • ベトナムでのボランティア体験を通じて、志望理由に説得力を持たせている。

  • 企業固有の特徴(環境配慮型製品・サステナビリティ)と自分の学びを結びつけている。

IT

例文

私は、テクノロジーの力で人々の生活をより便利に、より安全にしたいという思いから、貴社を志望いたします。大学2年次にプログラミングを学び始めた際、地元商店街の在庫管理を効率化するアプリを制作し、店主の方々から感謝の言葉をいただいた経験が原点です。その体験から「技術で人の課題を解決する仕事がしたい」と考えるようになりました。貴社は、クラウドとAIを掛け合わせた業務効率化ソリューションで業界をリードしており、大手企業だけでなく中小企業のDX支援にも力を入れている点に共感しています。大学のゼミで取り組んだデータ分析プロジェクトで培った課題発見力と、プログラミングスキルを活かし、貴社のソリューション開発に貢献したいと考えています。

ポイント
  • 地元商店街向けアプリという原体験が志望動機に具体性と説得力を与えている。

  • 企業独自の強み(クラウド×AI、中小企業DX支援)に言及し、他社との差別化を示している。

  • 自身のスキル(データ分析・プログラミング)と貢献イメージを結びつけている。

コンサル

例文

私は、企業の変革を支援し、その先にある社会課題の解決に貢献したいと考え、貴社を志望いたします。大学時代に学生団体の代表として組織改革に取り組んだ経験から、「組織の課題を構造的に捉え、解決に導く力」の重要性を実感しました。特にメンバーのモチベーション低下という課題に対し、1on1ヒアリングで原因を分析し、役割再設計と評価制度の導入を行った結果、活動参加率が40%から85%に向上しました。貴社は、戦略立案からデジタルトランスフォーメーションの実行支援まで一貫して手がけており、クライアントの変革に深く関与できる点に強く惹かれています。私の課題分析力と実行力を活かし、クライアントの持続的な成長に貢献したいと考えています。

ポイント
  • 学生団体の組織改革という実体験をコンサルの業務に接続させている。

  • 「参加率40%→85%」と、成果を定量的に示している。

  • 企業の一貫支援という特徴と自身の強みをリンクさせている。

広告

例文

私は、言葉とアイデアの力で人の心を動かし、社会にポジティブな変化を生み出したいという想いから、貴社を志望いたします。大学で映像制作サークルに所属していた際、地元NPOの活動紹介動画を制作したことが原体験です。完成した動画がSNSで1万回以上再生され、寄付金が前年比150%に増加したことで、「伝え方ひとつで人の行動は変わる」という実感を得ました。貴社は、クリエイティブとデータ分析を融合させた統合マーケティングで業界をリードしており、社会課題に対してもコミュニケーションの力でアプローチしている点に深く共感しています。私の映像制作スキルと企画力を活かし、社会に響くクリエイティブを生み出すことに貢献したいと考えています。

ポイント
  • NPO動画制作という原体験から「伝え方で行動が変わる」という気づきを示している。

  • 「再生数1万回・寄付150%増」と、成果を定量的に表現している。

  • 企業独自の強み(クリエイティブ×データ分析・社会課題アプローチ)に言及している。

金融

例文

私は、金融の力で企業の挑戦を支え、日本経済の成長に貢献したいという想いから、貴社を志望いたします。大学時代にゼミで中小企業の経営分析を行った際、優れた技術を持ちながら資金繰りに苦しむ企業の存在を知り、「金融を通じて企業の可能性を広げたい」と考えるようになりました。貴社は、法人向けソリューション営業において業界トップクラスの実績を持ち、単なる融資だけでなく、事業戦略に踏み込んだ提案型営業を実践している点に惹かれています。ゼミでの財務分析スキルと、アルバイトで培ったヒアリング力を活かし、企業の成長パートナーとして価値を提供したいと考えています。

ポイント
  • 中小企業の経営分析というゼミ経験が志望動機の核になっている。

  • 企業固有の強み(提案型営業・法人向けソリューション)に具体的に言及している。

  • 学業(財務分析)とアルバイト(ヒアリング力)を組み合わせた貢献像を描いている。

【エピソード別】自己PR

アルバイト

例文

私の強みは、課題を自ら見つけ、周囲を巻き込みながら改善を実行する力です。飲食店のアルバイトでは、ピーク時の注文ミスが月平均15件発生していることに気づき、原因を分析しました。ホールとキッチンの連携不足が主な原因であると特定し、注文確認フローの改善案を店長に提案しました。具体的には、注文内容を復唱する「ダブルチェック制」を導入し、スタッフ全員への周知と練習を主導しました。導入後3か月で注文ミスは月平均3件に減少し、お客様満足度アンケートでも「正確さ」の評価が20%向上しました。この経験で培った課題発見力と実行力を、入社後の業務改善にも活かしたいと考えています。

ポイント
  • 「月平均15件→3件」と、成果を数値で裏付けている。

  • 原因分析→提案→実行→成果という論理的な流れで構成されている。

  • 顧客満足度の向上も示し、ビジネスへの貢献イメージを持たせている。

長期インターン

例文

私の強みは、データに基づいて仮説を立て、施策を実行・検証するPDCAの推進力です。Webマーケティング会社での長期インターンでは、クライアントのECサイトのコンバージョン率が業界平均を下回っているという課題がありました。私はGoogle Analyticsを用いてユーザーの離脱ポイントを特定し、商品ページの情報設計を見直す仮説を立てました。上長と相談しながらA/Bテストを設計・実施した結果、改善後のページではコンバージョン率が1.2%から2.8%に向上しました。この経験から得たデータドリブンな思考力を、入社後のマーケティング業務にも活かしたいと考えています。

ポイント
  • 「コンバージョン率1.2%→2.8%」と具体的な数値で成果を示している。

  • Google AnalyticsやA/Bテストなど、ビジネスで使われる手法に触れている。

  • PDCAの各段階を順序立てて説明し、論理的な思考力をアピールしている。

部活

例文

私の強みは、チーム全体を俯瞰し、一人ひとりの力を引き出すリーダーシップです。大学のサッカー部でキャプテンを務めた際、チームは個々の能力は高いものの、連携面に課題があり、リーグ戦では中位に甘んじていました。私はまず全部員との個別面談を実施し、各自の強みや課題意識をヒアリングしました。その結果、ポジションごとの役割が曖昧だったことが判明し、戦術ミーティングを週1回設けて役割の明確化と共有を徹底しました。また、練習後のビデオ分析を取り入れ、改善点を可視化しました。これらの取り組みにより、チームの連携力が向上し、リーグ戦では3位から優勝へと躍進しました。入社後も、チーム全体の力を最大化するリーダーシップを発揮したいと考えています。

ポイント
  • 個別面談→課題特定→仕組み化という論理的なプロセスを示している。

  • 「3位→優勝」という明確な成果を定量的に示している。

  • リーダーシップの中身(傾聴・分析・仕組み化)を具体的に伝えている。

留学

例文

私の強みは、異なる文化や価値観の中でも柔軟に適応し、信頼関係を築く力です。カナダへの1年間の留学では、最初の3か月間はクラスメイトとの関係構築に苦労しました。文化的な背景の違いからコミュニケーションスタイルが異なり、ディスカッションでうまく自分の意見を伝えられなかったのです。そこで私は、まず相手の文化や価値観を理解することから始め、各国の時事問題について自主的にリサーチし、話題を共有することで関係性を深めました。さらに、日本文化の紹介イベントを自ら企画・運営し、約50名の学生が参加してくれました。これをきっかけにクラス内での信頼を獲得し、最終学期にはグループプロジェクトのリーダーに選ばれました。入社後も、多様なバックグラウンドを持つメンバーと信頼関係を築き、チームで成果を出すことに貢献したいと考えています。

ポイント
  • 「最初の3か月」「最終学期」と時系列で成長を描いている。

  • 日本文化紹介イベント(参加者50名)など具体的な行動を示している。

  • 異文化適応力という強みを、入社後の活躍イメージに結びつけている。

【エピソード別】弱み

アルバイト

例文

私の弱みは、頼まれた仕事を断れず、自分のキャパシティを超えてしまうことがある点です。飲食店のアルバイトでは、シフトの代わりを頼まれるたびに引き受けてしまい、学業との両立が難しくなった時期がありました。睡眠時間が削られてミスが増え、結果として周囲にも迷惑をかけてしまいました。この経験を機に、自分のスケジュールを週単位で可視化し、余裕がないときには正直に伝える練習を始めました。また、「断ること」は相手を否定することではなく、自分の責任範囲を守ることだと意識するようにしています。現在は、無理なく引き受けられる範囲を判断できるようになり、逆に引き受けた仕事のクオリティが上がったと感じています。

ポイント
  • 「断れない」という弱みを具体的な場面で示している。

  • スケジュール可視化や意識改革など、段階的な克服プロセスを書いている。

  • 現在の改善状態まで書くことで、成長を伝えている。

インターン

例文

私の弱みは、完璧を求めるあまり、作業に時間をかけすぎてしまうことがある点です。長期インターンでマーケティングリサーチを担当した際、レポートの細部にこだわりすぎて納期に遅れてしまったことがありました。上司からは「80点のアウトプットを素早く出し、フィードバックを受けて改善するほうが効率的」とアドバイスをいただきました。以来、タスクごとに所要時間の目安を設定し、まず全体を仕上げてから細部を詰める「ラフ→ファイン」の作業順序を意識するようにしています。その結果、納期を守りながらも品質を維持できるようになり、上司からも「スピードと質のバランスが良くなった」と評価されるようになりました。

ポイント
  • 完璧主義が実務に与えた影響(納期遅れ)を具体的に示している。

  • 上司のアドバイスを素直に受け止め、改善に活かしている姿勢を伝えている。

  • 「ラフ→ファイン」という具体的な工夫を示し、再現性のある改善をアピールしている。

部活

例文

私の弱みは、自分の考えに固執してしまい、他者の意見を素直に受け入れられないことがある点です。大学のテニス部で副キャプテンを務めていた際、練習メニューについてキャプテンと意見が対立し、自分の案を譲らなかったことでチーム内の雰囲気が悪くなったことがありました。その後、先輩に「まず相手の意図を理解してから自分の考えを伝えるべき」と指摘され、深く反省しました。それ以来、意見が異なる場面では「なぜそう考えるのか」を必ず先に聞き、相手の視点を理解したうえで自分の意見を伝えるように意識しています。今では、異なる意見を取り入れることでより良い結論に至れるケースが増え、チーム内の信頼関係も強化されたと感じています。

ポイント
  • 固執が具体的にどんな問題を引き起こしたかを正直に書いている。

  • 先輩の指摘を受け止め、行動を変えた過程を示している。

  • 「まず相手の意図を聞く」という具体的な改善アクションを明示している。

留学

例文

私の弱みは、慎重になりすぎて自分から発言するまでに時間がかかる点です。留学当初は、英語で誤った表現をすることを恐れて、授業やグループワークで発言を控えてしまうことがありました。しかし、「間違いを恐れていては何も得られない」と考え直し、議論のテーマについて事前にリサーチして自分の意見を簡潔にまとめてから授業に臨むようにしました。さらに、毎日少なくとも1回は自分から手を挙げて発言するルールを自分に課しました。その結果、学期後半にはグループディスカッションでファシリテーターを任されるまでになり、最終プレゼンテーションではチームの中心的な役割を果たすことができました。この経験から、慎重さは準備の丁寧さにつながる一方で、行動に移すタイミングを逃さないことの大切さを学びました。

ポイント
  • 慎重さが弱みとなる具体的な場面(留学先の授業)を示している。

  • 「事前リサーチ」「毎日1回発言ルール」など段階的な克服プロセスを書いている。

  • ファシリテーター役を任されるという成長の結果を具体的に示している。

【エピソード別】ガクチカ

アルバイト

例文

私が学生時代に最も力を入れたのは、カフェのアルバイトにおける顧客満足度向上への取り組みです。勤務先は駅前の人気カフェでしたが、ピーク時の待ち時間の長さから口コミ評価が低下していました。私は「平均待ち時間を3分以内に短縮し、口コミ評価を3.5から4.0以上に上げる」という目標を掲げました。まず、混雑時のオペレーションを観察してボトルネックを特定し、ドリンク作成の手順を効率化する提案書をまとめて店長に提出しました。さらに、新人スタッフ向けのマニュアルを作成し、トレーニング体制を整えました。その結果、平均待ち時間は5分から2分半に短縮され、3か月後には口コミ評価が4.2まで回復しました。この経験から、現場を観察して課題を特定し、仕組みで解決する力を身につけました。社会人になってからも、業務プロセスの改善に主体的に取り組んでいきたいと考えています。

ポイント
  • 「待ち時間3分以内」「口コミ4.0以上」と定量的な目標を掲げている。

  • 観察→分析→提案→マニュアル作成という段階的な行動を示している。

  • 成果を数値(5分→2分半、3.5→4.2)で裏付けている。

長期インターン

例文

私が学生時代に最も力を入れたのは、ITスタートアップでの長期インターンにおけるSNSマーケティングです。入社当時、公式アカウントのフォロワーは500人程度で、投稿のエンゲージメント率も1%未満という状態でした。私は「半年でフォロワー3,000人、エンゲージメント率3%達成」を目標に掲げました。まずは競合アカウントを20社分析してコンテンツの傾向を把握し、ターゲット層の興味関心に合った投稿テーマを設計しました。さらに、投稿時間や形式を変えたA/Bテストを毎週実施し、データに基づいて改善を繰り返しました。その結果、6か月後にはフォロワー3,500人、エンゲージメント率4.2%を達成し、SNS経由の問い合わせ数も月5件から月25件に増加しました。この経験から、データドリブンに仮説検証を繰り返す力を身につけました。入社後も、定量的なデータに基づいた意思決定で事業に貢献していきたいと考えています。

ポイント
  • 現状の数値(500人、1%未満)と目標(3,000人、3%)を明示している。

  • 競合分析やA/Bテストなど、具体的な行動を順序立てて書いている。

  • 目標を上回る成果(3,500人、4.2%)と事業インパクト(問い合わせ5倍)を示している。

部活

例文

私が学生時代に最も力を入れたのは、大学バスケットボール部における練習改革です。部は3部リーグに所属していましたが、「2部昇格」を目標に掲げていたものの、3年間達成できていませんでした。私は副キャプテンとして原因を分析したところ、練習メニューが数年間更新されておらず、試合データに基づいた弱点補強ができていないことがわかりました。そこで、過去10試合の映像を分析し、失点パターンをデータ化して弱点を明確にしました。その結果をもとに、ディフェンスの連携を強化する新メニューを提案し、週2回の重点練習に組み込みました。最初は変化を嫌うメンバーもいましたが、データを共有して納得を得ながら進めた結果、チーム全体の守備力が向上し、最終的にリーグ戦で2部昇格を達成しました。この経験から、データに基づく課題分析と、周囲を巻き込んだ実行力の大切さを学びました。社会人としても、根拠を持って提案し、チームで成果を出すことに貢献したいと考えています。

ポイント
  • 「2部昇格」という明確な目標と、それが未達成だった背景を示している。

  • 映像分析→データ化→新メニュー提案と、論理的な問題解決プロセスを書いている。

  • メンバーの抵抗を「データ共有で納得を得た」と、周囲を巻き込む力も伝えている。

留学

例文

私が学生時代に最も力を入れたのは、アメリカへの1年間の交換留学において、多国籍チームでの共同研究プロジェクトに取り組んだことです。5か国から集まった6人のチームで環境政策に関するリサーチペーパーを作成するプロジェクトでしたが、文化的な背景の違いから意見の対立が頻発し、最初の1か月はほとんど進捗がありませんでした。私は「チームの共通目標を明確にすること」が必要だと考え、まず各メンバーの強みと関心領域をヒアリングし、役割分担を再設計しました。さらに、週1回の進捗共有ミーティングを設定し、意見の相違が生じた際には必ず「なぜそう考えるのか」を全員で共有するルールを導入しました。その結果、チームの生産性が大幅に向上し、最終的に学部内のリサーチコンペティションで最優秀賞を受賞することができました。この経験から、多様な価値観を持つメンバーをまとめ、共通目標に向かって導く力を身につけました。入社後も、グローバルな環境で多様なチームをリードし、成果を出していきたいと考えています。

ポイント
  • 5か国6人という多国籍チームの環境を具体的に示している。

  • 「ヒアリング→役割再設計→進捗共有ルール」と段階的な行動を書いている。

  • リサーチコンペ最優秀賞という客観的な成果で説得力を持たせている。

まとめ

エントリーシートは就職活動の最初の関門であり、企業が「能力・性格」「熱意・志望度」「思考力」を見極める重要な書類です。書き方の基本となる5つの観点を押さえ、設問ごとに適した構成で自分の経験を具体化すれば、通過率は着実に上がります。

大切なのは、自己分析で自分の軸を明確にし、企業ごとの求める人物像に合わせて伝え方を工夫すること。そして第三者に添削してもらい、客観的な視点で仕上げることです。

ただし、自己分析の軸をESの文面に落とし込んだり、企業ごとに表現を書き分けたりする作業は、一人で完結させるのが難しいのも事実です。「何度書き直しても手応えがない」「志望企業ごとの違いが出せない」と感じたら、就活のプロに相談してみましょう。

内定くんエージェントでは、ES添削から面接対策、企業選びまで、マンツーマンであなたの就活を一貫サポートします。

▼ESの書き方に悩んだら、内定くんエージェントに相談しましょう。
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よくある質問

成田さんがキャリアアドバイザーをしている際によく聞かれる質問や、学生へのインタビューで出てきた疑問への回答をご紹介します。

突出した成果や珍しいエピソードがない場合はどうすればよいか?

特別な実績がなくても問題ありません。大切なのは「経験の希少性」ではなく、「あなたらしい工夫や学び」をどれだけ伝えられるかです。

日常のアルバイトやサークル活動、ゼミの取り組みでも、自分なりに工夫した点や成長したプロセスを丁寧に掘り下げれば、十分に評価されるESになります。就活のプロに相談すれば、自分では気づけなかった経験の価値を一緒に見つけてもらえます。

設問に沿ったエピソードがない場合はどうすればよいか?

設問を役割名で狭く捉えず、企業が見ている行動特性に言い換えて近い経験を選びましょう。

例えば「リーダーシップ経験」を求められた場合、グループをまとめた経験や後輩のサポートなども、伝え方次第で十分評価されます。エージェントに相談すれば、あなたの経験の中からどのエピソードが最も設問にフィットするか、客観的な視点でアドバイスをもらえます。

ESの作成に時間がかかる場合はどうすればよいか?

自己PRやガクチカといった頻出項目を一度完成させてテンプレート化しておくのが効果的です。

企業ごとに志望動機のみを調整すれば、毎回ゼロから書く負担を減らせます。テンプレートの精度を上げたい場合は、就活のプロに添削を依頼すると、使い回しても評価されるベースを作ることができます。

その企業ならではの志望動機が書けない場合はどうすればよいか?

その企業が求める人物像を的確に捉え、自分の経験や強みのどの部分が重なるのかを整理して書くことが重要です。

企業の採用ページや社員インタビューなどを参考に、自社ならではの特徴を把握しましょう。それでも差別化が難しい場合は、エージェントに相談すれば、志望企業ごとのES戦略を一緒に練ってもらえます。

▼エピソード選びや企業ごとのES対策に悩んだら、内定くんエージェントに相談しましょう。
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成田 駿
監修成田 駿元日系大手人事/就活サポーター

自身の就活では日系大手複数社から内定を獲得し、経営幹部候補としての育成ルートが用意された一社に入社。日系大手事業会社にて最年少で部長に就任し、新卒採用に5年以上従事。採用戦略の設計からイベント企画、選考フロー構築、入社後研修まで幅広く担当し、延べ3,000名以上の学生と接点を持つ。キャリアアドバイザーとしても累計2,000名以上の就活生を個別に支援し、大手・外資・メガベンチャーなど多様な企業への内定実績を持つ。

成田 駿
監修成田 駿元日系大手人事/就活サポーター

自身の就活では日系大手複数社から内定を獲得し、経営幹部候補としての育成ルートが用意された一社に入社。日系大手事業会社にて最年少で部長に就任し、新卒採用に5年以上従事。採用戦略の設計からイベント企画、選考フロー構築、入社後研修まで幅広く担当し、延べ3,000名以上の学生と接点を持つ。キャリアアドバイザーとしても累計2,000名以上の就活生を個別に支援し、大手・外資・メガベンチャーなど多様な企業への内定実績を持つ。

成田 駿
監修成田 駿元日系大手人事/就活サポーター

自身の就活では日系大手複数社から内定を獲得し、経営幹部候補としての育成ルートが用意された一社に入社。日系大手事業会社にて最年少で部長に就任し、新卒採用に5年以上従事。採用戦略の設計からイベント企画、選考フロー構築、入社後研修まで幅広く担当し、延べ3,000名以上の学生と接点を持つ。キャリアアドバイザーとしても累計2,000名以上の就活生を個別に支援し、大手・外資・メガベンチャーなど多様な企業への内定実績を持つ。

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