面接の挨拶はどうする?入室・退室の言葉とお辞儀のタイミングを元人事が解説

面接

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面接の挨拶はどうする?入室・退室の言葉とお辞儀のタイミングを元人事が解説

「入室したあと、何と言えばいいんだろう」
「お辞儀は、話す前?それとも話したあと?」

就活生からは、面接の部屋の前に立つと緊張して言葉が出てこなくなる、という声をよく耳にします。ネットには角度や秒数まで並び、本番ほど頭が固くなりやすいところです。

面接の挨拶は、場を開く短い感謝と名乗りです。 入室直後にガクチカまで話す必要はありません。室内に届く声で言い切り、そのあとで頭を下げる方が、第一印象の材料になります。

元日系大手人事として新卒採用に5年以上携わってきた成田駿さんは、人事として面接官を務めていた際、回答内容は良いのに話し方やマナー、挨拶で印象を損ねる学生を何度も見てきたそうです。定型文の暗記より、面接官に声が届いているかが先です。

面接の挨拶と自己紹介は何が違う?

挨拶は場を開く一言、自己紹介は人物の要約です。 入室直後に1分原稿を話し始める必要はありません。

椅子の横で行うのは、「本日はお時間をいただきありがとうございます」と氏名です。大学名を添えて一礼し、着席の促しを待ちます。一方、自己紹介は面接官が「自己紹介をお願いします」と振ってから話すパートです。活動の概要や意気込みは、そちらに残してください。

成田さんは人事時代を振り返り、自己紹介で目立とうとしすぎた学生ほどぎこちなくなっていた、と話しています。入室の挨拶で差をつけようとするより、聞き取れる声と区切りの方が先です。1分・2分の組み立ては、就活の自己紹介|長さ別の構成テンプレや例文、ポイントを紹介で整理しています。

入室直後の挨拶|何と言えばよいか

「失礼いたします」と入室し、椅子の横で感謝と氏名を伝える、が基本です。

ドアの開閉そのものは、入退室の一連として別途練習してください。挨拶として押さえるのは、室内に届く声と、名前が聞き取れる速さです。早口のまま一礼すると、氏名が残らないことがあります。

定番フレーズの型

感謝の一文と、大学名+氏名までで足りることがほとんどです。

本日はお時間をいただき、ありがとうございます。〇〇大学の山田太郎と申します。よろしくお願いいたします。

言い終えてから一礼します。ガクチカ、志望動機、趣味は入れません。面接官の進行が「自己紹介をお願いします」なら、そのあとに要約を話します。進行が質問から入るなら、入室の挨拶はここで終わりです。

一次でも最終でも、この短い型は変わりません。役員の前だから長くする、という必要はありません。

面接官から「自己紹介をお願いします」と言われたとき

促されてから、自己紹介に切り替えてください。 入室の挨拶とつなげるなら、「本日はよろしくお願いいたします」のあと、一呼吸置いて基本情報へ進みます。

丸暗記の1分を、ドアを開けた瞬間から再生しない方が安全です。相手の指示が先で、あなたの原稿は後です。

お辞儀はいつする?言葉との順番

言葉を言い終えてから、頭を下げます。 話しながら腰を折ると、氏名が床に向かって消えやすいです。

採用側から見ると、お辞儀の角度の正確さより、相手を見て言葉を言い切り、そのあとに動作を区切れているかの方が分かります。首だけをちょこんと下げる目礼は、面接の場では足りなく見えやすいです。

秒数や15度・30度を唯一の正解として測る必要はありません。急がず、背筋を伸ばしたまま腰から一礼し、顔を上げてから次の動作へ進めてください。

着席と退室で使う挨拶

座るときも出るときも、一言を先に置いてから体を動かします。 無言で座ったり、荷物を抱えたまま出ていったりすると、区切りが相手に届きません。

着席の一言

「お座りください」などの促しを受けてから、「失礼いたします」と言って座ります。

促される前に座ると、場の主導を急いだ印象になりやすいです。荷物は着席後、指示がなければ椅子の横の床へ置きます。お茶が出たときは、出してくれた人にも短くお礼を言ってください。

退室の一言

終了の合図のあと、立ち上がって「本日はありがとうございました」と一礼します。 ドアの前で振り返り、「失礼いたします」ともう一度言ってから閉めます。

起立してお礼を述べたあと、ドアまで進んで向き直り、「失礼いたします」と一礼します。合否のサインをその場で読み取ろうとせず、お礼を言い切ることが退室の役割です。

受付では何と名乗る?

学校名・氏名・面接時刻を、一度で聞き取れる速さで伝えます。 担当者名が案内にあれば添えてください。

受付では、学校名・氏名・面接時刻を一度に伝えます。担当名が分からないときは、「採用のご担当者様」で問題ありません。

〇〇大学の山田太郎と申します。本日15時から面接のお約束をいただいております。よろしくお願いいたします。

一礼してから話し始めると、名乗りが聞き取りやすくなります。履歴書の提出を求められたら、その場の指示に従ってください。受付の人やすれ違う社員への会釈も、面接室の挨拶と同じ丁寧さです。

オンライン面接の開始・終了の挨拶

ドアがない代わりに、開始の名乗りと音声確認、終了時のお礼が区切りになります。

接続できたら、先に「お時間をいただき、ありがとうございます。〇〇大学の山田太郎です。音声はクリアに聞こえていますでしょうか」と確認すると、開始が相手にも分かります。自己PRを接続と同時に始めないでください。

終了の合図のあとは、対面と同じく「本日はありがとうございました」と言い切ってから退室します。画面の外で伸びをしたり、別のタブを開いたりするのは、接続を切ったあとにします。途中で音声が途切れたら、「今の部分、もう一度お伝えしてよいでしょうか」と戻す方が、沈黙のまま固まるより丁寧です。

集団面接での挨拶

先頭が入室の「失礼します」を出し、着席前は全員が椅子の横で短く名乗ります。 退室は揃って「ありがとうございました」と一礼します。

自分だけ大きな声で自己PRを始めたり、他の学生の挨拶が終わる前に座ったりすると、協調性が見えにくくなります。名前は一人ずつ、面接官の進行に合わせてください。他の学生が話しているあいだの表情も、挨拶の延長として見られています。

▼集団での立ち回りや傾聴まで確認したい方は、以下の記事もご参照ください
集団面接で聞かれることとは?質問16選と他の学生と差がつく答え方を元人事が解説

言い間違い・声が小さいときの立て直し

言い間違えても、直ちに不合格と決まるわけではありません。 短く言い直して、次の動作へ戻ってください。

氏名を噛んだら、「失礼いたしました。山田太郎です」と一度だけ繰り返します。長い謝罪や、失敗談の説明は不要です。声が届いていなさそうなら、「もう一度申し上げます」と前置きして、少しだけ大きく言い直します。聞き返されたときは、早口だった合図なので、速度を落として氏名だけを先に返してください。

採用側から見ると、完璧な滑舌より、気づいたあとに会話へ戻れるかどうかの方が材料になります。頭の中で失敗を再生し続けるより、次の質問に結論から答える方が先です。

入室の一言は短いので、部屋のドアの前で声に出して一度通すと、本番で思い出しやすくなります。受け答えまで含めて確認したいときは、第三者の模擬が早いです。

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よくある質問

面接の挨拶は何と言えばいい?

入室は「失礼いたします」のあと、椅子の横で感謝と氏名です。

「本日はお時間をいただき、ありがとうございます。〇〇大学の〇〇と申します」で足りることがほとんどです。

お辞儀は話す前と後、どっち?

言葉を言い終えてからです。

話しながら頭を下げると、名前が聞き取りにくくなります。角度の数値を唯一の正解にする必要はありません。

自己紹介は入室と同時に始める?

始めません。

入室の挨拶は短く切り、自己紹介は面接官の進行に合わせてください。

受付でも同じ挨拶でいい?

用件が先です。

学校名・氏名・面接時刻を伝えます。担当名は案内にあれば添えます。

挨拶を失敗したら不合格?

失敗そのもので直ちに不合格とは限りません。

短く言い直して、着席と質問へ戻ってください。

まとめ

面接の挨拶は、場を開く短い感謝と名乗りです。 入室は「失礼いたします」と、椅子の横での氏名。お辞儀は言葉を言い終えてから。着席は促されて「失礼いたします」、退室はお礼とドア前の「失礼いたします」。受付は学校名・氏名・時刻、オンラインは開始の確認と終了時のお礼が同じ役割です。

自己紹介の原稿は、入室の一言に詰め込まないでください。声が届き、言い切ってから頭を下げることまで一度通すと、当日は動きやすくなります。一人で声の大きさや速さのクセに気づきにくいときは、模擬で聞いてもらう方法もあります。

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成田 駿
監修成田 駿元日系大手人事/就活サポーター

自身の就活では日系大手複数社から内定を獲得し、経営幹部候補としての育成ルートが用意された一社に入社。日系大手事業会社にて最年少で部長に就任し、新卒採用に5年以上従事。採用戦略の設計からイベント企画、選考フロー構築、入社後研修まで幅広く担当し、延べ3,000名以上の学生と接点を持つ。キャリアアドバイザーとしても累計2,000名以上の就活生を個別に支援し、大手・外資・メガベンチャーなど多様な企業への内定実績を持つ。

成田 駿
監修成田 駿元日系大手人事/就活サポーター

自身の就活では日系大手複数社から内定を獲得し、経営幹部候補としての育成ルートが用意された一社に入社。日系大手事業会社にて最年少で部長に就任し、新卒採用に5年以上従事。採用戦略の設計からイベント企画、選考フロー構築、入社後研修まで幅広く担当し、延べ3,000名以上の学生と接点を持つ。キャリアアドバイザーとしても累計2,000名以上の就活生を個別に支援し、大手・外資・メガベンチャーなど多様な企業への内定実績を持つ。

成田 駿
監修成田 駿元日系大手人事/就活サポーター

自身の就活では日系大手複数社から内定を獲得し、経営幹部候補としての育成ルートが用意された一社に入社。日系大手事業会社にて最年少で部長に就任し、新卒採用に5年以上従事。採用戦略の設計からイベント企画、選考フロー構築、入社後研修まで幅広く担当し、延べ3,000名以上の学生と接点を持つ。キャリアアドバイザーとしても累計2,000名以上の就活生を個別に支援し、大手・外資・メガベンチャーなど多様な企業への内定実績を持つ。

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