「就活の履歴書をAIで作っても大丈夫?」
「志望動機や自己PRをChatGPTに書いてもらったらバレる?」
「履歴書では、どの項目にAIを使えばいい?」
このように、履歴書作成にAIを活用したいと考えている就活生も多いのではないでしょうか。
結論から言えば、履歴書を作成する際にAIを活用すること自体は問題ありません。
ただし、履歴書のすべてをAIに作ってもらうわけではありません。
氏名、住所、学歴、資格などの事実情報は、自分自身で正確に入力する必要があります。
AIが特に役立つのは、
志望動機
自己PR
趣味・特技
長所・短所
などの自由記述欄です。
AIは文章を整理したり、表現を言い換えたり、文字数に合わせて文章を整えたりすることを得意としています。
一方、
「なぜその企業を志望しているのか」
「自分にはどんな経験があるのか」
「自分はどんな人間なのか」
という情報を持っているのは、自分自身です。
そのため、
内容は自分、整理・文章化はAI
という役割分担で使うのがおすすめです。
実際、履歴書や応募書類への生成AI活用については、AIを下書きや文章整理の補助として使い、最後は本人が確認する使い方が推奨されています。
本記事では、元日系大手人事で、キャリアアドバイザーとして延べ3,000名以上の学生と接点を持ってきた成田さん監修のもと、就活用の履歴書にAIを活用する方法を解説します。
志望動機、自己PR、趣味・特技、長所・短所で使えるコピペ用プロンプトも紹介します。
履歴書をAIで作成しても問題ない?
結論、履歴書作成にAIを活用すること自体は問題ありません。
成田さんの考えでは、
「AIを使ったかどうか」より、「履歴書に本人の経験や考えが正しく反映されているか」の方が重要
です。
AIを使って文章を整理したとしても、
実際の経験に基づいている
事実と異なる内容がない
応募企業に合わせている
面接で自分の言葉で説明できる
という状態であれば、過度にAI利用を気にする必要はありません。
反対に、
「〇〇株式会社に受かる志望動機を書いて」
とだけAIに入力し、出てきた文章をそのまま履歴書に貼るのはおすすめしません。
AIに与える情報が少ないと、
「御社の成長性に魅力を感じました」
「私のコミュニケーション能力を活かして貢献したいです」
といった、誰にでも当てはまる文章になりやすいためです。
履歴書AIに関する参考記事でも、AIの文章をそのまま利用するのではなく、自分自身の経験や応募企業の情報を入力し、最後に本人が確認することが重要とされています。
そもそも履歴書とは?
履歴書とは、企業へ応募する際に、
氏名
住所
連絡先
学歴
資格
志望動機
自己PR
趣味・特技
など、自分自身の基本情報を伝えるための応募書類です。
就活では、企業が用意したエントリーシートとあわせて提出するケースもあります。
履歴書では、
「誰が応募しているのか」という基本情報
と、
「どのような人物なのか」という自由記述情報
の両方を企業へ伝えます。
なお、履歴書のフォーマットによって項目は異なります。
例えば、
長所・短所
学生時代に力を入れたこと
得意科目
ゼミ・研究内容
などの欄が用意されている場合もあります。
履歴書とESの違いは?
就活では、履歴書とエントリーシート(ES)の両方を提出する企業があります。
履歴書は、
氏名
住所
学歴
資格
などの基本情報を含む書類です。
一方、ESでは、
志望動機
自己PR
ガクチカ
将来やりたいこと
企業独自の設問
などを通じて、学生の経験や考え方を詳しく確認する傾向があります。
内定くんの記事でも、ESは志望動機・自己PR・ガクチカなどを通じて、履歴書だけでは伝わりにくい人柄や志望度、考え方を伝える書類として整理されています。
ただし、履歴書にも志望動機や自己PRなどの自由記述欄があるため、AIの使い方はES作成と共通する部分が多くあります。
履歴書をAIで作るメリットは?
履歴書でAIを活用する主なメリットは以下の4つです。
自由記述欄を書く時間を削減できる
自分の考えを文章として整理できる
文字数に合わせて文章を調整できる
応募企業ごとに内容をブラッシュアップしやすい
自由記述欄を書く時間を削減できる
履歴書で時間がかかるのは、
「氏名を書く」
「大学名を書く」
といった事実欄ではありません。
多くの学生が悩むのは、
「志望動機に何を書けばいいかわからない」
「自己PRを200字にまとめられない」
「趣味・特技をどう説明すればいいかわからない」
といった自由記述欄です。
AIに自分の情報を渡し、文章のたたき台を作ってもらえば、ゼロから文章を考える時間を短縮できます。
自分の考えを文章として整理できる
「言いたいことはあるけれど、文章にできない」
という場合にもAIは便利です。
例えば志望動機なら、
企業のどこに魅力を感じたか
なぜ魅力を感じたか
自分のどんな経験とつながるか
入社後何をしたいか
を箇条書きで入力します。
AIに、
「この情報だけを使って、履歴書の志望動機として自然につながるよう整理してください」
と頼めば、文章の構造を作ってもらえます。
文字数に合わせて文章を調整できる
履歴書は記入できるスペースが限られています。
例えば、
「この自己PRを200字以内にしてください」
「意味を変えず150字程度に短くしてください」
「この文章で削っても意味が変わらない部分を教えてください」
とAIに依頼できます。
内容を考えるだけでなく、文字数調整にも活用できます。
応募企業ごとに内容をブラッシュアップしやすい
履歴書の志望動機や自己PRは、応募企業に合わせて調整することが重要です。
AIに、
応募企業
仕事内容
求める人物像
自分の経験
を伝えれば、
「この企業に提出する場合、どの部分を強調した方がいい?」
と壁打ちできます。
参考記事でも、応募先企業や募集内容に合わせて文章を調整することが、AIを有効活用するポイントとして挙げられています。
履歴書でAIが必要になるのはどの項目?
履歴書のすべてにAIが必要なわけではありません。
例えば、
氏名
生年月日
住所
電話番号
メールアドレス
学歴
資格
などは、基本的に自分で事実を入力すれば問題ありません。
一方、AIを活用しやすいのは主に以下の4つです。
志望動機
自己PR
趣味・特技
長所・短所
履歴書によっては、
「学生時代に力を入れたこと」
が設けられている場合もあります。
その場合も、自己PRなどと同様にAIを壁打ちや文章整理に活用できます。
履歴書の志望動機でAIをどう使う?
履歴書の中でも、特にAIを活用しやすいのが志望動機です。
志望動機では、
「なぜこの企業なのか」
を伝える必要があります。
AIに企業名だけを伝えて志望動機を作ってもらうのではなく、まず以下の情報を整理しましょう。
応募企業名
応募職種
企業の魅力だと感じた点
なぜ魅力を感じたのか
自分の経験との接点
入社後やりたいこと
AIにいきなり志望動機を書かせない
おすすめなのは、最初にAIと壁打ちする方法です。
例えば、
「〇〇株式会社の志望動機を書きたいです。完成文はまだ作らず、説得力のある志望動機を書くために足りない情報を一問ずつ質問してください」
と依頼します。
質問に答えていけば、
「なぜその企業なのか」
を自分自身で整理できます。
〖コピペで使える〗志望動機用プロンプト①:壁打ちする
あなたは新卒就活に詳しいキャリアアドバイザーです。
私は「〇〇株式会社」に提出する履歴書の志望動機を書こうとしています。
いきなり志望動機の完成文は作らないでください。
説得力のある志望動機を書くために必要な情報を、一問ずつ質問してください。
特に、
・なぜこの業界なのか
・なぜこの企業なのか
・企業のどこに魅力を感じたのか
・なぜそこに魅力を感じるのか
・自分の経験や価値観とどうつながるのか
・入社後何をしたいのか
を深掘りしてください。
私の回答が抽象的な場合は、「なぜ?」と追加質問してください。
〖コピペで使える〗志望動機用プロンプト②:たたき台を作る
あなたは新卒就活に詳しいキャリアアドバイザーです。
以下の情報だけを使って、履歴書に記載する志望動機を3パターン作成してください。
【応募企業】
[企業名]
【応募職種】
[職種]
【企業の魅力だと感じた点】
[記入]
【なぜ魅力を感じたのか】
[記入]
【自分の経験・価値観との接点】
[記入]
【入社後やりたいこと】
[記入]
【条件】
・最初に志望理由が伝わるようにする
・どの企業にも当てはまる表現を避ける
・入力していない経験や事実を追加しない
・「成長したい」「社会貢献したい」だけで終わらせない
・本人が面接で説明できる自然な言葉にする
・各〇〇字以内にする
・3パターンで切り口を変える
〖コピペで使える〗志望動機用プロンプト③:企業独自性を確認する
以下の志望動機を添削してください。
[志望動機を入力]
特に、
他社にも当てはまりそうな表現
なぜこの企業なのか伝わりにくい部分
自分の経験とのつながりが弱い部分
面接で深掘りされそうな部分
を指摘してください。
いきなり文章を書き直すのではなく、まず改善点だけを教えてください。
履歴書の自己PRでAIをどう使う?
自己PRでは、
「自分にはどのような強みがあり、それを企業でどう活かせるか」
を伝えます。
AIに、
「自己PRを書いて」
とだけ依頼するのではなく、
自分の強み
強みが出た経験
当時の課題
自分が考えたこと
具体的な行動
結果
入社後の活かし方
を入力しましょう。
参考記事でも、AIの出力品質を高めるには、本人しか知らない経験や成果などのインプットを十分に与えることが重要だとされています。
〖コピペで使える〗自己PR用プロンプト①:必要な情報を整理する
あなたは新卒就活に詳しいキャリアアドバイザーです。
履歴書の自己PRを書きたいです。
以下が現時点で考えている内容です。
【自分の強み】
[記入]
【強みが出た経験】
[記入]
この情報をもとに、自己PRを書くために不足している情報を一問ずつ質問してください。
特に、
・どんな状況だったのか
・どんな課題があったのか
・自分が何を考えたのか
・具体的にどんな行動をしたのか
・結果として何が変わったのか
・その強みを仕事でどう活かせるのか
を深掘りしてください。
完成文はまだ作らないでください。
〖コピペで使える〗自己PR用プロンプト②:たたき台を作る
あなたは就職活動に詳しいキャリアアドバイザーです。
以下の情報をもとに、履歴書用の自己PRを3パターン作成してください。
【自分の強み】
[記入]
【強みを具体的に言い換えると】
[記入]
【強みが出た経験】
[記入]
【当時の課題】
[記入]
【自分が考えたこと】
[記入]
【具体的な行動】
[記入]
【結果】
[記入]
【仕事での活かし方】
[記入]
【条件】
・最初に強みが伝わるようにする
・強みを抽象語だけで終わらせない
・本人の具体的な行動を入れる
・入力していない事実や数字を追加しない
・〇〇字以内にする
・面接で本人が説明できる自然な文章にする
・3パターンで強みの表現を少し変える
〖コピペで使える〗自己PR用プロンプト③:履歴書の文字数に短くする
以下の自己PRを、意味を変えず〇〇字以内に短くしてください。
[自己PR]
【条件】
・自分の強み
・強みが表れた具体的な行動
・結果
・仕事での活かし方
はできるだけ残してください。
入力されていない事実は追加しないでください。
削った内容についても最後に教えてください。
履歴書の趣味・特技でAIをどう使う?
趣味・特技欄でもAIを活用できます。
ただし、
「就活でウケる趣味を考えて」
とAIに作らせるのは避けましょう。
実際にはやっていない趣味を書いても、面接で、
「どれくらい続けているの?」
「最近は何をした?」
と聞かれれば答えられません。
AIの役割は、
実際の趣味・特技を、相手に伝わる文章へ整理すること
です。
例えば、
「旅行」
だけではなく、
「旅行が趣味で、行く前に現地の交通や飲食店を調べて計画を立てることが好きです」
とすれば、人物像が伝わりやすくなります。
〖コピペで使える〗趣味・特技用プロンプト①:書き方を考える
あなたは新卒採用に詳しいキャリアアドバイザーです。
履歴書の趣味・特技欄を書きたいです。
私の趣味・特技は以下です。
[趣味・特技を記入]
この内容について、面接官が人物像をイメージしやすいようにするため、追加で聞きたいことを一問ずつ質問してください。
実際に行っていない趣味・特技やエピソードは作らないでください。
〖コピペで使える〗趣味・特技用プロンプト②:短く文章化する
以下の情報をもとに、履歴書の趣味・特技欄に記載する文章を3パターン作成してください。
【趣味・特技】
[記入]
【始めたきっかけ】
[記入]
【どのくらい続けているか】
[記入]
【具体的にどのように楽しんでいるか】
[記入]
【趣味・特技からわかる自分の特徴】
[記入]
【条件】
・実際の情報だけを使う
・過度に仕事へ結びつけない
・本人の人柄が自然に伝わる文章にする
・各〇〇字以内
・3パターン作成する
趣味を無理に自己PR化しない
趣味・特技欄では、
「読書を通して論理的思考力を培いました」
「旅行を通じて行動力を身につけました」
など、無理にすべてを強みへ変換する必要はありません。
企業が会話のきっかけとして利用することもあるため、本人らしさが自然に伝わる内容にしましょう。
履歴書の長所・短所でAIをどう使う?
履歴書に長所・短所欄がある場合もAIを活用できます。
長所で重要なのは、
長所を具体的な行動として説明すること
です。
短所で重要なのは、
短所がどんな場面で出るのかと、現在の改善行動を説明すること
です。
履歴書の長所・短所欄は、採用担当者が人柄や自己理解度を確認し、面接で話を深める材料にもなります。
〖コピペで使える〗長所用プロンプト
あなたは新卒就活に詳しいキャリアアドバイザーです。
以下の長所を、履歴書で伝わりやすい文章に整理したいです。
【自分の長所】
[記入]
【長所が出た経験】
[記入]
【具体的に取った行動】
[記入]
【結果】
[記入]
以下の条件で3パターン作成してください。
・長所を抽象語だけで終わらせない
・本人の行動がイメージできる表現にする
・入力していない事実を追加しない
・〇〇字以内
・面接で本人が話せる自然な文章にする
〖コピペで使える〗短所用プロンプト
あなたは新卒就活に詳しいキャリアアドバイザーです。
以下の短所を、履歴書で伝わりやすい文章に整理してください。
【自分の短所】
[記入]
【短所が出た経験】
[記入]
【短所によって起きた問題】
[記入]
【そこから気づいたこと】
[記入]
【現在行っている改善行動】
[記入]
【条件】
・短所を抽象語だけで終わらせない
・必要以上にネガティブにしない
・無理に長所へ言い換えない
・実際に行っていない改善策を追加しない
・〇〇字以内
・面接で本人が説明できる自然な文章にする
履歴書にはどのAIツールがおすすめ?
履歴書の自由記述欄を作成・添削する際に、まず試したいAIツールは以下の4つです。
内定くんES添削AI
ChatGPT
Gemini
Claude
履歴書のフォーマットそのものまで作成したい場合は、履歴書作成に特化したサービスを組み合わせてもよいでしょう。
〖特におすすめ〗内定くんES添削AI
内定くんES添削AIは、LINE上で志望動機・自己PR・ガクチカなどの文章を添削できる就活特化型AIです。
企業名と設問を送ることで、応募企業が求める人物像に合わせた添削ができるほか、ES作成AIでは登録した自己PRやガクチカなどをもとに、企業ごとの下書きを作ることもできます。
本来はES向けの機能ですが、
履歴書の志望動機
自己PR
長所
ガクチカ
など、ESと共通する自由記述欄のブラッシュアップにも活用しやすいです。
特に、
「ChatGPTにどんなプロンプトを入力すればいいかわからない」
「自分で書いた文章が企業に刺さるかわからない」
という人は、就活特化型AIを使う方法があります。
履歴書の自由記述欄を作ったら、内定くんES添削AIで文章を添削してみましょう。
ChatGPT
ChatGPTは、
志望動機の壁打ち
自己PRの深掘り
趣味・特技の文章化
長所・短所の整理
文字数調整
誤字脱字チェック
面接での深掘り質問
など幅広く活用できます。
特に、
「足りない情報を一問ずつ質問してください」
と依頼しながら文章に必要な情報を整理できる点が便利です。
履歴書の完成文をいきなり作らせるのではなく、対話しながら自分の情報を深掘りする使い方がおすすめです。
Gemini
Geminiも、履歴書の文章整理やブラッシュアップに活用できます。
例えば、
「この志望動機で抽象的な部分を指摘してください」
「同じ自己PRを200字・300字・400字で作り分けてください」
などと依頼できます。
複数の文章を比較したり、情報を整理したりする用途にも向いています。
Claude
Claudeは、長めの情報を渡した上で文章を整理する用途に使いやすいAIです。
例えば、
自己分析のメモ
過去の経験
企業情報
志望動機
自己PR
などをまとめて渡し、
「この情報の中から履歴書の自己PRに使うべき内容だけ整理してください」
と依頼できます。
履歴書だけでなくESなど、複数の応募書類をまとめて整理したい場合にも使えます。
〖その他4選〗履歴書作成に使えるAIツールは?
履歴書のフォーマット作成まで効率化したい場合は、以下のようなサービスもあります。
Yagish(ヤギッシュ)
Yagishは、スマートフォンやPCから履歴書を作成できるサービスです。
新卒向け履歴書のテンプレートも用意されており、AIによる文章作成、PDF出力、コンビニ印刷などにも対応しています。
「自由記述欄だけでなく、履歴書のフォーマット自体も作りたい」
という場合に使いやすいでしょう。
らくらく履歴書
らくらく履歴書は、履歴書をブラウザなどから作成でき、AIによる文章作成も利用できるサービスです。
新卒向け履歴書にも対応しており、志望動機や自己PRなどのたたき台を作成する用途にも利用できます。
AIが作った文章は、そのまま使わず自分の経験や言葉に合わせて修正しましょう。
Canva
Canvaには履歴書テンプレートに加え、AIで志望動機のアイデア出しやたたき台を作成できる機能があります。
文章作成とレイアウトを同じサービス内で行いたい場合に選択肢になります。
ただし、企業から履歴書のフォーマットを指定されている場合は、必ず指定された形式を使用しましょう。
MYレジュメ
MYレジュメは、履歴書の作成やPDF・Word出力、AI文章生成などに対応したサービスです。
履歴書の入力からデータ出力までまとめて進めたい場合の選択肢になります。
ただし、サービスごとに主な対象者やテンプレートが異なるため、新卒就活で利用する場合は、自分の応募先に適した履歴書形式になっているか確認しましょう。
履歴書でAIを使うときの注意点は?
履歴書作成にAIを活用する際は、特に以下の6点に注意しましょう。
AIが作った文章をそのまま提出しない
学歴や資格などの事実情報をAI任せにしない
AIに存在しない経験を作らせない
応募企業ごとに内容を確認する
個人情報を安易に入力しない
面接で自分の言葉で説明できる状態にする
AIが作った文章をそのまま提出しない
最も避けたいのは、AIが生成した文章のコピペです。
AIが作った文章には、
「貴社の革新的な企業姿勢に魅力を感じ」
「持ち前のコミュニケーション能力を最大限活かし」
など、本人が普段使わない表現が含まれることがあります。
さらに、入力情報が少ないと、誰にでも当てはまる文章になりやすいです。
AIが生成した文章はあくまでもたたき台として、自分の言葉に直しましょう。
学歴や資格などの事実情報をAI任せにしない
履歴書には、
入学年月
卒業年月
学校名
学部・学科
資格名
取得年月
など、正確性が必要な情報があります。
こうした内容は、AIに推測させるものではありません。
自分自身で正式名称や年月を確認して入力してください。
特にAIへ、
「私の卒業年を計算して履歴書を作って」
などと依頼した場合は、最終的に必ず確認しましょう。
AIに存在しない経験を作らせない
AIは、文章を自然にするために、入力していない内容を補う場合があります。
例えば、
「サークル活動を自己PRにしてください」
という情報だけを与えた結果、
「50名のメンバーをまとめました」
「参加率を20%改善しました」
など、実際にはない内容が入ってしまう可能性があります。
プロンプトには、
「入力していない事実や数字は追加しない」
と入れておきましょう。
履歴書は事実に基づくことが前提です。
応募企業ごとに内容を確認する
同じ志望動機を、企業名だけ変えて複数社に提出するのはおすすめしません。
特に、
「なぜこの企業なのか」
が必要な志望動機は、応募企業ごとに見直しましょう。
AIに企業の情報を渡した上で、
「この志望動機で他社にも当てはまりそうな部分を教えてください」
と確認する方法もおすすめです。
個人情報を安易に入力しない
履歴書には、
氏名
住所
電話番号
メールアドレス
生年月日
など、多くの個人情報が含まれます。
汎用生成AIに文章を添削してもらう場合、履歴書を丸ごとコピーして貼り付ける必要はありません。
例えば、
「氏名:山田太郎」
ではなく、
「氏名:削除」
として、添削に必要のない個人情報は取り除きましょう。
応募書類でAIを利用する際は、個人情報や機密情報の入力に注意することも推奨されています。
面接で自分の言葉で説明できる状態にする
最後に確認したいのは、
「履歴書に書いたことを、面接で自分の言葉で説明できるか」
です。
志望動機を書いたなら、
「なぜそう思った?」
自己PRを書いたなら、
「他にもその強みが出た経験は?」
趣味を書いたなら、
「最近は何をした?」
短所を書いたなら、
「どう改善している?」
と聞かれる可能性があります。
AIで文章だけをきれいに整えても、面接で答えられなければ意味がありません。
AIで作った履歴書について、
「この内容から面接官が深掘りしそうな質問をしてください」
と依頼し、面接対策まで行うのがおすすめです。
まとめ
就活用の履歴書作成でAIを活用すること自体は問題ありません。
重要なのは、
「履歴書全部をAIに作らせる」のではなく、「自由記述欄を整理するためにAIを使う」
という考え方です。
氏名
住所
学歴
資格
などの事実情報は、自分自身で正確に入力します。
一方、
志望動機
↓
企業の情報と自分の経験を整理する
自己PR
↓
強みとエピソードをわかりやすく文章化する
趣味・特技
↓
本人らしさが伝わる表現にする
長所・短所
↓
抽象的な特徴を具体的な行動に言い換える
といった部分ではAIを活用できます。
AIを使う際は、
「完成文を書いて」
といきなり依頼するのではなく、
「文章を書くために足りない情報を一問ずつ質問して」
と依頼するところから始めるのがおすすめです。
そして最後は、
事実と合っているか
自分の言葉になっているか
応募企業に合っているか
面接で説明できるか
を確認しましょう。
履歴書の志望動機や自己PRを書いた後に、
「企業にどう見えるかわからない」
「自分だけでは改善点がわからない」
という場合は、内定くんES添削AIで文章を添削してみましょう。
よくある質問
AIで履歴書を作っても大丈夫?
AIを履歴書作成の補助として使うこと自体は問題ありません。
特に、志望動機や自己PRなどの自由記述欄の壁打ち、文章化、添削、文字数調整に活用できます。
ただし、AIが作った内容をそのまま提出するのではなく、事実確認を行い、最後は自分の言葉で仕上げましょう。
AIで作った履歴書は企業にバレる?
文章だけからAI使用を断定することは簡単ではありませんが、AIを使ったことよりも、不自然な文章や本人の経験と合わない内容の方が問題です。
AIが作った文章をそのまま使うと、抽象的な表現やテンプレート的な文章になり、違和感を持たれる可能性があります。
自分の経験を十分に入力し、最後は自分の言葉へ書き換えましょう。
履歴書のどこにAIを使うのがおすすめ?
特におすすめなのは、
志望動機
自己PR
趣味・特技
長所・短所
などの自由記述欄です。
一方、氏名、住所、学歴、資格などはAIで文章を考える必要がありません。
正確な事実を自分自身で入力しましょう。
履歴書の志望動機をChatGPTに書いてもらってもいい?
ChatGPTを使って志望動機のたたき台を作ることはできます。
ただし、
「〇〇株式会社の志望動機を書いて」
だけでは、誰にでも当てはまる内容になりやすいです。
自分が企業のどこに魅力を感じたのか、なぜそう思ったのか、自分の経験とどうつながるのかを整理してからAIに入力しましょう。
履歴書の趣味や特技もAIで考えていい?
実際にはやっていない趣味や特技をAIに作ってもらうのは避けましょう。
AIには、自分が実際に行っている趣味・特技について、
「どんな情報を追加すると人柄が伝わりますか?」
と壁打ちしてもらう使い方がおすすめです。
AIで作った履歴書はそのまま提出していい?
おすすめしません。
AIが作った履歴書には、
事実と異なる内容
本人が普段使わない表現
他の企業にも当てはまる文章
面接で説明できない内容
が含まれていないか確認する必要があります。
最後は必ず本人が確認し、自分の言葉で説明できる状態にしてから提出しましょう。
履歴書とESの両方にAIを使っても大丈夫?
どちらにも活用できます。
ただし、履歴書とESで、
「履歴書では長所が行動力なのに、ESでは慎重さを強みとしている」
など、内容に大きなズレがないか確認しましょう。
AIに履歴書とESの文章を渡し、
「この2つで人物像や経験に矛盾がないか確認してください」
とチェックしてもらう使い方もおすすめです。



