【エピソード・文字数別】受かるガクチカ例文24選!落ちるガクチカとの違いを元日系大手人事が解説

「ガクチカの例文を読んでも、自分に当てはめられない」
「頑張った経験はあるのに、うまく言語化できない」
このように悩んでいる就活生は少なくありません。
ガクチカで見られているのは、すごい実績があるかどうかではなく、課題に対してどのように考え、行動し、そこから何を学んだかです。だからこそ、例文はそのまま使うものではなく、「なぜ評価されるのか」を理解したうえで、自分の経験に置き換えることが重要です。
受かるガクチカと落ちるガクチカの違いや、例文の活用法を押さえることで、伝わる書き方が見えてきます。
今回は、元日系大手人事で、キャリアアドバイザーとして延べ3,000名以上の学生を支援してきた成田さんの知見をもとに、エピソード別・文字数別・アピールポイント別の例文24選を交えながら、評価されるガクチカの作り方を解説します。
ガクチカとは?
ガクチカとは「学生時代に力を入れたこと」の略称で、企業はその経験を通じて、あなたの取り組み方や価値観、自社とのマッチ度を見ています。
新卒採用はポテンシャル採用であるため、企業は「現時点の能力」だけでなく「入社後の成長可能性」を重視しているからです。「ガクチカ」はエントリーシート(ES)や面接で頻繁に問われる定番の質問の一つです。
企業は、成果の大小そのものよりも、その成果に至るまでの「プロセス」を重視しています。学生がどのような目的意識を持って主体的に行動したのか。困難に直面した際にどう考え、どのように乗り越えたのか。こうした具体的なプロセスを知ることで、入社後も同様に活躍できる可能性(ポテンシャル)を判断しようとしているのです。
ガクチカの目的がわかったところで、次のセクションでは具体的な書き方を見ていきましょう。
受かるガクチカはどのように書けばいいのか?
受かるガクチカを書くには、例文を表面的にまねるのではなく、構成要素と評価ポイントを理解したうえで自分の経験に当てはめることが重要です。
就活生からよく聞かれる声として、「たくさんの例文を見たけれど、自分の経験をどう当てはめれば良いか分からない」というものがあります。成田さん曰く、「それは例文の『構成要素』と『評価ポイント』を理解していないからです」とのことです。
ここでは、「受かるガクチカ」の構成を学び、例文を効果的に参考にするための基盤を作りましょう。
受かるガクチカはどのような構成で書けばいいのか?

受かるガクチカは、「結論→動機・目標→課題・困難→行動・工夫→結果・成果→学び・仕事への活用」の6要素で構成すると、内容が論理的に伝わります。
この流れに沿って書くことで、読み手が「なるほど、だからこの結論に至ったのか」と納得しやすくなるからです。受かるガクチカは多くの場合、以下の6つの要素で構成されています。
結論:まず「学生時代に最も力を入れたことは何か」を端的に述べます。
動機・目標:「なぜそれに取り組もうと思ったのか」という動機や、「どのような目標を掲げたのか」を具体的に示します。
課題・困難:目標達成の障害となった「どのような課題や困難があったか」を描写します。
行動・工夫:ガクチカの核となる部分です。課題を乗り越えるために「自分がどう考え、どう行動したのか」を具体的に伝えます。
結果・成果:行動の結果、「状況がどう変わり、どんな成果が出たのか」を客観的に示します(可能であれば数字などで示します)。
学び・仕事への活用:その経験全体を通じて「何を学び、身につけたのか」、そしてそれを「入社後にどう活かせるか」を述べ、締めくくります。
受かるガクチカを書くポイントは?

受かるガクチカを書くには、結論を最初に書くこと、数字で成果を示すこと、企業が求める人物像に合わせること、そしてなぜ取り組んだのかという動機、どれだけ高い目標に挑んだか、取り組み前後で何が変わったかまで具体的に伝えることが重要です。
元人事の成田さんは、「採用担当者は1日に何百枚ものESを読むため、一読して内容がすっと入ってくるかどうかが重要だ」と語ります。受かるガクチカを書くためには、以下のポイントを意識しましょう。
基本のポイント
求める人物像にマッチさせる:ただ経験を語るのではなく、企業が求める人物像に合わせてアピールする要素を選びます。例えば、リーダーシップを重視する企業ならチームでの役割に焦点を当てるなど、企業の価値観と自身の経験の親和性を示します。
結論ファーストで書く:冒頭で「学生時代に最も力を入れたことは◯◯です」と端的に示し、その後に具体的なエピソードを続けます。これにより、読み手の理解を助け、印象に残りやすくなります。
定量的に書く:成果やプロセスを具体的に伝えるため、数字や固有名詞を用います。「売上〇%増」「参加者〇人」など定量的な情報を含めることで、説得力と実行力が伝わります。
専門用語を避ける:研究内容などを書く場合でも、その分野に詳しくない採用担当者にも理解できるよう、平易な言葉で説明します。
応用のポイント
活動の背景・動機に熱意を込める:「なぜそれをやったのか」という動機を具体的に描くことで、行動の背景にある価値観やその人らしさが伝わり、記憶に残るストーリーになります。
自分にとって高い目標への挑戦を示す:成果の大小よりも、「自分にとってどれだけ高い理想を掲げ、真剣に挑んだか」が重要です。取り組み前と目標値のギャップを示すことで、挑戦度の高さが伝わります。
取り組み前後の変化を明確にする:成果そのものよりも、「取り組みによって何が変わったか(ビフォー・アフター)」を具体的に描くことで、再現性のある実行力として評価されます。
これらのポイントを意識するだけで、採用担当者に伝わる文章の質が変わります。次に、受かるガクチカと落ちるガクチカを実際の例で比較してみましょう。
受かるガクチカと落ちるガクチカは何が違うのか?

受かるガクチカと落ちるガクチカの違いは、主体性や課題設定、行動の具体性、企業との接続まで描けているかどうかにあります。
成田さんが人事時代に見てきたESでも、「落ちるESの大半は、企業が求める人物像とズレているか、行動の具体性が足りないかのどちらかだった」そうです。ガクチカの評価は、以下のポイントで明確に分かれます。
項目 | 受かるガクチカの特徴 | 落ちるガクチカの特徴 |
|---|---|---|
主体性 | 困難な状況でも、人任せにせず自ら考えて行動したプロセスが描かれている。 | 「指示されたからやった」「参加しただけ」など、主体性が見えない。 |
課題と行動 | どのような困難に対し、どのような工夫(行動)で乗り越えたかが明確である。 | 行動や成果だけが書かれており、その背景にある動機や本人の思考が伝わらない。 |
成果の示し方 | エピソードで発揮された強みが、その企業で活かせる能力と結びついている。 | 具体的な成果や、取り組みによる変化(Before/After)が不明瞭で、努力の価値が伝わりにくい。 |
違いを理解したところで、次のセクションからは具体的な例文をエピソード別に見ていきましょう。
【エピソード別・例文】受かるガクチカでは、具体的にどのように経験を表現しているのか?
受かるガクチカは、同じ経験でも「なぜ評価されるのか」が伝わるように、課題・行動・成果・学びを具体的に表現しています。
ここではアルバイト、サークル、学業など、定番のエピソード別に「受かる例文」と「落ちる例文」を多数紹介します。それぞれの例文が「なぜ評価されるのか・されないのか」を具体的に解説しますので、あなたの経験に合った例文をお探しください。
アルバイト

アルバイトのガクチカでは、「何をしたか」よりも「どんな課題を見つけ、どう行動したか」が評価の核になります。以下の例文で、表現の違いを確認してください。
落ちる例文1:水泳指導
学生時代は水泳指導のアルバイトに力を入れました。担当した子供たちの中には水が怖い子もおり、なかなか上達しないことが課題でした。私は、子供たちが水泳を嫌いにならないよう、まずは水に慣れることを重視しました。個別に声をかけ、水遊びなどを取り入れながら指導することで、徐々に子供たちも水への恐怖心がなくなり、最終的には全員が泳げるようになりました。この経験から、相手の立場に立って考えることの重要性を学びました。
受かる例文1:水泳指導
学生時代、水泳指導のアルバイトで子供たちの「水への恐怖心」の克服に力を入れました。当初、私のクラスの生徒5名は水に顔をつけることすらできず、指導マニュアル通りの進め方では上達が見込めませんでした。課題は「水=怖い」という先入観だと特定し、個々の性格に合わせた指導法に変更。例えば、慎重な子には水遊びを通じて徐々に慣れさせ、負けず嫌いな子には小さな目標(顔つけ3秒など)を設定し、達成感を重視しました。結果、3ヶ月後には全員が5メートル泳げるようになり、保護者からも感謝の言葉をいただきました。この経験から、相手の特性を見抜き、個別に最適なアプローチを考える課題解決力を学びました。
落ちる例文2:店舗運営改善
私は飲食店のアルバイトで、店舗運営の改善に取り組みました。私の店舗では外国人のお客様が多く来店されましたが、対応できるスタッフが少なく、注文ミスやクレームが発生していました。そこで私は、英語の接客マニュアルを作成し、スタッフに共有しました。また、簡単な指差しメニューも導入しました。その結果、外国人のお客様への対応がスムーズになり、クレームも減りました。この経験から、課題を見つけて解決する力を学びました。
受かる例文2:店舗運営改善
飲食店アルバイトで、外国人客対応の課題解決に注力しました。外国人客の比率が3割を超える中、語学対応可能なスタッフが不足し、注文ミスが多発していました。課題は「スタッフの語学力不足」と「メニューの分かりにくさ」の2点にあると考えました。そこで、まず翻訳アプリを活用した「5フレーズ接客シート」を作成し、全スタッフが最低限の案内をできるように周知しました。さらに、写真と番号を併記した指差し注文メニューを店長に提案し導入しました。結果、導入後1ヶ月で注文ミスを80%削減し、外国人客のリピート率も向上しました。この経験から、現状を分析し、現実的な解決策を実行して周囲を巻き込むことの重要性を学びました。
ポイント
行動の"具体性"を高める:落ちる例文は「頑張った」「工夫した」など抽象的表現が多い傾向があります。受かる例文では、「誰に」「何を」「どうした」を具体的に描き、行動のイメージを明確にします。
構成の流れを意識する:多くの落ちる例文は「やったこと」だけで終わっています。受かる例文は、課題を特定し→原因を分析し→具体策を実行し→成果を出すという一連のストーリーで論理的に展開しています。
成果よりも"成長と学び"で締める:「クレームが減った」「全員泳げた」だけでは自己PRになりません。受かる例文では、そこからどんな力を得たのか(分析力・調整力・実行力など)を言語化し、企業での活かし方につなげています。
サークル・部活動

サークル・部活動のガクチカでは、「活動内容の説明」で終わらず、自分が起こした変化と課題解決のプロセスを中心に据えることが重要です。
落ちる例文1:国際交流サークル
国際交流サークルの幹部として、メンバー間の交流活性化に努めました。当サークルは国籍が多様なため、言語の壁があり、イベント参加率が低いことが問題でした。そこで私は、企画内容を改善し、誰でも楽しめるような交流会を増やしました。その結果、以前よりはサークルの雰囲気が良くなり、イベントにも人が集まるようになりました。この経験から、多様な人々の意見を聞くことの大切さを学びました。
受かる例文1:国際交流サークル
国際交流サークルの幹部として、「留学生と日本人学生の交流分断」という課題解決に尽力しました。当サークルは多様な国籍の学生が在籍していましたが、言語の壁から特定のグループで固まりがちで、イベント参加率も低迷。課題の原因は「互いの文化を知る機会の不足」と考え、2つの施策を実行しました。まず、全メンバーへのアンケートでニーズが「言語学習」と「文化体験」であると特定。次にそのニーズに基づき、従来の飲み会中心の企画を廃止し、「多言語交流カフェ」と「出身国の文化紹介イベント」を企画・運営しました。結果、イベント参加率は前年比で30%向上し、多様な学生が交流する活気ある場を作れました。この経験から、課題の本質を特定し、ニーズに基づいた場作りを行うことの重要性を学びました。
落ちる例文2:OB会幹事
私は所属していた部活動のOB会幹事を務めました。主な役割は、OB会総会の企画・運営です。毎年参加者が減少しており、現役学生との交流も少ないことが課題でした。私は幹事として、OBの方々への連絡を密にし、参加を呼びかけました。その結果、当日は無事に総会を終えることができ、OBの方々からも感謝されました。この経験から、計画性と実行力を学びました。
受かる例文2:OB会幹事
部活動のOB会幹事として、総会の参加率向上と現役学生との交流活性化に取り組みました。OB会の参加者は年々減少し、現役学生との関係も希薄化している点が課題でした。私はこの伝統ある会の「縦の繋がり」を再構築したいと考え、2つの施策を実行。まず、従来の往復ハガキでの連絡に加え、SNS(LINE)での連絡網を世代別に構築し、出欠管理を効率化。次に現役学生の活動報告やOBによるキャリア相談ブースを企画し、総会の魅力を向上させました。結果、OBの参加者数は過去5年で最多の80名(前年比150%)を達成。この経験から、前例にとらわれず課題を分析し、相手のニーズを捉えた企画を実行する力を養いました。
ポイント
「活動内容」ではなく「課題」と「工夫」を描く:落ちる例文は「何をしたか」で終わりがちです。受かる例文は、「なぜその活動を改善しようと思ったのか」「課題をどう捉えたのか」を中心に据えています。行動の背景(目的意識)を明確にしましょう。
"企画・工夫のプロセス"を具体的に示す:「頑張った」「改善した」では弱いです。受かる例文は、アンケート・SNS導入・イベント形式変更など、行動の具体性と再現性があります。数字や施策名で説得力を高めます。
結果は"変化"と"学び"の両面で締める:成果を数字で示すだけでなく、「雰囲気が変わった」「関係性が深まった」など、人や組織の変化も描きます。さらにそこから得た学びや成長まで言及すると完成度が上がります。
学業・ゼミ・研究

学業・ゼミ・研究のガクチカでは、「何を学んだか」よりも「どう取り組んだか」という姿勢が評価されます。探究心と主体性をどれだけ具体的に描けるかが鍵です。
落ちる例文1:学業と課外活動
私が学生時代に力を入れたことは、学業とゼミ活動の両立です。特に簿記2級の取得に力を入れました。毎日コツコツと勉強を続け、試験に合格できました。また、経済学のゼミにも所属し、プレゼンテーション大会に向けて準備を頑張りました。参考文献を多く読み、仲間と協力して資料を作成しました。結果として、大会では良い評価を得られました。これらの経験から、継続的に努力することとチームワークの重要性を学びました。
受かる例文1:学業と課外活動
私は簿記2級の取得とゼミのプレゼン大会に注力しました。当初、両立は困難でしたが、「会計知識と論理的思考力を身につける」という目標のため、学習計画を徹底。簿記は毎日1時間の通学時間を暗記に充て、週末に演習問題を解くことを習慣化し、3ヶ月で合格しました。ゼミでは「地域経済の活性化」をテーマに発表。私はリーダーとして、メンバーの意見が対立した際、双方の共通点を見出し「観光客誘致と地元産品PRの両立」という新たな提案にまとめ上げました。結果、大会では最優秀賞を受賞。この経験から、目標達成に向けた計画実行力と、対立意見を調整する力を学びました。
落ちる例文2:ゼミ・研究
私は国際法のゼミで、発表準備に力を入れました。ゼミの仲間とチームを組み、割り当てられたテーマについて調べました。私たちは発表を成功させることを目標に、分担して文献を読み、レジュメを作成しました。時には意見が合わないこともありましたが、話し合いを通じて解決しました。発表当日は、練習の成果もあり、スムーズに発表を終えることができました。この経験から協調性を学びました。
受かる例文2:ゼミ・研究
国際法ゼミでの共同研究発表に注力しました。私達のチームは「国際紛争における法の役割」という難解なテーマを担当。当初、メンバー間でテーマの解釈が異なり、議論が停滞しました。課題は「論点の曖昧さ」にあると考え、私はまず過去の判例分析を徹底することを提案。各自が分析した判例を持ち寄り、議論を重ねることで「武力行使の法的根拠」という具体的な論点に絞り込みました。私は議論の進行役として、対立意見が出た際も必ず共通の目的に立ち返るよう促しました。結果、論理の一貫した発表が高く評価され、教授から「最も深い分析だった」との講評を得ました。この経験から、困難な課題でも本質を見極め、チームの合意形成を主導する力を得ました。
ポイント
「学んだ内容」より"取り組み姿勢"を描く:落ちる例文は「何を学んだか」中心になりがちです。受かる例文では、「なぜそのテーマに取り組んだのか」「どう工夫したのか」を丁寧に描き、主体性と探究心を示しています。
論理的な課題解決プロセスを見せる:学業系のガクチカでは、課題発見→分析→議論・検証→結論の流れを意識します。調査方法(文献・データ・議論)を具体的に書くと、思考力の深さが伝わります。
チーム研究なら"リーダーシップ×協調性"を両立して描く:「調整役」「意見をまとめた」「進行を担当した」など、他者と協働しながら成果を導いた点を強調します。結果や評価だけでなく、合意形成までのプロセスを描くと評価が高いです。
インターンシップ

インターン経験のガクチカでは、「指示をこなした」だけでなく、自ら課題を発見し仮説を立てて動いた主体性が評価のポイントになります。
落ちる例文1:営業インターン
学生時代、IT企業のインターンシップで営業活動に力を入れました。私は新規顧客の開拓を担当し、毎日テレアポを行いました。最初はなかなかアポイントが取れませんでしたが、諦めずに努力を続けました。先輩のアドバイスも聞きながら、トークスクリプトを改善するなど工夫しました。その結果、徐々に成果が出るようになり、目標としていた契約件数を達成できました。この経験から、目標達成意欲を学びました。
受かる例文1:営業インターン
IT企業の営業インターンで、新規顧客開拓の目標達成に注力しました。当初、1日100件のテレアポを行ってもアポイント獲得率は1%未満。課題は、ターゲット企業ごとの訴求内容が曖昧なことだと分析しました。そこで、アポイント獲得率の高い先輩3名のトークを分析し、業種別に3パターンのトークスクリプトを作成。さらに、日々の架電結果を記録・分析し、毎週改善を繰り返しました。その結果、1ヶ月後にはアポイント獲得率が3%に改善し、月間目標を達成。この経験から、仮説検証を繰り返し、成果が出るまで改善し続ける力を学びました。
落ちる例文2:企画インターン
Webメディア運営会社の企画インターンで、記事コンテンツの企画に取り組みました。私はトレンドを意識しながら記事案をたくさん出し、チームに貢献しようとしました。会議で提案した企画のいくつかが採用され、実際に公開された記事もあります。最終的に、インターンを通じて主体的に動く大切さを学びました。
受かる例文2:企画インターン
Webメディア会社の企画インターンで、記事のPV数向上に取り組みました。私の担当チームでは、新人インターンが提案する企画の採用率が低いことが課題でした。私はその原因が「データに基づかない感覚的な企画提案」にあると考え、2つの改善を実施。まず、過去半年分のヒット記事30本を分析し、タイトルの型や扱うテーマの共通点を整理しました。次に、その分析結果に基づき「就活×生成AI」のような掛け合わせ企画を提案。結果、私が提案した記事の採用率は50%に向上し、公開記事は公開初週で平均PVの1.8倍を記録しました。この経験から、データを起点に仮説を立てて提案する企画力を身につけました。
ポイント
成果までの"プロセス"を具体的に描く:受かる例文は、「なぜ成果が出なかったのか」という原因分析から始まり、「何を改善したか」が明確です。テレアポ件数、獲得率、分析対象など、具体的な数値が説得力を高めます。
"考えて動いた"ことを示す:指示された業務をこなしただけでは弱いです。受かる例文は、自ら課題を発見し、仮説を立て、改善策を提案している点で主体性が高いです。
"再現性のある強み"で締める:営業力や企画力そのものよりも、「仮説検証力」「分析力」「改善力」など、他の仕事でも活かせる力として言語化すると評価されやすいです。
留学

留学経験のガクチカでは、「留学した事実」より「異文化環境でどう考え、どう行動したか」が評価の核になります。
落ちる例文1:留学
私は大学時代、1年間の交換留学に力を入れました。留学当初は英語がうまく話せず、授業にもついていくのが大変でした。しかし、毎日予習復習をし、積極的に現地の学生と話すように心がけました。その結果、徐々に英語力も向上し、留学生活を楽しめるようになりました。この経験から、積極的に挑戦することの大切さを学びました。
受かる例文1:留学
1年間の交換留学で、異文化環境への適応と主体的な関係構築に力を入れました。当初は授業での発言に苦手意識があり、現地学生との交流も限定的でした。課題は語学力だけでなく、「間違いを恐れて自分から関わらない姿勢」にあると考え、2つの行動を実施。まず、毎授業で最低1回は発言すると決め、事前に意見を英語で準備しました。加えて、寮では週1回、自ら交流イベントを企画し、多国籍の学生が話しやすい場を作りました。結果、学期末には授業での発言回数が増え、留学生代表としてイベント司会も任されました。この経験から、未知の環境でも自ら一歩踏み出して関係を築く主体性を学びました。
落ちる例文2:海外でのアルバイト
留学中、現地のカフェでアルバイトをしました。最初はお客様との会話がうまくできず、注文ミスも多くて悩みました。しかし、同僚に教えてもらいながら少しずつ仕事を覚え、最後には問題なく働けるようになりました。この経験から、コミュニケーションの大切さを学びました。
受かる例文2:海外でのアルバイト
留学中のカフェアルバイトで、言語の壁を越えた接客力向上に取り組みました。当初は注文聞き取りのミスが多く、常連客との関係も築けていませんでした。課題は語彙力不足だけでなく、「聞き返しを避けて曖昧なまま対応してしまうこと」だと分析。そこで、接客で頻出するフレーズを業務ごとに整理した自作メモを作成し、毎日復習しました。また、分からない場合は必ず確認することを徹底し、同僚にもフィードバックを依頼しました。結果、2ヶ月後には注文ミスが大幅に減少し、店長から新人教育の補助も任されました。この経験から、不足を自覚した上で改善行動を積み重ねる大切さを学びました。
ポイント
"留学したこと"ではなく"何にどう向き合ったか"を書く:留学経験そのものは差別化になりにくいです。受かる例文は、「異文化適応」「言語の壁」「主体的な場作り」など、課題と行動が具体的に描かれています。
環境の変化に対する"自分の変化"を示す:受かる例文では、単に英語が上達しただけでなく、「発言できるようになった」「確認を徹底するようになった」など、行動面の成長が伝わります。
"グローバル経験"を汎用的な強みに言い換える:「留学経験があります」だけでは弱いです。主体性、適応力、異文化理解、関係構築力など、どの企業でも活かせる言葉に変換すると評価されやすいです。
ボランティア

ボランティア経験のガクチカでは、「参加した事実」で終わらず、活動の中で自分が発見した課題と改善行動を中心に据えることが重要です。
落ちる例文1:ボランティア
学生時代、地域清掃のボランティア活動に参加しました。毎月決まった日に地域の方々と一緒にゴミ拾いを行い、街をきれいにすることに貢献しました。最初は参加者も少なかったのですが、徐々に活動が認知されるようになりました。この経験から、社会に貢献することの大切さを学びました。
受かる例文1:ボランティア
地域清掃ボランティアで、参加者の継続率向上に取り組みました。活動自体の意義は大きい一方で、毎回の参加人数が安定せず、初参加者の定着率が低いことが課題でした。私は、原因が「参加のハードルの高さ」と「参加後の一体感不足」にあると考えました。そこで、活動前日にSNSで集合場所や持ち物を分かりやすく発信し、不安を減らしました。さらに、活動後に簡単な交流タイムを設け、初参加者が感想を共有できる場を作りました。結果、翌月以降のリピート参加者が増え、活動人数も安定。この経験から、相手の心理的負担を下げる工夫が継続行動につながることを学びました。
落ちる例文2:海外ボランティア
海外ボランティアに参加し、現地の子供たちに勉強を教えました。言葉の壁があり、最初はうまく伝えられないこともありましたが、ジェスチャーなどを使いながら工夫しました。最終的には子供たちと打ち解けることができ、貴重な経験になりました。この経験から、柔軟に対応することの大切さを学びました。
受かる例文2:海外ボランティア
海外ボランティアで、言語が異なる子供たちへの学習支援に注力しました。当初は、説明が伝わらず授業が止まる場面が多くありました。私は課題を「言葉で教える前提」にあると捉え、絵や身振り、実物を使った説明に切り替えました。また、理解度を確認するために、子供たち自身に手順を説明してもらう時間も設けました。結果、授業の進行がスムーズになり、最終日には子供たちが自分から質問する場面も増加。この経験から、相手に合わせて伝え方を変える柔軟性と、理解を確認しながら進める大切さを学びました。
ポイント
"参加した"だけで終わらせない:ボランティア経験は、参加した事実だけでは評価されにくいです。受かる例文は、活動の中でどんな課題を見つけ、どう改善したかまで踏み込んでいます。
"善意"ではなく"行動の工夫"を示す:「社会貢献したい」という気持ちだけでは抽象的です。参加率向上や伝え方の改善など、再現性のある工夫を書くことで強みとして伝わります。
"相手視点"を具体的に描く:何に困っている人に対し、どう寄り添ったのかを明確にします。相手の立場を想像し、行動に移したプロセスが評価されます。
資格取得

資格取得のガクチカでは、「合格した事実」よりも、目標に向けてどう学習方法を改善し、やり切ったかのプロセスが評価されます。
落ちる例文1:TOEIC
私は学生時代、TOEICのスコア向上に力を入れました。英語が得意ではなかったため、毎日英単語を覚えたり、リスニング問題を解いたりして勉強しました。その結果、最終的に目標だった800点を取得できました。この経験から、継続して努力することの重要性を学びました。
受かる例文1:TOEIC
TOEIC800点の取得に向けた学習改善に取り組みました。当初のスコアは620点で、特にリスニングが苦手でした。私は課題を「勉強量不足」ではなく「解きっぱなしで復習が浅いこと」にあると分析。そこで、問題演習後に必ず聞き取れなかった箇所をスクリプトで確認し、音読を3回繰り返す復習方法に変更しました。また、通学時間には毎日英単語アプリを使い、学習を習慣化。結果、3ヶ月後に805点を達成しました。この経験から、目標達成には努力量だけでなく、課題を分析して学習法を改善することが重要だと学びました。
落ちる例文2:簿記
簿記2級の取得を目指して勉強しました。授業と両立しながら勉強を続けるのは大変でしたが、毎日少しずつ勉強時間を確保しました。試験直前には過去問を多く解き、本番では落ち着いて取り組みました。その結果、無事に合格することができました。この経験から、計画的に努力することの大切さを学びました。
受かる例文2:簿記
簿記2級合格に向けて、学業との両立を前提とした学習計画の改善に注力しました。当初は、日によって学習量にばらつきがあり、過去問でも安定して点が取れませんでした。そこで私は、試験日から逆算して「平日は論点理解、週末は総合問題演習」と役割を分けた学習計画を作成。さらに、毎週日曜に進捗を振り返り、遅れている論点を翌週に補う仕組みを作りました。結果、本番まで学習ペースを崩さずに継続でき、簿記2級に合格。この経験から、限られた時間の中でも、計画を立てて改善しながらやり切る力を身につけました。
ポイント
"努力した"ではなく"どう改善したか"を書く:資格取得は努力が前提です。受かる例文では、「課題分析→学習法改善→成果」という流れが明確で、再現性のある学びとして伝わります。
目標と現状のギャップを示す:受かる例文では、620点→805点など、スタート地点と目標の差を示すことで挑戦の大きさが伝わります。
"勉強の話"を"仕事で活きる力"に変換する:継続力だけでなく、計画力・改善力・自己管理力など、社会人として再現性のある強みに言い換えることが重要です。
趣味・特技

趣味・特技のガクチカでは、「熱中した事実」より「他者のフィードバックをもとに改善したプロセス」が強みとして評価されます。
落ちる例文1:趣味:ゲーム開発
私は趣味でゲーム開発をしています。大学入学後に独学でプログラミングを学び、オリジナルのゲームをいくつか作成しました。開発中はエラーが多く苦戦しましたが、インターネットで調べながら改善しました。その結果、作品を完成させることができ、友人にも遊んでもらえました。この経験から、ものづくりの楽しさと粘り強さを学びました。
受かる例文1:趣味:ゲーム開発
趣味のゲーム開発で、完成度を高めるための改善に力を入れました。初めて制作したゲームでは、操作性が悪く、友人から「途中でやめたくなる」と言われました。私は原因を自分の感覚だけで作っていたことにあると考え、5人の友人に実際にプレイしてもらい、操作しづらい場面を記録。特に「ジャンプ後の着地が不安定」という指摘を受け、当たり判定や速度設定を調整しました。その結果、最後まで遊んでもらえるゲームに改善できました。この経験から、相手の反応をもとに改善を重ねることの大切さを学びました。
落ちる例文2:特技:動画編集
私の特技は動画編集です。大学のイベントでPR動画の作成を担当し、短期間で編集作業を進めました。撮影素材が多く大変でしたが、なんとか締切に間に合わせることができました。この経験から、責任感を持って取り組むことの大切さを学びました。
受かる例文2:特技:動画編集
特技の動画編集を活かし、大学イベントのPR動画改善に取り組みました。初回に作成した動画は情報量が多く、試写した学生から「何を伝えたいのか分かりにくい」との声がありました。私は課題を「作り手目線で情報を詰め込みすぎていること」と捉え、ターゲットを新入生に絞って構成を見直しました。具体的には、冒頭10秒でイベントの魅力が伝わるようテロップと映像の順序を再設計し、冗長なシーンを削除しました。結果、SNSでの再生完了率が向上し、イベント参加希望者数も前年を上回りました。この経験から、相手目線で情報を整理し、伝わる形に改善する力を養いました。
ポイント
"趣味だから自由にやった"で終わらせない:趣味や特技もガクチカになりますが、評価されるのは「熱中した事実」ではなく「どう課題を見つけ、改善したか」です。
"独学・個人活動"でも他者視点を入れる:受かる例文は、友人のフィードバックや視聴者目線など、他者の反応をもとに改善しています。独りよがりではなく、相手に届く工夫があります。
"完成した"ではなく"どう良くしたか"を書く:完成はスタートラインです。受かる例文では、「使いやすさ」「伝わりやすさ」などを改善したプロセスが強みとして伝わります。
ここまでエピソード別に見てきたように、経験の種類が違っても、評価されるガクチカには共通する型があります。次は、その内容を文字数ごとにどう調整するかを見ていきましょう。
【文字数別・例文】受かるガクチカは文字数によって具体的にどのように変わるのか?
受かるガクチカは、文字数に応じて情報の削り方と膨らませ方を変える必要があり、200字・400字・600字では伝える密度が異なります。
文字数指定のあるガクチカでは、限られた枠の中に何を優先して入れるかが重要です。指定文字数に過不足なく収める構成力が問われます。
ここでは、同じ「カフェのアルバイト経験」をテーマに、400字・200字・600字の例文を比較し、文字数ごとの書き方の違いを解説します。
400字

例文:400文字
私が学生時代に最も力を入れたことは、カフェのアルバイトにおける新人教育の改善です。当時、私の店舗では新人スタッフの定着率が低く、特に入社1ヶ月以内の離職が続いていました。私はその原因が、業務量の多さではなく、「質問しづらい雰囲気」にあると考えました。そこで、新人が必ず各シフトで1回は相談できる時間を設ける仕組みを提案し、自らも毎回声をかけるようにしました。また、業務マニュアルに加えて、実際によくあるミスとその対処法をまとめた補足資料を作成しました。その結果、翌月以降の新人離職者はゼロになり、店舗全体でも教え合う雰囲気が生まれました。この経験から、相手が行動しやすい環境を整えることの重要性を学びました。
400字に合わせるポイント
400字は最も標準的な文字数:結論・課題・行動・結果・学びの全要素をバランスよく盛り込みやすいです。
1文ごとに1要素を担わせる意識を持つ:各文に役割を持たせることで、冗長さを防ぎます。
最も伝えたい強みを1つに絞る:複数の強みを欲張らず、軸を一本通します。
200字

例文:200文字
学生時代に力を入れたことは、カフェのアルバイトでの新人教育の改善です。店舗では新人の早期離職が課題で、私は原因を「質問しづらい雰囲気」にあると考えました。そこで、相談時間の設定や補足資料の作成を行った結果、翌月以降の離職者はゼロになりました。この経験から、相手が行動しやすい環境を整えることの重要性を学びました。
200字に削るポイント
200字は概要版と考える:骨格だけを残し、情報を削ります。
行動は1つに絞る:複数ある中で、最も評価されやすい行動だけを選びます。
修飾語や背景説明は削る:一読で理解できるようにします。
600字

例文:600文字
私が学生時代に最も力を入れたことは、カフェのアルバイトでの新人教育改善です。私の勤務先では、新人スタッフが入社後1ヶ月以内に辞めてしまうケースが続いており、教育担当として大きな課題を感じていました。当初は「最近の学生は打たれ弱いのでは」と考える声もありましたが、私は新人へのヒアリングを通じて、業務内容そのものよりも「忙しい時間帯に質問しづらい」「ミスを責められるのが怖い」といった心理的ハードルが離職の要因だと捉えました。そこで私は、各シフトで5分間の相談タイムを設けることを店長に提案し、自らも新人に必ず声をかけるようにしました。さらに、業務マニュアルだけでは伝わりにくい「よくある失敗」と「その対処法」を一覧化した補足資料を作成し、安心して業務に臨めるよう工夫しました。結果、翌月以降の新人離職はゼロとなり、既存スタッフ同士でも声をかけ合う雰囲気が広がりました。この経験から、課題の表面だけで判断せず、相手の本音を捉えた上で行動することの重要性を学びました。
600字に膨らませるポイント
600字は「理由」と「工夫」を深掘りできる:400字では省いた背景や思考プロセスまで書けます。
行動の具体例や周囲の反応を加える:施策だけでなく、なぜそれをしたのか、周囲がどう変わったかを書きます。
冗長にしないために、一つひとつの文に意味を持たせる:文字数が多くても、要素を水増しするのではなく深掘りします。
ここまで文字数別の違いを見てきましたが、次に意識したいのは、同じ経験をどの強みとして見せるかです。ここからは、アピールポイント別に見せ方の違いを確認していきましょう。
【アピールポイント別・例文】受かるガクチカでは、具体的にどのように自分の強みを示しているのか?
受かるガクチカでは、企業が求める強みに合わせて、経験のどの部分を切り出し、どう見せるかを調整することが重要です。
キャリアアドバイザーとして多くの就活生を支援してきた成田さんも、「同じ部活動の経験でも、受ける企業によって『チームワーク』を強調するか『課題解決力』を強調するかを変えるべきだ」とアドバイスしています。
同じ経験でも、どの要素を強調するかで企業に伝わる印象は変わります。ここでは、アピールポイント別に「落ちる例文」と「受かる例文」を比較しながら、強みの見せ方の違いを解説します。
チームワーク・協調性

落ちる例文
私はテニス部で、仲間と協力して練習に取り組みました。部員同士で声をかけ合い、試合に向けて頑張りました。その結果、チーム全体の雰囲気が良くなり、良い成績を残せました。この経験から、協調性の大切さを学びました。
受かる例文
テニス部で、実力差のあるメンバー同士が協力しやすい練習体制づくりに取り組みました。当初、経験者と初心者の間で練習への温度差があり、メニューも一律だったため、初心者がついていけない状況でした。私は、チーム全体の成果には個々に合った役割分担が必要だと考え、練習メニューを習熟度別に分ける案を提案。さらに、経験者と初心者をペアにし、互いにフィードバックを伝え合う仕組みも導入しました。結果、初心者の参加率が向上し、部内戦でも全体の競争力が高まりました。この経験から、相手の状況に応じて役割や関わり方を調整することが、チーム成果につながると学びました。
ポイント
"仲良くした"ではなく"成果につながる協働"を書く:協調性は抽象的になりやすいです。受かる例文では、「誰とどう協力し、何が変わったか」が具体的に示されています。
"相手に合わせた工夫"を描く:協調性は受け身ではなく、相手に応じて関わり方を変える力として示すと強いです。
"個人の行動"でチームにどう影響を与えたかを書く:チームの成果だけではなく、自分がどう作用したかまで描くと評価されやすいです。
課題解決力

落ちる例文
カフェのアルバイトで、混雑時の接客に力を入れました。店内が忙しいと注文ミスが増えることがありましたが、私は落ち着いて対応し、周りと協力して乗り越えました。その結果、クレームも減り、スムーズに営業できるようになりました。この経験から、課題を解決することの大切さを学びました。
受かる例文
カフェのアルバイトで、混雑時の注文ミス削減に取り組みました。当時はピーク時に注文の伝達漏れが多く、提供遅れが発生していました。私は原因を「口頭連携だけに頼っていること」にあると考え、注文内容を一時的にメモで共有するルールを提案しました。また、新人にも使いやすいよう記載項目を簡略化し、実際の運用を見ながら修正を重ねました。結果、ピーク時の注文ミスが減少し、店長からも他シフトに展開したいと言われました。この経験から、課題の原因を見極め、現場で実行可能な形に落とし込むことの重要性を学びました。
ポイント
"問題があった→頑張った"では弱い:課題解決力を示すには、原因分析と改善策の具体性が必要です。
"なぜその施策を選んだか"を書く:受かる例文は、原因に対して筋の通った施策を選んでいるため、思考力が伝わります。
"現場で使える形にした工夫"まで描く:施策を思いつくだけでなく、周囲が使いやすいように調整した点まで書くと評価が高いです。
成長意欲・学びへの意欲

落ちる例文
私はゼミ活動で難しいテーマに挑戦しました。分からないことも多く苦労しましたが、先生や先輩に相談しながら学びました。最終的に発表をやり遂げることができたため、自分の成長を感じました。この経験から、学ぶことの大切さを実感しました。
受かる例文
ゼミで未経験分野のテーマ研究に挑戦し、学び方そのものの改善に取り組みました。当初は専門用語が多く、文献を読んでも理解が進まない状態でした。そこで私は、分からない概念をそのままにせず、毎回「1つを自分の言葉で説明できる状態にする」ことを目標に設定。文献要約をノートに整理し、週1回ゼミ仲間に説明してフィードバックをもらうことで理解を深めました。結果、発表では複雑な内容を分かりやすく伝えられ、教授からも高評価を得ました。この経験から、未知の領域でも学び方を工夫すれば成長できると実感しました。
ポイント
"頑張って学んだ"ではなく"どう学び方を工夫したか"を書く:成長意欲は努力量だけでなく、学び方の改善で示すと強いです。
"未知への向き合い方"を描く:分からないことに対してどう行動したかを書くことで、入社後の伸びしろとして伝わります。
"学んだ結果の変化"を示す:理解できるようになった、説明できるようになったなど、成長の具体像を書きます。
リーダーシップ・主体性

落ちる例文
私は大学祭実行委員会でリーダーを務めました。メンバーをまとめながら準備を進め、当日は無事にイベントを成功させることができました。この経験から、リーダーシップの大切さを学びました。
受かる例文
大学祭実行委員会で企画リーダーを務め、準備の遅れを立て直すことに取り組みました。当初、担当メンバーごとの進捗共有が不十分で、企画準備が全体的に後ろ倒しになっていました。私は、原因を「各自が自分の作業しか見えていないこと」にあると考え、全員のタスクを見える化した進捗シートを作成。さらに、週1回の短時間ミーティングを設け、遅れている作業には他メンバーがサポートに入れる体制を整えました。結果、準備スケジュールを立て直し、当日は大きなトラブルなく企画を実施できました。この経験から、リーダーシップとは指示を出すことではなく、メンバーが動きやすい状態を作ることだと学びました。
ポイント
"役職"だけではリーダーシップにならない:肩書きよりも、どんな課題に対してどう働きかけたかを書くことが重要です。
"自分が先に動いた"ことを示す:主体性は、問題に気づいた時に自ら動いたかで伝わります。
"周囲を動かす工夫"を描く:仕組みづくり、見える化、役割分担など、再現性のある行動を書くと評価されやすいです。
粘り強さ・やり抜く力

落ちる例文
私はテニス部で、勝てない時期も練習を続けました。なかなか結果が出ない時期もありましたが、諦めずに努力しました。この経験から、最後までやり抜くことの大切さを学びました。
受かる例文
テニス部で、半年間勝てなかった試合に勝つための改善に取り組みました。当初は、試合になるとミスが続き、自信を失っていました。私は原因を「練習内容が課題に合っていないこと」だと考え、試合映像を見返してミスの傾向を分析。特にサーブ後の1球目のミスが多いと分かったため、その場面に絞った練習メニューを毎日継続しました。結果、半年後の大会で初めて公式戦に勝利。この経験から、結果が出ない時こそ原因を分析し、やり方を変えながら続けることが大切だと学びました。
ポイント
"続けた"だけでは弱い:やり抜く力は、ただ継続した事実よりも、うまくいかない中でどう改善しながら続けたかを書くと強いです。
"壁にぶつかった後の行動"を書く:粘り強さは、困難に直面した後の工夫で伝わります。
"やり抜く力"を再現性のある言葉にする:たとえば「原因を分析しながら継続する力」と言い換えると、仕事での活かし方が伝わりやすいです。
ここまで強みごとの見せ方を整理してきました。次は、実際にガクチカを作成・提出する際に失敗しないための注意点を確認しましょう。
ガクチカを作成・提出する際の注意点は何か?
ガクチカを作成・提出する際は、誤字脱字の確認や設問意図とのズレ防止、文字数の充足といったESの形式面に加え、見栄を張らず等身大の経験を書くこと、抽象表現で終わらせず具体的な行動を示すことなど、内容面にも注意が必要です。
ここでは、成田さんが人事としてESを評価する中で「内容は良いのに伝え方で損をしている」と感じることが多かったポイントを踏まえ、内容面・形式面で押さえるべき注意点を解説します。
ESとして抑えるべき注意点

誤字脱字は徹底的に確認する:音読、第三者チェック、コピペミス確認を行います。
設問意図とズレないか確認する:「何を学んだか」「どんな役割か」など設問の意図に沿っているか確かめます。
企業ごとに内容を微調整する:求める人物像に合わせます。
文字数制限の8〜9割以上は使う:短すぎると熱意不足に見えます。
ガクチカとして抑えるべき注意点

「すごい成果」がなくても見栄を張らない:等身大の経験を書きます。
チームの成果を自分の成果のように語りすぎない:自分の役割を明確にします。
抽象表現だけで終わらせず、必ず具体的な行動を書く:行動の再現性が伝わるようにします。
学びを「仕事でどう活きるか」まで接続する:企業での活用に結びつけます。
提出前の最終確認を怠らず、万全の状態で選考に臨みましょう。次に、そもそもテーマが見つからない場合の対処法を解説します。
ガクチカがない時はテーマをどう見つければいいのか?
ガクチカがないと感じるときは、派手な成果を探すのではなく、自分がどのように考え、やり遂げたかという過程からテーマを見つけることが大切です。
キャリアアドバイザーとして就活生と向き合う中で、成田さんは「"ガクチカがない"と悩む学生でも、対話で深掘りすると全員にアピールできる経験が見つかった」と話します。
ここでは、ガクチカのテーマが見つからないときに、どう考えれば自分の経験をガクチカに変えられるのか、そのヒントをご紹介します。
「共通の名詞」より「共通の動詞」がある例文を参考にする
「アルバイト経験がないから、この例文は使えない」と考える必要はありません。参考にすべきなのは、「何をしたか(名詞)」よりも「どう行動したか(動詞)」です。
例えば、アルバイトの「マニュアルを改善した」という例文は、ゼミでの「資料の共有方法を改善した」経験にも応用できます。サークルの「イベント参加率を上げた」という例文は、ゼミの「ミーティング参加率を上げた」経験にも応用できるでしょう。大切なのは、「課題を見つけて改善した」「周囲を巻き込んだ」「目標に向けて努力した」といった行動の型を、自分の経験に置き換えることです。
「派手な成果」より「良い過程」に目を向けてみる
ガクチカというと、「大会で優勝した」「売上を大きく伸ばした」といった華やかな成果をイメージしがちです。しかし、人事として多くのESや面接を見てきた成田さんも、「成果の大きさそのものより、課題にどう向き合い、どう行動したかのほうが評価されやすい」と話します。
例えば、「塾講師として、生徒一人ひとりに合わせた指導法を考えた」「アルバイト先の外国人対応のために指差しメニューを作った」「ゼミで意見が対立した際に、共通点を見つけてまとめ役になった」といった経験も、立派なガクチカです。結果が小さくても、その過程でどのように課題を捉え、工夫し、行動したのかが具体的に語れれば、企業には十分に評価されます。
「熱中できたこと」より「やり遂げられたこと」に目を向けてみる
「本当に好きだったこと」や「夢中になれたこと」でなくても、ガクチカのテーマになります。就活相談の現場で「ガクチカがない」と悩む学生を多く見てきた成田さんは、「重要なのは、好きだったかどうかよりも、自分なりに責任感を持って最後までやり遂げた経験です」と話します。
例えば、「毎日コツコツとTOEICの勉強を続けた」「面倒だと思いながらも部の会計業務をやり切った」「留学中に苦手な英語で毎回発言を続けた」といった経験も、十分にアピールできます。"好きかどうか"よりも、"どう向き合ったか""どう乗り越えたか"に注目して、自分の経験を見つめ直してみましょう。
まとめ
ガクチカは、あなたのプロセスや価値観を企業に伝える重要なツールです。「結論→動機・目標→課題・困難→行動・工夫→結果・成果→学び・仕事への活用」の構成を守り、具体的な行動を描き、企業が求める人物像にマッチさせることが内定への近道です。
ただ、ガクチカは自分一人で完成させるのが難しいコンテンツでもあります。構成がわかっていても、「自分の経験がこの型に当てはまるのかわからない」「どの強みを押し出せばいいか迷う」といった壁にぶつかることは珍しくありません。そんなときは、就活のプロに相談してみましょう。第三者の視点が入るだけで、自分では気づけなかった強みや表現の改善点が見えてきます。
内定くんエージェントなら、ガクチカの添削から面接対策まで、キャリアアドバイザーがマンツーマンでサポートします。
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よくある質問
成田さんがキャリアアドバイザーをしている際によく聞かれる質問や、学生へのインタビューで出てきた疑問への回答をご紹介します。
例文を参考にすると、他の人とかぶってしまいませんか?
テーマが似ることはあっても、考え方や行動のプロセスまで同じにはならないため、例文を参考にしてもそのまま他の人とかぶるわけではありません。
テーマがかぶることはよくありますが、心配ありません。企業が見ているのは、経験そのものよりも、あなたの考え方や行動です。同じアルバイト経験でも、課題への取り組み方や工夫は人それぞれです。
例文は構成の参考にし、あなた自身の具体的な行動と考えを盛り込みましょう。自分らしいアピール方法に迷ったら、エージェントに相談しましょう。
例文の型や構成は、そのまま真似してもいいですか?
結論から学びまでの基本の型は、そのまま真似して問題ありません。真似すべきなのは構成であり、エピソードの中身は自分の経験で書く必要があります。
基本的な「型」(結論→動機→課題→行動→結果→学び)は、論理的にわかりやすく情報を伝える上で有効なので、徹底的に真似するべきです。
ただし、中身のエピソードはあなた自身の経験に基づいて書く必要があります。自分の経験をどう整理すれば良いか分からない場合は、エージェントに相談しましょう。
例文のような「売上〇%増」といった定量的な成果がないのですが…?
定量的な成果がなくても問題はなく、企業は数字の大きさよりも、課題にどう向き合い、どう行動したかというプロセスを見ています。
数字での成果がなくても問題ありません。企業が重視するのは、成果の大きさよりも、課題に対してどう考え、どう行動したかというプロセスと学びです。
具体的な行動プロセスを示すことで、あなたの主体性や課題解決力をアピールできます。自分の経験からアピールポイントを見つけるのが難しいと感じたら、エージェントに相談しましょう。
面接でガクチカについて聞かれたら、どう答えればいいですか?
面接でガクチカを聞かれたら、ESと軸をそろえたうえで、まずは要点を1分程度で簡潔に伝えるのが基本です。
ESに書いた内容と話の軸は必ず合わせましょう。ただし、文章を丸暗記するのではなく、まずは要点を1分程度で簡潔に話すことを意識してください。
面接では、ESで書ききれなかった具体的な思考プロセス(なぜそう考えたか等)や行動の詳細を、深掘り質問で聞かれることが多いです。こうした深掘りへの対応は一人で練習しても改善点に気づきにくいため、第三者に見てもらうのが効果的です。面接での伝え方や深掘り対策に不安があれば、エージェントに相談しましょう。
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