「SPIの練習問題を無料で解きたいけど、数が多くない」
「過去問と書いてあるサイトが多いけど、SPIに公式の過去問集はあるの?」
「模擬試験と言われても、何問解けば十分なのか、解き方の型が分からない」
SPI(SPI3)の能力検査は、語句の読み取りや条件整理など、選択式の問題が中心です。練習の第一歩は、どの問題を使うかを見極めることです。本番で撮影した画面や、流出しているとされる過去問ではなく、公式に公開されている例題や、自分で選んだ正当な教材、本記事の編集部作成例題を使いましょう。
無料で使える練習問題は、SPI提供元の公式例題と、本記事の編集部作成例題(SPI公式問題ではありません)が中心です。 言語2問・非言語3問の解説付き例題と、4問ミニ演習の進め方、復習の型まで整理します。
元日系大手人事として新卒採用に5年以上携わってきた成田さんの監修のもと、正当な練習材料の見分け方から、実際に手を動かす演習まで解説します。読み終えれば、無料で今日から始められる練習の型が持てます。
SPIの練習問題はどこで手に入る?
SPIの練習問題は、大きく「公式例題」「編集・教育用の例題」「市販の問題集・アプリ」「流出・転載とされる本番問題」の4つに分けて考えます。 就活生が安全に使えるのは、前半の3つです。
種類 | 内容 | 使ってよい場面 | 注意点 |
|---|---|---|---|
公式例題 | SPI提供元がコラム等で公開しているサンプル | 形式確認・最初の1セット | 本番問題そのものではない |
編集・教育用例題 | 媒体や教材が独自に作成した練習問題 | 形式の練習・解き方の確認 | 「SPI公式問題ではない」と明記されているか確認 |
市販の問題集・アプリ | 自分で購入・登録した正規教材 | 反復練習・時間制限演習 | 案内の形式と合っているか確認 |
流出・転載とされる本番問題 | 受検者が撮影・転載したもの等 | 使わない | 規約違反・不正のリスク |
SPIの開発者も、過度な暗記対策より受検方法や回答形式に慣れることを重視しています。まずは公式例題で画面と選択肢の形式を確認し、弱点が見えてきたら同系統の問題を反復する——この流れが、練習問題の使い方の基本です。
対策の全体の順番や残り日数の組み立ては、SPI対策の勉強法の記事で扱います。本記事では、どの問題を使って演習するかに集中します。
「SPI過去問」で検索した人へ
SPI提供元の公式サイトで確認できる学習材料は「例題」として公開されています。 検索結果で「SPI過去問」と表示されたページが、提供元の公式問題とは限りません。提供元名と出典を確認してください。
就活生が押さえておきたい点は次のとおりです。
今回確認できた公式の学習材料は**例題(サンプル)**であり、本番問題集とは案内されていない
本番問題の転載・流出を探して集める行為は、受検規約や企業の案内に反する可能性がある
「この問題が次も出る」と断定できる材料は、一般には存在しない
迷ったときは、本番問題の転載・流出を探さず、公式例題や正規教材を使う方針で問題ありません。SPI提供元の公式コラムには、能力検査の例題が掲載されています。ここから形式を確認し、本記事の編集部作成例題で手を慣らすのが、安全な出発点です。
無料で使える練習問題の正体
この記事で「無料」と言うのは、①SPI提供元の公式例題、②本記事の編集部作成例題の2つを指します。 偽の無料模擬試験や、出所不明のスクレイピング問題は含みません。
SPI提供元の公式例題(無料)
SPI3の公式コラムでは、能力検査(言語・非言語)と性格検査の例題が公開されています。能力検査の例題は、語句の意味を問う形式や、条件を整理して数え上げる形式など、本番に近い出題形式の確認に向いています。
公式例題のページ:適性検査の「能力検査」と「性格検査」の違いとは?
公式例題は本番問題そのものではありませんが、正当な無料サンプルとして最優先で使ってください。本文の転載は著作権上できないため、上記URLから直接確認してください。
本記事の編集部作成例題(無料)
以下に掲載する言語2問・非言語3問は、編集部がSPIの出題形式を参考に独自に作成した教育用の問題です。SPI公式問題ではありません。 本番と同一の問題が出る保証はなく、出題頻度を示すものでもありません。
それでも、語句の読み取り・関係の整理・集合の数え上げ・割合・仕事算といった、能力検査で身につけたい処理の型を練習する材料として使えます。
編集部作成・言語の練習問題(2問)
【編集部作成・SPI公式問題ではない】 以下の問題は学習用のオリジナル例題です。
言語Q1(語句理解)
問題: 「入会金を免除する」の意味として、最も適切なものを1つ選びなさい。
A. 入会金を徴収する
B. 入会金を支払わなくてよいようにする
C. 入会金を増額する
D. 入会金を後日払う
E. 入会金を分割して払う
正答:B
解説: 「免除(めんじょ)」は、義務や負担を取り除くことです。「入会金を免除する」は、本来必要な入会金をなくす=支払わなくてよいようにする、という意味になります。Aは徴収(取り立てる)、Cは増額、D・Eは支払い時期・方法の変更であり、「免除」とは異なります。
言語Q2(関係推測)
問題: 「川」に対する「支流」と同じ関係の組み合わせを1つ選びなさい。
A. 会社−支社
B. 月−日
C. 車−タイヤ
D. 本−ページ
E. 道−横断歩道
正答:A
解説: 「支流」は、大きな川に流れ込む枝分かれした川です。つまり「川」に属する下位の水路、という関係です。Aの「支社」は「会社」の傘下にある下位組織であり、包含・従属の関係が対応します。Bの「日」は「月」の構成単位ですが、川−支流のような「枝分かれ」ではありません。Cは部品、Dは構成要素、Eは道路上の設備であり、問われている関係と一致しません。
編集部作成・非言語の練習問題(3問)
【編集部作成・SPI公式問題ではない】 以下の問題は学習用のオリジナル例題です。
非言語Q1(並べ方)
問題: 男子学生3人(A・B・C)と女子学生2人(D・E)が、1列に並ぶ。男子3人は必ず隣り合う。並び方は何通りあるか。
A. 12通り
B. 24通り
C. 36通り
D. 60通り
E. 120通り
正答:C
解説: 男子3人を1つのまとまり(ブロック)として扱います。ブロック・D・Eの3単位を並べる方法は 3! = 6通り。ブロック内でA・B・Cを並べる方法は 3! = 6通り。よって 6 × 6 = 36通り です。男子がばらばらに並ぶ場合は別問題になるため、条件どおり「必ず隣り合う」ことを先にブロック化してください。
非言語Q2(割合)
問題: ある商品の定価を20%値上げしたあと、さらに20%値下げした。元の定価と比べて最終価格はどうなるか。
A. 元より4%高い
B. 元と同じ
C. 元より4%安い
D. 元より20%安い
E. 元より36%安い
正答:C
解説: 元の定価を100とおくと、20%値上げで120、そこから20%値下げは 120 × 0.8 = 96 です。100に対して96なので、元より4%安い(4%減)となります。値上げと値下げの率が同じでも、基準となる金額が変わるため、元の価格には戻りません。
非言語Q3(仕事算)
問題: ある仕事を、Aだけで行うと6時間、Bだけで行うと3時間かかる。AとBが同時にその仕事を行うと、何時間で終わるか。途中で休憩は取らないものとする。
A. 1.5時間
B. 2時間
C. 2.5時間
D. 3時間
E. 4.5時間
正答:B
解説: 仕事の総量を1とおきます。Aの1時間あたりの処理量は 1/6、Bは 1/3 = 2/6 です。同時に行うと 1/6 + 2/6 = 3/6 = 1/2 を1時間で処理できるので、全体が終わるまでの時間は 1 ÷ (1/2) = 2時間 です。
4問ミニ演習の進め方(模擬の型)
上記の言語Q1・Q2と非言語Q1・Q2の4問を、時間を計って1セット解く練習がおすすめです。 これは本番の得点や合否を予測する模擬試験ではなく、時間配分と復習の型を身につけるためのミニ演習です。
おすすめの進め方(編集上の例)
ステップ | やること | 記録すること |
|---|---|---|
① | 4問をまとめて解く(正答は見ない) | 全体と各問にかかった時間 |
② | 正答と解説を読み、自力で解き直す | 読み違い・計算ミス・解法不明のどれか |
③ | 間違えた問題だけ、なぜ外したかをメモ | 次に確認するポイント |
④ | 翌日以降、間違えた問題だけもう一度 | 解説なしで解けたか |
カットオフや合格ラインは、この4問からは読み取れません。あくまで「1問に何分かかったか」「どの系統でつまずいたか」を記録し、次の練習に活かすための演習です。
SPIの開発者は、分からない問題に時間をかけすぎず、次に進む判断も有効だと説明しています。ミニ演習でも、1問に固執しすぎない練習を意識してください。非言語Q3(仕事算)など、個別の解法を深掘りしたい場合は、仕事算や非言語の個別記事で扱います。
練習後の復習ルーティン
問題を解いたあとの復習まで行うと、次に直す点が分かります。 次の4ステップを、能力検査の練習後に回してください。
正誤を記録する
正解・不正解に加え、「時間がかかった」「条件を読み違えた」など、原因を一言メモします。解説を読んで自力で解き直す
答えを覚えるのではなく、読み取りや計算の手順を自分の言葉で言い直します。同系統をもう1問
公式例題や自分で選んだ教材で、同じ系統(語句・集合・割合など)を1問追加します。時間を空けて再チェック
翌日以降に、間違えた問題だけを解き直し、手順を再現できるか確認します。
性格検査は、SPIの開発者が事前準備不要・率直な回答を推奨しており、本記事のように正誤のある練習問題の対象にはしていません。性格検査が案内に含まれる場合は、設問形式の確認にとどめてください。
間違えた問題の復習にWebテ対策AIを使う
練習で間違えた問題は、解説を読んでも腑に落ちないことがあります。内定くんの Webテ対策AI は、自分で取り組んだ正当な練習問題 の写真をLINEで送ると、解答と解説が返る学習ツールです。SPI・玉手箱・CAB・TG-WEBなど主要形式に対応しています。
▼ミニ演習でつまずいた問題を、復習で効率よく理解したい方はWebテ対策AIを試してみてください
LINEで今すぐ内定くんAIを試してみる
本番と練習の線引き
企業の案内で認められていない外部ツールや解答集を、本番のSPI中に使うのは不正です。 練習・復習のためのツールと、受検中のカンニングは明確に分けてください。
SPIの提供元も、替え玉受検やカンニングへの対策を行っていると説明しています。監視の有無にかかわらず、企業の案内と受検規約に従ってください。
よくある質問
SPIの過去問はどこで入手できますか?
SPI提供元の公式サイトでは、学習材料が「例題」として公開されています。 「過去問」と書かれたページを公式問題だと思い込まず、提供元と出典を確認してください。練習には公式例題・自分で選んだ正規教材・本記事の編集部作成例題を使い、本番問題の転載・流出を探して集める行為は避けてください。
無料のSPI模擬試験は信頼できますか?
出所が明確で、公式例題や編集部作成と明記されているものに限れば、形式練習に使えます。 本番の得点を保証するものや、出所不明の「完全再現」は信用しないでください。本記事の4問ミニ演習も、得点予測の模擬試験ではありません。
ネットの「SPI問題」は使っていいですか?
自分で正当に入手した問題(公式例題・購入した教材・編集部作成例題)に限ります。 受検者が撮影した画面や、流出しているとされる本番問題は使わないでください。
言語と非言語、どちらから練習すべきですか?
案内に含まれる検査と、自己チェックでつまずいた分野から優先してください。 本記事では言語2問・非言語3問を掲載していますが、得意・苦手は人それぞれです。対策の順番全般は、SPI対策の勉強法の記事を参照してください。
参考書や問題集は必要ですか?
公式例題と本記事の例題だけでも、最初の形式確認とミニ演習は可能です。 さらに問題数を増やしたい場合は、自分で選んだ正規の問題集やアプリを使います。教材の選び方は、SPI参考書の記事で扱います。
まとめ
SPIの練習問題は、公式例題・編集部作成例題・自分で選んだ正規教材を使い、流出過去問や本番のスクショは使いません。提供元の公式サイトで「例題」と案内されている材料と、本記事の編集部作成例題(SPI公式問題ではありません)から始められます。
言語2問・非言語3問の解説付き例題と、4問ミニ演習の進め方を試し、間違えた問題は復習ルーティンで定着させてください。科目ごとの解き方を深掘りする場合は、言語・非言語・推論・仕事算の個別記事を参照してください。教材を増やすときは、SPI参考書の記事で選び方を確認できます。
オンライン能力検査の復習を効率化したい方は、内定くんの Webテ対策AI を練習後の復習に使えます。自分で取り組んだ練習問題の復習に活用してください。



