「就活で出遅れてしまい、ESをまだ全然理解できていない」
「履歴書との違いも知らないので、どう書けばいいかわからない」
そんな悩みを抱えていませんか?
エントリーシート(ES)とは、就活で企業に提出する応募書類で、志望動機・自己PR・ガクチカといった「考え方や経験を問う設問」を通じて、履歴書では伝わらない人柄・志望度・思考を企業に伝えるためのものです。書類選考だけでなく面接・最終選考でも使われ続けるため、就活の最初に押さえておきたい書類と言えます。
そこで今回は、元日系大手人事で、キャリアアドバイザーとして延べ3,000名以上の学生を支援してきた成田さんの知見をもとに、「ESとはそもそも何か」から「書く前に何をするべきか」「定番設問の書き方」「提出前のチェック方法」までを網羅的に解説します。
元人事の視点で、ESの役割や履歴書との違い、企業が見ているポイントなどをお伝えするので、エントリーシートのことがよくわかるようになるはずです。
また、ESをこれから作るなら、悩みながら自力で一から進めるよりも、キャリアアドバイザーと面談しながら進めるほうがおすすめです。
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エントリーシートとは何か?

エントリーシート(ES)とは、志望動機・自己PR・ガクチカなどを通じて人柄や志望度を伝える応募書類で、書類選考から最終選考まで使われ続ける、就活全体を貫く書類です。
履歴書との大きな違いは「考え方や経験を問う設問」が中心に据えられている点です。成田さんは人事時代を振り返り、「ESは選考が終わるまで何度も読み返す書類。書類選考だけのものだと思っていると、面接で痛い目に遭う」と話します。
以降のセクションでは、ESが使われる場面や履歴書との違い、企業がESで見ているポイントなど、ESの基本を順に解説していきます。
就活のどのような場面でESが使われるのか?

ESは書類選考だけでなく、面接・最終選考まで選考全体を通して使われ続ける書類です。
「書類選考を通過したら終わり」と思われがちですが、実際にはその後の面接や最終選考でも参照されます。ESが使われる選考ステップごとの役割は以下のとおりです。
書類選考:大量の応募者の中から「実際に会いたい学生」を絞り込む一次フィルターとして機能します。
一次・二次面接:面接官はESの記載内容をもとに深掘り質問をします。面接で答えられない内容はあらかじめ書かないようにしましょう。
最終面接:一次・二次面接での発言とESの内容に一貫性があるか、企業とのマッチ度が改めて確認されます。
このように、ESは選考のあらゆるフェーズで参照されます。「書類選考さえ通ればいい」という意識で書くと、面接以降で苦労する原因になるため注意が必要です。
履歴書とESの違いは何か?

最大の違いは「目的と内容」です。履歴書は基本情報の記録、ESは人柄や想いを伝えるための書類です。
「ESと履歴書は同じもの?」と疑問に感じる方も多いですが、両者には明確な役割の違いがあります。書き分けを意識することで、それぞれの書類をより効果的に活用できます。
項目 | 履歴書 | ES |
|---|---|---|
目的 | 入社後も従業員データとして保管される公的な書類 | 採用選考のみに使われる、人物理解のための資料 |
同じ項目がある場合の書き分け方 | 事実を短く要約して書く | 背景・意図・学びを加えて詳しく書く |
たとえば、志望動機が両方に求められた場合、履歴書では「〇〇業界で営業に携わりたい」と端的にまとめ、ESでは「なぜその業界なのか」「なぜこの企業なのか」まで踏み込んで書くのが適切です。
なぜ企業はESの提出を求めるのか?

企業がESを求めるのは、履歴書だけでは見えない「人柄・思考・志望度」を、同じフォーマットで公平に比較するためです。
成田さんは人事時代の経験をもとに、「履歴書だけでは"どんな人か"が見えない。ESがあるからこそ、会う前にある程度の人物像を掴むことができた」と話します。同じ設問・同じフォーマットで比較できる仕組みにも、合理的な理由があります。
履歴書では「人柄・思考・志望度」が見えない:学歴や資格は事実として確認できても、「どんな人か」「なぜこの企業なのか」は伝わりません。
同じ設問・同じフォーマットで公平かつ効率的に比較できる:企業はESを通じて、多数の応募者を横並びで評価します。
選考の段階ごとに役割が変わる:書類選考ではふるいとして機能し、面接以降は深掘りの材料となります。最終選考まで選考の根拠として使われ続けます。
企業はESの何を見ているのか?

企業はESを通じて、企業の求める人物像とのマッチ度、経験の再現性、志望度の高さ、文章の読みやすさと論理性の4点を確認しています。
採用担当者は、単なる経歴や実績だけを確認しているわけではありません。成田さんは「採用側は『この人は本当にうちに入りたいのか』『入社後に活躍できるか』をESを通して判断している」と話します。特に以下の4点が評価の核心です。
企業の求める人物像とのマッチ度:社風・価値観・求めるスキルと合致しているかが確認されます。
経験の再現性:学生時代のエピソードが「入社後も同じ力を発揮できるか」の根拠として読まれます。
志望度の高さ:内定を出したときに本当に入社してもらえるかどうかも、重要な判断材料です。
文章の読みやすさと論理性:わかりやすい文章が書けるかどうかは、社会人に求められる基礎的なコミュニケーション能力の証明でもあります。
この4つのポイントを意識してESを書くだけでも、採用担当者に伝わる文章に近づきます。
ESではどんな設問がよくあるのか?

ESの頻出設問は、志望動機・自己PR・ガクチカ・長所/短所・挫折経験・趣味/特技/ゼミ/研究テーマの6つです。それぞれ企業が確認したい観点が異なります。
設問の種類と「企業がなぜそれを聞くのか」をセットで理解しておくと、採用担当者に伝わるESが書きやすくなります。
志望動機:「なぜうちなのか」という納得感と志望度の高さが確認されます。
自己PR:「何ができる人か」「入社後にどう活躍できるか」という再現性が問われます。
ガクチカ(学生時代に力を入れたこと):「困難にどう向き合ったか」というプロセスと行動パターンが評価されます。
長所・短所:自己理解の深さと、強みと弱みの一貫性が確認されます。
挫折経験:困難への向き合い方・成長力・ストレス耐性が見られます。
それぞれの設問の具体的な書き方は、後半のセクションで型とともに解説します。
なぜAI時代でもこだわってESを書くべきなのか?

AI活用が当たり前になったからこそ、ESの「中身の具体性」と「自社との合致度」が以前より厳しく見られるようになっています。
「みんなAIで書くなら、どうせ横並びで差がつかない」という声を耳にしますが、実態は逆です。成田さんもキャリアアドバイザーとして多くのESを見てきた経験から、「AIで整った文章が増えた分、中身が薄いESはかえって目立つようになった」と指摘します。
AIで誰でも一定水準の文章が書ける今、企業は「文章のうまさ」ではなく「中身の具体性」「自社との合致度」で判断せざるを得ません。AIで書くこと自体は問題ではなく、叩き台や言い回しの整理に使いつつ、エピソードや動機は自分の言葉で固めるという使い分けが選考通過の鍵です。
また、ESは書類選考だけでなく面接・最終選考でも使われ続けるため、「通過さえすればいい」と流して書くと、深掘りされたときに答えに詰まる原因になります。ES=面接の台本という意識で書いた学生と、そうでない学生では大きな差がつきます。
選考を通過するエントリーシートを作るには、どう進めるのがよいのか?

選考を通過するESは、「①自己分析・業界/企業研究で素材を揃える→②定番設問を型に沿って書く→③提出前に添削・確認する」の3ステップで作ります。
いきなり書き始めると手が止まりやすく、設問ごとにバラバラな印象にもなりやすいため、準備から確認まで一貫した流れで進めることが通過率を高めるカギです。成田さんは「ES作成がうまくいかない学生の多くは、準備を飛ばしていきなり書き始めている。素材を揃えてから書くだけで、完成度は見違えるほど変わる」と話します。
悩まず最短で最高品質のESを作る方法は?
最短で最高品質のESに仕上げる方法は、就活のプロであるキャリアアドバイザーに相談することです。
一人で書き進めると「設問の意図がつかめない」「自分の経験のどこを切り取ればよいかわからない」と手が止まりやすく、結果として何度も書き直して時間を浪費しがちです。
キャリアアドバイザーへの面談では、自己分析の整理から自己PR・ガクチカの添削までを一気通貫でサポートしてもらえます。オンライン・対面どちらにも対応しているケースが多く、文章が完成していない段階から相談できる点も心強いポイントです。
ES作成に悩んでいる方は、まずエージェントへの無料相談から始めてみましょう。
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自力で高品質のESを作る方法は?

ESを自力で仕上げるには、「素材集め→型に沿って書く→添削・確認」の3ステップを順番に進めることが重要です。
それぞれのステップの詳細は、以降の章で解説します。
【STEP1】自己分析・業界/企業研究で「書く素材」を揃える:ガクチカ・自己PR・志望動機を書くための素材(自分の強みや価値観、業界・企業の特徴)を、書き始める前に揃えます。
【STEP2】基本情報・定番設問を「型」に沿って書く:志望動機・自己PR・ガクチカなどの定番設問を、採用担当者が知りたい情報を漏れなく伝えられる「型」に沿って書きます。
【STEP3】提出前に添削・セルフチェックする:書き上げたESを、内容・形式の両面から確認します。提出期限の前日までに最終確認を終えるのが理想です。
エントリーシートを書く前に、どのように自己分析・業界/企業研究をすると良いか?
自己分析では過去・現在・未来を整理し、業界/企業研究では業界の特徴や企業の求める人物像を把握したうえで、自分の強み・価値観との接点を見つけておくのが効果的です。
自己分析と業界/企業研究で「書く素材」を先に揃えておくと、志望動機・自己PR・ガクチカのいずれもスムーズに書き進められます。成田さんはキャリアアドバイザーとして多くの就活生と向き合う中で、「自己分析が不十分な学生のESは、エピソードはあってもバラバラで一貫性が感じられないことが多い」と指摘しています。
どのように自己分析を行うとES作成に役立つか?

自己分析は「過去・現在・未来」の3つの時間軸で進めると、ESのあらゆる設問に対応できる材料が揃います。
【STEP1】過去の経験を棚卸しする:部活・アルバイト・学業・ゼミなど、力を入れた経験を時期ごとに書き出します。成功体験だけでなく失敗・挫折も含めましょう(挫折経験の設問にそのまま活用できます)。各経験に「なぜそうしたのか」「何を学んだか」を添えることで、行動原理と価値観を言語化できます。
【STEP2】強み・価値観を言語化する:棚卸しした経験から「強み」「弱み」「大切にしている価値観」を抽出します。「コミュニケーション能力」のような抽象的な表現にとどまらず、「相手の意図を汲み取って話す力」のように具体化すると、面接で深掘りされても答えやすくなります。エピソードと結びつけられる強みを3〜5個に絞り込みましょう。
【STEP3】将来のビジョンと接続する:見つけた強みが志望業界・職種でどう活かせるかを考えます。「将来どのような社会人になりたいか」から逆算してファーストキャリアを考えると、志望動機に一貫性が生まれます。
この3ステップで整理した素材があれば、志望動機・自己PR・ガクチカ・長所短所・挫折経験のいずれにも対応できます。
どのように業界/企業研究を行うとES作成に役立つか?

業界/企業研究を自己分析と結びつけることで、「なぜこの企業でなければならないか」を説得力を持って語れるようになります。
企業はESを通じて「自社で活躍できる人材かどうか」を見極めるため、求める人物像や事業内容を把握しておかないと志望動機が薄くなりがちです。成田さんは人事時代を振り返り、「企業研究が浅い志望動機は、採用担当者にはすぐにわかる。どの企業にも当てはまる内容に見えてしまうんです」と話します。
【STEP1】他業界と比較しつつ業界研究をする:業界の特徴・課題・今後の動向を押さえ、「なぜこの業界か」に答えられるようにします。他業界と比較しながら「この業界でなければならない理由」を整理しましょう。
【STEP2】4P分析で企業研究をする:People(人・風土)、Profession(仕事・事業)、Philosophy(理念・目標)、Privilege(制度・待遇)の4つの観点で分析します。採用サイト・IR情報・OB訪問を活用して企業が求める人物像を確認し、自分の強みとの接点を探しましょう。
【STEP3】自己分析と業界/企業研究を接続する:自分の強み・価値観と業界/企業の特徴を結びつけ、「なぜこの業界/企業か」に答えられるようにします。「Will(やりたいこと)・Can(できること)・Must(譲れない条件)」で整理すると、志望軸がブレにくくなります。ここで見つけた接続ポイントは、志望動機の「業界/企業を選んだ理由」パートにそのまま活用できます。
悩まず最短でES作成前の準備を終わらせる方法は?

自己分析と業界/企業研究を効率よく終わらせるには、AIツールの活用とキャリアアドバイザーへの相談が有効です。
主に2つの方法があります。
①AIツールを活用する:自分の経験や考えを入力するだけで、強みの言語化・業界比較・企業研究の要点整理を素早く進められます。「何から始めればいいかわからない」という段階でも、AIに問いかけながら自己分析を進めることができます。準備に時間をかけすぎず、早い段階でES作成に入れるのがメリットです。
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②キャリアアドバイザーとの無料面談を活用する:自己分析や業界研究のやり方自体に迷っている場合は、経験豊富なエージェントへの相談が最も確実です。「自分の強みが言語化できていない」「どの業界を選べばよいかわからない」という状態から、プロが一緒に整理してくれます。準備段階からサポートを受けることで、ES作成に入ったときに手が止まりにくくなります。
▼自己分析やES準備の進め方をプロに相談しましょう。
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エントリーシートの基本情報や定番設問は、具体的にどう書けばよいのか?

基本情報は正確かつ丁寧に記入し、志望動機・自己PR・ガクチカなどの定番設問は、企業が何を確認したいかを踏まえて型に沿って具体的に書きましょう。
成田さんは人事として数多くのESを読んできた経験から、「伝えたいことがあっても、書き方ひとつで評価は大きく変わる。基本を押さえるだけで通過率が上がる学生は多い」と話します。型と意図を理解してから書くことが合否を分けます。
基本情報(氏名・連絡先・学歴など)の書き方
基本情報欄は事務欄ではなく、記入品質を見る最初の評価ポイントです。正確で丁寧な記入を心がけましょう。
項目 | 内容 |
|---|---|
氏名・連絡先・住所 | 日付欄は提出日(送付日/持参日)を記入。ふりがな欄は表記がひらがななら「ふりがな」、カタカナなら「フリガナ」に揃える。住所は都道府県からマンション名/部屋番号まで省略せず記入。連絡先は日中つながる携帯番号と就活専用のPCメールを使う |
学歴欄 | 中学卒業または高校入学から、学校名/入学/卒業見込みを時系列で記入。1行目の中央に「学歴」と書き、2行目から年月の古い順に並べる。大学は「卒業見込み」、大学院は「修了見込み」と書く |
職歴欄 | 正社員経験がなければ「なし」と明記する。アルバイト経験は職歴欄ではなく、ガクチカや自己PRで触れる |
記入例 | 2022年4月 ○○高等学校 卒業。 |
ポイント | ・「ふりがな」表記ならひらがな、「フリガナ」表記ならカタカナで書く |
注意点 | ・西暦と和暦をES内で混在させる |
証明写真のポイント

証明写真は第一印象を左右する要素です。「清潔感・明るさ・TPO」を意識し、減点されない一枚を用意しましょう。
項目 | 内容 |
|---|---|
用意する写真 | サイズは縦40mm×横30mmが一般的。3ヶ月以内に撮影したものを使う。複数社で使い回せるようデータでも受け取っておく |
撮影場所/方法 | 写真館(品質重視)かデータ受け取り機能付きの証明写真機(手軽さ重視)を使う。スマホ撮影は最終手段 |
身だしなみ | リクルートスーツ、清潔感のある髪型、自然なメイクを意識する |
表情/姿勢 | 口角を軽く上げ、背筋を伸ばして自然な印象にする |
写真の加工 | 肌荒れなど一時的な状態の補正は可。本人と判別できる自然さを保つ |
提出方法別の注意 | 紙提出は裏面に大学名/氏名を書いて貼る。Web提出はファイル形式/サイズの指定を確認する |
ポイント | ・写真館またはデータ受け取り機能付き証明写真機を使い、一度撮ったら複数社で使い回せるようデータでも受け取る |
注意点 | ・自撮り写真や私服写真を使う |
志望動機の書き方

志望動機は「なぜこの企業か」を、自分の原体験/価値観と企業の特徴を結びつけて伝える設問です。
項目 | 内容 |
|---|---|
企業が見ていること | 自社への志望度、企業理解の深さ、入社後にやりたいことの一貫性 |
書き方の型 | ①結論→②将来像→③原体験→④業界を選んだ理由→⑤企業を選んだ理由→⑥結論の強調 |
例文 | 「日常の不便を仕組みで解消する仕事がしたい」という思いから、貴社を志望します。アルバイト先のドラッグストアでレジ周りの動線を改善し、ピーク時の待ち時間を約3割短縮した経験から、現場の小さな課題を仕組みで解く面白さを知りました。貴社は売場のオペレーション改善を全社で標準化している点が同業他社と異なり、現場発の改善を全国規模で広げる仕事に挑戦できると感じています。入社後は店舗運営の経験を積んだうえで、本部から改善の仕組みを提供できる人材になりたいと考えています。 |
ポイント | ・自分の原体験→業界を選んだ理由→この企業でなければならない理由の順でつなげる |
注意点 | ・企業理念への共感だけで終わる |
自己PRの書き方

自己PRは「自分の強みが仕事のどの場面でどう活かせるか」を、具体的なエピソードとともにアピールする設問です。
ガクチカが経験やプロセスを語る設問なのに対し、自己PRは経験から導き出された強みを直接打ち出します。
項目 | 内容 |
|---|---|
企業が見ていること | 強みの再現性、仕事への活かし方、成果につながる行動特性 |
書き方の型 | ①結論→②背景→③課題→④行動→⑤実績→⑥仕事への活用 |
例文 | 私の強みは「相手の本音を引き出す傾聴力」です。所属する塾講師のアルバイトでは、成績が伸び悩む中学生を担当しました。質問してこない生徒ほど理解度が低いと気づき、解いた問題を生徒自身に説明させる時間を毎回5分設けたところ、つまずきの原因を本人と共有でき、担当した5名の定期テスト平均が約20点向上しました。貴社の法人営業でも、顧客が言葉にしない課題を引き出し、提案精度を高める仕事に活かせると考えています。 |
ポイント | ・強みは1つに絞り、その強みを得た背景を入れる |
注意点 | ・「コミュニケーション能力」だけで終わる |
ガクチカの書き方

ガクチカは「学生時代に力を入れたこと」を通じて、目標設定・困難への向き合い方・プロセスから人柄や仕事への姿勢を見る設問です。
項目 | 内容 |
|---|---|
企業が見ていること | 行動のプロセス、困難への向き合い方、入社後の再現性 |
書き方の型 | ①結論→②動機/目標→③課題/困難→④行動/工夫→⑤結果/成果→⑥学び/仕事への活用 |
例文 | 所属するテニスサークルで、新歓イベントの企画責任者として入会数の倍増に取り組みました。前年の入会者が10名と低迷しており、原因を分析したところ、体験会の告知がSNS1媒体に偏っていたことに気づきました。そこで他大学との合同体験会を企画し、告知も学内ポスター/SNS3媒体/友人紹介の3経路に拡大しました。結果として入会者は22名となり、過去5年で最多を記録しました。この経験から、課題を分解して打ち手を増やす重要性を学び、貴社の営業職でも同じ姿勢で顧客拡大に貢献したいと考えています。 |
ポイント | ・エピソードは「①チーム経験か②半年以上継続したか③見せたい人物像に合うか」の3軸で選ぶ |
注意点 | ・成果の大きさだけを強調する |
長所・短所の書き方

長所/短所では、自己理解の深さと、入社後にどう活きるか/リスクにならないかが見られます。「長所と短所は表裏一体」の視点で整合させましょう。
項目 | 長所 | 短所 |
|---|---|---|
企業が見ていること | 強みを仕事でどう活かせるか | 弱みを自覚し改善できているか |
書き方の型 | ①結論→②背景→③課題→④行動→⑤実績→⑥仕事への活用 | ①弱み→②背景→③エピソード→④改善行動→⑤現在の状態と教訓 |
例文 | 私の長所は「最後までやり切る粘り強さ」です。所属するゼミの研究発表で、最初に集めたデータでは結論を出すには不十分だと気づき、追加アンケートを200件取り直しました。期日まで2週間と短かったため、設問を厳選し、SNSで知人経由に依頼を広げて回収しました。結果として担当教員から「結論の説得力が大きく上がった」と評価されました。貴社でも、目標達成まで諦めず手段を組み直す姿勢で成果に貢献したいと考えています。 | 私の短所は「最上を目指しすぎてしまうこと」です。アルバイト先のカフェで新メニューの装飾を担当した際、細部にこだわりすぎて閉店作業に遅れが出てしまいました。以来、作業前に優先順位を見極め、時間配分を決めてから取りかかるようにしています。現在は、品質と納期のバランスを意識し、複数のタスクを並行して進められるようになりました。長所である「粘り強さ」と表裏一体の特性として、適切なコントロールを身につけています。 |
ポイント | ・長所は自己PRと重ねすぎず、別角度の強みとして見せる | 同左 |
注意点 | ・「短所はありません」と書く |
挫折経験の書き方

挫折経験は「困難への向き合い方と成長力」を見る設問です。挫折の大きさではなく、どう乗り越え何を学んだかが評価されます。
項目 | 内容 |
|---|---|
企業が見ていること | 困難への向き合い方、ストレス耐性、学習力 |
書き方の型 | ①結論→②当時の目標/状況→③課題/挫折→④行動→⑤結果と学び→⑥仕事への活かし方 |
例文 | 所属する軟式野球サークルで主将を務めた際、リーグ戦で初の最下位となったことが挫折経験です。例年中位を維持していたチームが大幅に負け越し、主将として責任を感じました。原因を分析したところ、練習参加率が前年比で約4割低下していたことが分かりました。そこで参加者と個別面談を行い、就活や授業との両立が壁になっていると判明したため、平日夜の練習を週2回から週1回に減らし、休日に集中させる体制に変更しました。結果として参加率は元の水準まで回復し、翌シーズンはリーグ3位まで順位を戻すことができました。この経験から、現状を数字で把握し、メンバーの声を聞いて打ち手を調整する重要性を学び、貴社でもチームの状況を踏まえた行動で貢献したいと考えています。 |
ポイント | ・単なる失敗談ではなく「何を学んだか」まで書く |
注意点 | ・挫折の深刻さだけを強調する |
ESで選考通過率を高めるポイントは?

通過率を高めるには、企業が求める人物像に合う内容を、結論ファーストで書き、具体的なエピソードで裏づけ、ES全体の人物像を一貫させ、面接で深掘りされても答えられる内容に整えることが重要です。
採用担当者は1日に大量のESを読みます。成田さんは人事時代の経験から、「人事は1日に何百枚ものESを読む。最初の一文で目が止まらなければ、読み飛ばされるリスクがある」と指摘します。以下のコツを押さえておきましょう。
企業が求める人物像に合う内容を書く:求める人物像・社風・価値観を事前に調べ、それに合ったエピソードや強みを前面に出します。
結論ファーストで書く:最初に結論→理由→具体例→締めの順で構成します。
具体的なエピソードで裏付ける:抽象的な表現だけで終わらせず、数字や固有名詞で説得力を持たせます。
ES全体で一貫した人物像・価値観を示す:各設問をバラバラに書かず、全体で「自分はこういう人間だ」というメッセージを揃えましょう。
面接で深掘りされても自分の言葉で答えられる内容にする:ESに書いた内容を面接で聞かれたときに、自信を持って語れるかどうかが基準です。
「この文章だけで自分がどんな人間か30秒で説明できるか」をセルフチェックする:読み手の視点で確認する習慣が通過率向上につながります。
軸となるエピソードを持つ:企業ごとにゼロから書くのではなく、接続部分だけ変えることで効率と品質を両立できます。
全落ちしないために絶対に押さえるべき注意点は?

全落ちを防ぐには、企業との接点がない志望動機、抽象的なエピソード、設問間の矛盾、文字数不足、形式不備、使い回しによる誤記の6点に注意しましょう。
成田さんもキャリアアドバイザーとして就活生を支援する中で、「全落ちする学生のESには共通するパターンがある」と話しています。以下の注意点を一つひとつ確認してみましょう。
企業との接点がない志望動機:どの企業にも当てはまる内容は、志望度の低さとして伝わります。
抽象的なエピソード:「頑張りました」「多くの人に」などで止まっていると、読み手は具体的なイメージを持てません。
設問間の矛盾した人物像:長所と自己PRの内容が食い違っていると、信頼性が下がります。
文字数不足:指定の8〜9割以上を使っていないと、熱意不足に見えます。
写真・ファイル形式・提出方法の不備:内容以前のミスで評価を落とすのはもったいない失点です。
使い回しによる誤記:志望動機を複数の企業に流用する場合、企業名や事業内容の更新漏れは起こりやすいミスです。
特に「使い回し」による誤記は要注意です。提出前には必ず確認するようにしましょう。
上手くESが書けない・時間がないときは?

ESがうまく書けない・時間がないときは、AIで叩き台を作るか、エージェントに相談するのが有効です。
そのような状況は多くの就活生が経験することです。以下の2つの方法を活用してみましょう。
①AIを活用して叩き台を作る:「どう書いたらいいかわからない」「文章がまとまらない」という段階でも、AIを活用してESの叩き台を作ることで、構成や表現のヒントが得られます。ただし、AIが生成した文章をそのまま提出するのは危険です。面接で深掘りされたときに自分の言葉で答えられなくなるため、あくまで「構成の骨格を作る補助ツール」として使い、必ず自分の経験や言葉で磨き上げてから提出しましょう。
▼内定くんAIでESの叩き台を3分で作ってみましょう。
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②キャリアアドバイザーに相談する:「これで大丈夫か不安」「設問の意図がつかめない」という場合は、就活のプロに相談するのが最も確実な方法です。キャリアアドバイザーとの無料面談を活用すると、ESの書き方についてプロに相談できます。文章が途中の段階でも問題なく相談できますので、気軽に活用してみてください。
▼ESの書き方に悩んだら、プロに相談しましょう。
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エントリーシート提出前には何を確認すべきか?

提出前には、内容面(設問への回答の適切さ・設問間の矛盾の有無)と形式面(誤字脱字・文字数・ファイル形式)の両方を確認する必要があります。
ESは内容がよくても、誤字脱字や提出形式のミスで評価を落とすことがあります。成田さんは人事時代を振り返り、「最後の確認を怠る学生ほど、内容以前のミスで損をしている」と話します。
提出前チェックリスト
ESを書き終えたら、以下の内容面・形式面のチェックリストで見直しましょう。締切直前ではなく、前日までに最終確認を済ませておくのが理想です。
誤字脱字・表記揺れはないか(声に出して読む+第三者チェックが有効)。
文字数は指定の8割以上を埋めているか。
余白が多すぎないか。
ファイル形式・提出方法は指定通りか(Web/PDF/手書きなど)。
写真のサイズ・貼り方は正しいか。
印鑑が必要な場合、押印しているか。
日付は作成日ではなく提出日/投函日になっているか。
自己PR・ガクチカ・志望動機で人物像に矛盾がないか。
手書きの場合、消せるボールペンを使っていないか。
話し言葉・略語・記号を使っていないか(「バイト」「僕」「!」など)。
なぜES提出前に添削が必要なのか?

自分では気づけない論理の飛躍や表現の癖を発見するために、第三者による添削は欠かせません。
ESは書いた本人ほど内容を理解しているため、「読み手に伝わるか」を客観的に判断しにくいものです。成田さんもキャリアアドバイザーとして就活生のESを見る中で、「本人は完璧だと思っていても、第三者が読むと論理の飛躍や伝わりにくい表現が見つかることがほとんど」と話しています。添削を受けることで、以下のような改善点が見つかります。
伝わりにくい表現に気づく:抽象的すぎる表現や、読み手がイメージしにくい言葉を具体化できます。
論理の飛躍に気づく:「なぜその行動をしたのか」「なぜその企業なのか」が抜けている箇所を補えます。
企業との接点の弱さに気づく:どの企業にも当てはまる志望動機を、応募先企業に合わせて修正できます。
面接で深掘りされそうな箇所に気づく:ESに書いた内容について、面接でどのように聞かれるかを想定できます。
誰に添削してもらうと良いか?
添削は、残り時間に応じてAI添削とキャリアアドバイザーへの相談を使い分けるのがおすすめです。
時間がない場合はAIで誤字脱字・構成のチェックを行い、時間に余裕がある場合はキャリアアドバイザーに相談して内容面まで見てもらいましょう。
なお、家族や友人に頼むことも思いつくかもしれませんが、実はあまりおすすめできません。志望業界や職種が異なれば「その企業でウケるかどうか」の判断が難しく、アピールすべきポイントがずれたアドバイスをもらう可能性があるためです。せっかく添削を受けても的外れな修正をしてしまうリスクがあるため、就活の実情を知るプロに見てもらうほうが確実です。
状況 | おすすめの添削相手 | 理由 |
|---|---|---|
今日が締め切り | 数分でフィードバックが得られ、誤字脱字や表現の粗を短時間で確認できる | |
30分以上ある | 自己PR・ガクチカ・志望動機の内容、企業との接点、面接での深掘りまで含めて見てもらえる |
まとめ
エントリーシート(ES)は、就活において人柄・志望度・思考の深さを企業に伝えるための重要書類です。履歴書とは役割が異なり、書類選考だけでなく面接・最終選考まで使われ続けます。
選考を通過するESを作るには、まず自己分析と業界/企業研究で素材を揃え、志望動機・自己PR・ガクチカなどの定番設問を型に沿って書き、提出前に第三者の添削を受けることが大切です。
特に、AIで整った文章が作りやすくなった今は、「自分ならではの経験」と「企業との接点」がより重要になっています。表面的にきれいな文章ではなく、面接で深掘りされても自分の言葉で語れるESを作りましょう。
ただし、自己分析・型に沿った執筆・第三者添削までを一人で完結させるのは簡単ではありません。「自分の経験のどこを切り取ればよいかわからない」「面接で深掘りされても答えられるESかどうか不安」という悩みは、就活のプロに相談することで一気に整理できます。
内定くんエージェントなら、元日系大手人事や延べ3,000名以上の学生を支援してきたキャリアアドバイザーが、自己分析の壁打ちから定番設問の添削、面接を見据えた表現の磨き込みまで一貫してサポートします。
▼ES作成に不安がある方は、プロに相談しましょう。
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よくある質問
成田さんがキャリアアドバイザーをしている際によく聞かれる質問や、学生へのインタビューで出てきた疑問への回答をご紹介します。
ESは常体(だ・である調)と敬体(です・ます調)のどちらで書けばよいか?
指定がない場合は敬体(です・ます調)が一般的です。最も注意すべきは同じES内で文体を「混在させない」ことです。
企業から指定がある場合はそれに従いましょう。新卒採用の場では敬体を使うほうが丁寧な印象を与えられます。同じES内で常体と敬体が混ざると文章が不安定に見えるため、書き始める前に文体を決め、全体を通して統一しましょう。文体の選び方に迷ったり、書き上げた文章に文体の混在がないか不安な場合は、就活のプロに添削を依頼すれば客観的に確認してもらえます。
エントリーシートはどこで入手できるのか?
ESの入手方法は「企業の採用サイト/就職情報サイトからのダウンロード」と「就職情報サイトの共通フォーマット」の主に2つです。
企業の採用サイト/就職情報サイトからのダウンロード
就職情報サイトの共通フォーマット
企業によって独自フォームのみの場合と、共通フォームでも応募可能な場合があるため、募集要項を必ず確認しましょう。選考へのエントリーを完了することでフォームが開放される場合もあるため、早めにエントリーしておくと安心です。志望企業のES入手方法やエントリー時期が分からない場合は、内定くんエージェントに相談すれば志望業界・企業に合わせた進め方を整理してもらえます。
ESは手書きとPC作成のどちらで作ればよいか?
企業からの指定が最優先です。指定がない場合は、修正のしやすさ・読みやすさの観点からPC作成をおすすめします。
手書きを指定された場合は、丁寧な字で心を込めて書きましょう。近年はオンライン提出が主流のため、複数の提出方法が選べる場合でも、郵送の遅延リスクを避けられるオンライン提出・PC作成を選ぶほうが無難です。提出方法の選び方や、手書き指定の場合の書き方の判断に迷う場合は、エージェントに相談すれば企業ごとの傾向も踏まえてアドバイスしてもらえます。
自由形式(フリースペース)のESは、どのように構成すればよいか?
まず「この設問で企業は何を知りたいのか」を自分なりに解釈することから始め、構成は「結論ファースト」を基本にしましょう。
設問の意図を外してしまうと、内容がしっかりしていても評価につながりません。冒頭の1文で「何をアピールしたいか」を明示してから、根拠となるエピソードと学びをつなげると、読み手がすぐ全体像を把握できます。枠が広いほど詰め込みたくなりますが、1つの軸に絞って深く書くほうが伝わりやすくなります。
自由形式は設計の自由度が高い分、設問の意図解釈や軸の絞り込みで迷いやすいテーマです。小さな迷いも含め、「自分の場合はどう書けばよいか」をプロと一緒に整理すると、ESの完成度が大きく上がります。
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