最終面接を控えて、「社長・役員に何を聞けばいいんだろう」と逆質問に悩んでいませんか?
最終面接の逆質問は、形式的な確認の場ではありません。社長・役員に「この学生と働きたい」と思わせる、最後のアピールチャンスです。
本記事では、元日系大手人事で、キャリアアドバイザーとして延べ3,000名以上の学生を支援してきた成田さん監修のもと、社長・役員に刺さる逆質問30選と、その作り方を体系的に解説します。
5タイプ別の逆質問の具体例から、オリジナル質問を作る公式、評価を稼ぐコツまで網羅しているので、この記事を最後まで読めば、最終面接の逆質問対策はこれでOKです。
最終面接の逆質問とは?
逆質問とは、面接の最後に「何か質問はありますか?」と聞かれた際に、応募者から企業へ質問することです。最終面接では、質問の内容そのものが志望度・マッチ度を測る指標になります。
最終面接における逆質問は形式的な確認の場ではなく、企業側は「この学生は本気で入社したいのか」「自社に本当にマッチしているか」を最終確認しています。
成田さんが日系大手で人事を担当していた頃も、逆質問の内容で最終判断が変わるケースを何度も見てきたといいます。「特にありません」と答えた学生は、それまでの評価に関わらず採用を見送っていたそうです。
最終面接の逆質問は一次・二次面接とどう違う?

一次・二次面接では人事や現場社員が業務への関心を見ますが、最終面接では社長・役員が経営視点でのマッチ度や志望度を評価します。
以下の表で、面接段階ごとの違いを整理しました。
比較軸 | 一次・二次面接 | 最終面接 |
|---|---|---|
面接官 | 人事担当者、現場社員・管理職 | 社長・役員(経営層) |
見られるポイント | 業務内容・働き方への関心、基本的なコミュニケーション力 | 経営視点でのマッチ度、志望度の高さ、視座の高さ |
適切な逆質問の例 | 「1日のスケジュールを教えてください」 | 「中期経営計画の重点施策について教えてください」 |
このように、最終面接では経営層ならではの視点から評価されるため、「業務の詳細」より「ビジョン・方向性」を聞く方が響きやすくなります。
社長・役員が評価するポイントは?

社長・役員は「企業研究の深さ」「度胸・対話力」「視座の高さ」の3点を逆質問で評価しています。
成田さんが人事時代に役員から共有されていたポイントをもとに、それぞれ解説します。
質問内容から測る「企業研究の深さ」:HPを見ればわかる質問は「準備不足」と判断されます。事業内容や業界動向を踏まえた質問ができているかで、企業研究の深さが伝わります。
経営層と対等に話せる「度胸・対話力」:社長・役員が相手でも、「2〜3年上の先輩と話す温度感」を意識しましょう。緊張する場面でも、自分の言葉でしっかり質問できるかが見られています。
会社の方向性と合っている「視座の高さ」:経営方針やビジョン、将来の展望について関心を持っているかが評価されます。目先の業務だけでなく、会社全体や業界の将来を見据えた視点があるかがポイントです。
評価される逆質問とは、「この人はうちに合いそう」「活躍できそう」と思わせる疑問です。
逆質問ではなぜ加点だけでなく「減点されないこと」も重要?

逆質問の評価は「できて当然のこと(基礎点) × 差がつくポイント(評価点)」で決まるため、どれだけ良い質問を準備しても、基礎点を失うと台無しになってしまうからです。
ここまで紹介した3つのポイントは差がつくポイント(評価点)ですが、逆質問には「できて当然のこと」(基礎点)もあります。調べればわかることを聞かない、条件面ばかり聞かない、受け身にならないといった基本的なマナーです。NG質問を聞いてしまったり、聞き方が悪かったりすると基礎点を失います。まずは「減点されない」ことを意識し、その上で「加点を稼ぐ」疑問を準備しましょう。
【30選】社長・役員に刺さる最終面接の逆質問は?
「業務の詳細」ではなく、経営層の関心事である「会社の未来」「自身の価値観」「人材への期待」「理念の体現・実現」に踏み込む質問が刺さります。また、調べた上で聞いていることが伝わる質問や、面接の中で生まれた話を掘り下げる質問が評価されます。
成田さんが人事時代、実際に評価していた質問も踏まえ、おすすめ5選とタイプ別25選の計30個をご紹介します。
【おすすめ5選】まず覚えておくべき逆質問は?
「ビジョン」「価値観」「活躍」「理念」「面接中の話」の5タイプの逆質問があります。その中から1つずつ、代表的な質問を準備しておけば大丈夫です。
それぞれ異なるタイプの代表例をご紹介します。
①「御社の5年後、10年後のビジョンを教えてください」

項目 | 内容 |
|---|---|
タイプ | 企業の「未来・ビジョン」に関する質問 |
ポイント | ・経営層は日々「会社の未来」を考えているため、未来志向の質問は会話が弾みやすい。最初の質問として使うと場が温まる |
注意点 | ・中期経営計画がHPで公開されていて、そのまま答えが書いてある場合は避ける |
②「○○さんが仕事で大切にされている考え方を教えてください」

項目 | 内容 |
|---|---|
タイプ | 経営者個人の「価値観・原体験」に迫る質問 |
ポイント | ・面接官が熱意を持って話していた時や、人柄が伝わってきた時に刺さる。創業者タイプの社長に特に効果的 |
注意点 | ・論理的・数字重視タイプの役員には刺さりにくい。相手のタイプを見極める |
③「御社で活躍されている方に共通する特徴は何ですか?」

項目 | 内容 |
|---|---|
タイプ | 入社後の「活躍・貢献」に関する質問 |
ポイント | ・用意していた質問が使えなくなった時の万能質問。どんな状況でも使える切り札 |
注意点 | ・一次・二次面接で同じ質問をしていた場合は避けるか、「経営層の視点から」と前置きする |
④「御社の企業理念が社員にどのように浸透しているか教えてください」

項目 | 内容 |
|---|---|
タイプ | 企業理念・社風に関する質問 |
ポイント | ・企業理念に本当に共感している時に使う。建前で聞くと深掘りされた時に困る |
注意点 | ・企業理念を知らずに聞くと逆効果。事前に採用ページで確認必須 |
⑤「先ほど○○についてお話しいただきましたが、さらに詳しく伺えますか」

項目 | 内容 |
|---|---|
タイプ | 面接中の話から派生する質問 |
ポイント | ・面接中に興味深い話題が出た時に使う。用意していた質問が解消された時の救済策にも |
注意点 | ・すでに十分説明された内容を聞くと「話を聞いていない」と思われる |
【タイプ別25選】その他に最終面接で使える逆質問は?

おすすめ5選と同じ5タイプごとに各5問ずつ、計25問あります。おすすめ5選で足りない場合や、面接官のタイプに合わせて質問を増やしたい場合に活用できます。
上記5つは、それぞれ異なるタイプの代表例です。
【タイプA】企業の「未来・ビジョン」に関する逆質問の一覧
「業界全体の変化に対して、御社はどのような戦略をお考えですか」
「御社が5年後に最も注力されている事業領域を教えてください」
「中期経営計画で掲げている○○について、特に注力されている取り組みを教えてください」
「今後の事業展開で、新卒社員に期待する役割はありますか」
「○○事業を今後どのように成長させていくお考えですか」
【タイプB】経営者個人の「価値観・原体験」に迫る逆質問の一覧
「これまでのご経験で、最も印象に残っている挑戦は何ですか?」
「経営者として大切にされている信条を教えてください」
「御社を経営される中で、最もやりがいを感じる瞬間はどんな時ですか」
「若手時代に、○○さんが意識されていたことがあれば教えてください」
「○○さんがこれまでのキャリアで最も成長したと感じる経験を教えてください」
【タイプC】入社後の「活躍・貢献」に関する逆質問の一覧
「入社1年目で成果を出す社員に共通することは何ですか?」
「新人に期待することと、最初に任せたい仕事を教えてください」
「私は入社後、まず○○に取り組みたいと考えていますが、御社で活躍するために他に意識すべきことはありますか」
「御社の○○という課題に対して、私は△△の経験を活かせると考えています。入社後、どのような形で貢献できるでしょうか」
「○○さん目線で、どんな新卒と一緒に働きたいですか?」
【タイプD】企業理念・社風に関する逆質問の一覧
「企業理念を体現していると感じるエピソードを教えてください」
「御社のバリューが日々の業務にどう反映されているか教えてください」
「御社の社員の方が大切にしている価値観や文化を教えてください」
「若手が意見を言いやすい雰囲気は、どのように作られていますか」
「御社で長く活躍されている方に共通する特徴はありますか」
【タイプE】面接中の話から派生する逆質問の一覧
「先ほどの○○について、もう少し背景を教えていただけますか?」
「今日の面接で印象に残ったお話について、さらに詳しく伺えますか?」
「先ほどの○○というお話を踏まえ、入社後どのように意識すべきでしょうか」
「説明会で○○というお話がありましたが、経営視点ではいかがでしょうか」
「二次面接で△△という課題を伺いましたが、現在の取り組み状況を教えてください」
自分だけの逆質問をつくる方法とコツは?
IR情報や過去の面接内容をしっかり調べることが大前提です。ただし、調べた情報をそのまま聞いても響きません。5つの公式を使い、「自分の解釈」を添えて調べた情報を深掘りする質問に変換しましょう。
成田さんによると、経験豊富な社長・役員には定番の質問はすぐに見抜かれてしまうため、他の就活生と差をつけたいならオリジナルの逆質問がおすすめです。
素材を集める

オリジナルの逆質問を作るには、まず素材、つまり質問のネタになる情報を集める必要があります。主に以下の2つの方法で集めます。
IR情報を調べる
中期経営計画:会社の3〜5年後の目標と戦略がわかります
決算説明資料:直近の業績や注力事業が把握できます
対処すべき課題:会社が認識している課題から質問を作れます
過去の面接・説明会を振り返る
印象に残った話:一次・二次面接で聞いた内容を経営層の視点で深掘りできます
社員の名前:名前を出すだけで「企業研究の深さ」と「傾聴力」をアピールできます
オリジナル逆質問をつくる5つの公式を使う

集めた素材をそのまま「○○事業について教えてください」と質問しても、調べればわかる内容なので響きません。そこで「公式」を使います。公式とは、素材を経営層に響く質問に変換するための「型」のことです。
例えば「○○事業を強化する」という情報を見つけたら、「中期経営計画で○○事業を強化されると拝見しました。私は△△という点に可能性を感じているのですが、社長として特に注力されている取り組みを教えてください」のように変換します。
以下の5つの公式を、集めた素材に合わせて使い分けてください。
【公式A】企業の「未来・ビジョン」に関する逆質問はどう作る?

中期経営計画から目標・戦略・課題を見つけ、「私は○○と理解しました」と自分の解釈を添えた上で、「社長として特に注力されている点を教えてください」と深掘りします。
項目 | 内容 |
|---|---|
公式 | 「IR情報」+「自分の解釈」+「経営視点で深掘り」 |
例 | 「中期経営計画で○○事業を強化されると拝見しました。私は△△という点に可能性を感じているのですが、社長として特に注力されている取り組みを教えてください」 |
【公式B】経営者個人の「価値観・原体験」に迫る逆質問はどう作る?

「社長名+インタビュー」で検索して価値観・原体験を調べ、「○○というお話が印象的でした」と関心を示した上で、個人的な考えを聞きます。
項目 | 内容 |
|---|---|
公式 | 「社長の発言・経歴」+「関心を示す」+「個人的な考えを聞く」 |
例 | 「○○さんのインタビューで『△△』というお言葉を拝見し、大変共感いたしました。仕事をする上で大切にされている価値観を教えてください」 |
【公式C】入社後の「活躍・貢献」に関する逆質問はどう作る?

入社後に取り組みたいこと・意識したいことを考え、「私は入社後、まず○○に取り組みたいと考えています」と仮説を述べた上で、「他に意識すべきことはありますか」と確認を求めます。
項目 | 内容 |
|---|---|
公式 | 「入社後の行動仮説」+「認識のすり合わせ」 |
例 | 「私は入社後、まず○○のスキルを活かして△△に取り組みたいと考えていますが、他に意識すべきことはありますか」 |
【公式D】企業理念・社風に関する逆質問はどう作る?

採用ページで企業理念・ミッション・バリューを確認し、「○○という理念に共感しています」と自分の考えを述べた上で、浸透度やエピソードを聞きます。
項目 | 内容 |
|---|---|
公式 | 「企業理念」+「共感を示す」+「浸透度を聞く」 |
例 | 「御社の企業理念『○○』に深く共感しております。社員の皆様にどのように浸透しているか教えてください」 |
【公式E】面接中の話から派生する逆質問はどう作る?

一次・二次面接で印象に残った話を選び、「一次面接で○○さんから△△と伺いました」と引用した上で、経営視点での意見を求めます。
社員の名前を出すだけで「企業研究の深さ」と「傾聴力」をアピールできます。
項目 | 内容 |
|---|---|
公式 | 「過去の面接での気づき」+「経営視点での意見を求める」 |
例 | 「一次面接で○○さんから『△△』というお話を伺い、大変印象に残っています。社長から見て、どのようにお考えですか」 |
就活のプロに相談するのも効果的
オリジナルの逆質問は自分だけで完成させるのが難しいものです。公式に当てはめても「この質問で本当に刺さるのか」「企業のカルチャーに合っているか」は、実際にその企業と接点を持っている人でないと判断しにくいからです。
就活エージェントに相談すれば、志望企業ごとに「どんな質問が響くか」を具体的にアドバイスしてもらえます。さらに、自分で作った質問にフィードバックをもらうことで、面接本番での「この質問で大丈夫かな」という不安も解消できます。
内定くんエージェントでは、逆質問の添削から模擬面接まで無料でサポートしています。
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その他にはどのような逆質問の作り方がある?
ニュース・プレスリリースやOB・OG訪問での話から逆質問を作る方法もあります。
時間に余裕がある方は試してみてください。
ニュース・プレスリリースから作る:企業HPの「ニュース」から気になるトピックを見つけ、「○○について発表されていましたが、今後どのような展開を考えていますか」と質問に変換する
OB・OG訪問で聞いた話から作る:「OB・OG訪問で○○さんから△△と伺いました。経営層の視点ではどのようにお考えですか」と質問する
逆質問はどう選べばいい?

逆質問は事前に複数用意し、面接の状況に応じて使い分けることが大切です。
成田さんがキャリアアドバイザーとして就活生を支援する中でも、用意した疑問が面接中に使えなくなって困ったという声はよく聞かれるそうです。
5つ以上準備して優先順位をつける
最低5つ以上の逆質問を準備しておくことをおすすめします。面接中に解消されることを想定して多めに準備し、「この質問だけは絶対に聞く」という優先順位をつけておきましょう。時間が余っても「もう1つ伺ってもよろしいですか」と追加できるので、多めに準備して困ることはありません。
相手のタイプに合わせる
同じ質問でも、相手によって響き方は変わります。社長・役員が普段どんなことに関心を持っているかをインタビュー記事などで把握し、その人が話したくなる質問を選ぶことで、会話が盛り上がりやすくなります。
タイプ | 特徴 | 刺さる逆質問 |
|---|---|---|
ビジョン重視 | 会社の将来像や戦略をよく語る(プロ経営者に多い) | 企業の「未来・ビジョン」に関する逆質問 |
原体験重視 | 自身の経験や価値観を大切にする(創業者に多い) | 経営者個人の「価値観・原体験」に迫る逆質問 |
人材育成重視 | 若手の成長や育成に関心が高い(叩き上げ役員に多い) | 入社後の「活躍・貢献」に関する逆質問 |
組織文化重視 | 理念や社風の浸透を重視する(人事担当役員に多い) | 企業理念・社風に関する逆質問 |
対話重視 | 相手の話に興味を持ち、深掘りしてくる | 面接中の話から派生する逆質問 |
面接の流れに合わせて選ぶ
面接中の話題から派生する質問は評価が高くなります。面接中の会話で盛り上がったテーマがあれば、それに関連した質問を選びましょう。用意していた質問が面接中に解消された場合は、次の優先順位の質問に切り替えます。「先ほど○○についてお話しいただきましたが、さらに伺いたいのですが」と接続すると自然です。
逆質問で評価点を稼ぐポイントとは?

質問の内容だけでなく、「回答を深掘りする」「仮説を持って質問する」「オリジナルの質問をする」の3つの姿勢で評価は大きく変わります。
成田さんが人事として面接を担当していた際、意図を持って質問し、回答からさらに鋭い質問を重ねる学生は良い評価をつけていたと言います。
回答をさらに深掘りする
逆質問は1往復で終わらせず、回答を受けてさらに質問を重ねることで好印象につながります。深掘りの方向は大きく3つあります。
何を実現したいかを深掘る:「海外展開に力を入れています」と返ってきたら、「海外展開を通じて、どのような姿を目指していますか」と聞く。経営層は「何を実現したいか」を語りたい人が多く、会話が広がりやすい。
市場・業界の中でどう考えているかを聞く:「業界全体が○○の方向に向かっている中で、御社はどのようにお考えですか」と聞く。視座の高さと企業研究の深さが伝わる。
自分ごとに引き寄せる:「その中で新卒社員に期待される役割はありますか」と聞く。ただの情報収集ではなく「入社後のイメージを持とうとしている」という意欲が伝わる。
仮説を持って質問する
「○○について教えてください」とそのまま聞くのではなく、自分の考えを添えて質問しましょう。仮説の方向も大きく3つあります。
企業の目的・方向性についての仮説:「御社は○○を実現するために△△に注力していると理解しましたが、合っていますか」と聞く。企業研究の深さが伝わる。
市場環境についての仮説:「業界は○○の方向に向かっていると考えていますが、御社はどのようにお考えですか」と聞く。業界動向まで調べている視座の高さが伝わる。
自分の貢献・適性についての仮説:「私の○○という経験は、御社の△△で活かせると考えていますが、いかがでしょうか」と聞く。入社後どう貢献できるか考えてきたことが伝わる。
オリジナルの質問をする
本記事で紹介した逆質問30選はそのまま使っても問題ありませんが、自分の経験や企業研究を踏まえたオリジナルの質問ができると、さらに評価が高まります。前述した5つの公式(公式A〜E)を使えば、素材を集めてオリジナルの質問に変換できます。
その他にどのようなポイントがある?
「相手の回答に集中する」「答えやすい質問を意識する」「自然な会話の温度感を大切にする」の3点も意識しましょう。
具体的にはどういうことか、見ていきましょう。
相手の回答に集中する:次の質問を考えながら聞くのではなく、まず回答に集中する。「ありがとうございます」「大変参考になりました」といった適切なリアクションも忘れずに。
答えやすい質問を意識する:抽象的すぎる質問は避け、「具体的には」「例えば」といった言葉を添えてエピソードを引き出しやすくする。
自然な会話の温度感を大切にする:丸暗記ではなく、キーワードだけ覚えてその場で言葉を組み立てる。「サークルの先輩と話すくらいの温度感」が理想。
逆質問で基礎点を失わないための注意点とは?

「NG質問を避ける」「思いつかなくなるのを防ぐ」「印象良く終わらせる」「事前に調べる」の4点を意識しましょう。どれだけ良い質問を準備しても、これらを押さえておかなければ、評価が台無しになります。
成田さんも人事時代、以下のことを守れずに評価が下がってしまった学生を見てきた経験があるそうです。
言ってはいけない逆質問を聞かない

経営層は「この人と一緒に働きたいか」を見ています。以下の5つのタイプの質問は避けましょう。
自信のなさが出る質問:「私でもついていけますか?」「未経験でも活躍できますか?」など、受け身の姿勢が見える質問はNGです。「○○を身につけるために、入社後どのような努力が必要ですか」と主体的な姿勢に言い換えましょう。
条件面ばかりの質問:「残業は月どのくらいですか?」「有給休暇は取りやすいですか?」など、条件面ばかり聞くと志望度を疑われます。条件面の確認は内定後に行いましょう。
調べればわかる質問:「御社の事業内容を教えてください」「主力サービスは何ですか」など、HPを見ればわかる質問は準備不足と判断されます。
クローズドクエスチョン:「御社は成長していますか?」のように「はい/いいえ」で終わる質問は避けましょう。「今後さらに成長するために、どのような取り組みを重視されていますか?」とオープンクエスチョンに変えます。
すでに説明された内容を聞く:面接中に説明された内容をそのまま聞くと「話を聞いていなかった」と思われます。「先ほどの○○について、さらに詳しく伺えますか」と深掘り形式に変えましょう。
逆質問が思いつかなくなるのを防ぐ

逆質問を聞かれた際に「ありません」と答えるのは、それだけで一発不合格につながりかねません。逆質問が思いつかない原因は、以下の3つの対策で解決できます。
逆質問の趣旨を理解する:逆質問は「疑問を解消する場」であると同時に「志望度を示す場」です。この趣旨を理解すれば、「特にありません」とは言えなくなるはずです。
逆質問を見つける:本記事で紹介した30選や5つの公式を活用し、予備を含めて5つ以上準備しておきましょう。
面接中の対処法を知る:用意した質問が解消されても、「少し整理させてください」と時間をもらったり、面接中の話から質問をひねり出すことで対応できます。
印象良く逆質問を終わらせる

逆質問は「質問して終わり」ではありません。面接官は最後の印象を強く覚えているため、終わり方次第で面接全体の印象が変わります。
印象の良い逆質問の終わらせ方は?
「ありがとうございました」で終わらず、「感謝」「学び」「入社意欲」の3要素を盛り込んで逆質問を終わらせると好印象です。
感謝:「本日はお時間をいただきありがとうございました」
学び:「○○について詳しく伺えたことで、入社後の働き方を具体的にイメージできました」
入社意欲:「ますます御社で働きたいという思いが強くなりました」
これらをつなげると、以下のようなクロージングになります。
本日はお時間をいただきありがとうございました。○○さんのお話を伺い、特に△△について詳しく知ることができました。ますます御社で働きたいという思いが強くなりました
どのような終わり方がNG?
「特にありません」「ありがとうございました」だけ、終わりが曖昧、の3つは避けましょう。
「特にありません」→ 志望度が低いと判断される
「ありがとうございました」のみ → 感謝はあるが学びや意欲が伝わらない
「えーと、以上です…」→ 終話が曖昧で印象が悪い
逆質問で時間をオーバーしたらどうする?
逆質問が盛り上がって予定時間をオーバーしてしまった場合は、最後に一言謝罪を添えましょう。
「たくさん質問してしまい、お時間をいただいてしまって申し訳ありません。本日はありがとうございました」と伝えることで、ビジネスマナーが備わっていると評価されます。
HPや採用サイトの情報は事前に調べる

「御社の事業内容を教えてください」のように、HPを見ればわかる質問は「準備不足」と判断されます。逆質問で失点しないためには、事前調査が欠かせません。
最低限、以下の情報は確認しておきましょう。
企業理念・ミッション・バリュー
事業内容・サービス概要
直近のニュース・プレスリリース
採用ページの内容
社長メッセージ・インタビュー
ただし、調べた情報をそのまま聞くのはNGです。「HPで○○が御社の強みとありましたが、現場ではどのように感じていらっしゃいますか」のように、調べた上で深掘りする形にすれば、準備の深さをアピールできます。
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その他の注意点は?
受け身の姿勢、条件面の直接的な聞き方、競合批判、退室時の油断にも注意が必要です。
それぞれの具体例と対処法は以下の通りです。
受け身の姿勢が見える質問を避ける:「研修制度は充実していますか」ではなく「入社後、早期に活躍するためにどのような努力が必要ですか」と主体的な姿勢に言い換える。
条件面はポジティブに言い換える:「残業はどのくらいありますか」ではなく「繁忙期はどのような働き方になりますか」、「離職率は高いですか」ではなく「長く働いている方に共通する特徴はありますか」と言い換える。
競合批判や上から目線の質問を避ける:「○○社より御社が劣っている点は?」「御社の○○は改善すべきでは?」のような質問は避ける。
退室まで気を抜かない:面接終了後も見られていることを意識し、ドアの前で振り返り、一礼して退室する。
まとめ
最終面接の逆質問は、社長・役員に「この学生と一緒に働きたい」と思わせる最後のアピールチャンスです。「業務の詳細」ではなく「会社の未来」「経営者の価値観」「人材への期待」に踏み込む質問を準備し、自分の解釈を添えて経営視点で深掘りする形に変換しましょう。そして、どんなに良い質問を用意しても、NG質問で基礎点を失わないよう注意することが大切です。
逆質問の準備は一人で抱え込む必要はありません。就活のプロに相談すれば、志望企業に合わせた逆質問の選定から模擬面接まで、まとめて対策できます。
内定くんエージェントでは、キャリアアドバイザーが無料で逆質問の準備をサポートしています。
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よくある質問
成田さんがキャリアアドバイザーとして就活生を支援する際によく聞かれる質問や、学生へのインタビューで出てきた疑問への回答をご紹介します。
逆質問は何個準備すればいい?
最低5個、理想は7〜8個です。
面接の流れで使えなくなる疑問もあるため、余裕を持って準備しましょう。ジャンルを分けて準備すると、どの流れでも対応しやすくなります。一人で準備するのが不安な場合は、就活エージェントに相談して志望企業に合った質問を一緒に考えてもらうのも有効です。
メモを見ながら逆質問してもいい?
基本的にはOKです。
「いくつか準備してきたのですが」と前置きすると自然です。ただし、終始メモを読み上げるのは避け、相手の目を見ながら質問しましょう。
逆質問の時間がなかったら不合格のサイン?
必ずしも不合格のサインではありません。
面接が盛り上がり時間が足りなかった場合もあります。逆質問がなくても、面接中のやり取りで判断は決まっています。
残業や離職率を角を立てずに聞くには?
「長く働きたいと考えているのですが」と前向きな理由を添えましょう。
直接聞くより、「働き方について教えてください」と広く聞く方法もあります。就活エージェントに相談すれば、企業の内部情報を教えてもらえることもあります。
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