SPIの割合とは?解き方のコツ・出題頻度・練習問題30問を教材開発のプロが解説

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SPIの割合とは?解き方のコツ・出題頻度・練習問題30問を教材開発のプロが解説

「割合の問題になると、何を何で割ればいいのかわからない……」
「公式は覚えたのに、文章題になると手が止まる……」
「%が2回出てくると、どの数字に掛ければいいのか混乱する……」

SPIの割合でつまずく人は、計算そのものよりも「どの数字を100%として考えるのか」が整理できていないケースが少なくありません。

中高生向けの数学指導や教材開発に携わってきた大友さんによると、割合の問題では、計算力以上に「基準となる数字を見つける力」が重要です。教材開発では、学習者がどこでつまずくのかを分析し、難しい内容を順番に整理して伝えることが求められます。割合も同じで、公式を丸暗記するより、「何を100%とするか→何を求めるか→どの式を使うか」と順番を固定したほうが理解しやすくなります。

SPIの割合で一番大切なのは、「何を100%とするか」を最初に決めることです。

この考え方がわかれば、「○○の30%」「20%増えた」「全体のうち何%か」といった問題でも、使う数字を整理しやすくなります。

この記事では、割合の基本から解き方、引っ掛けポイント、練習方法まで順番に解説します。後半には初級・中級・上級に分けたオリジナル練習問題30問も用意しています。

SPIの割合とは?

SPIの割合とは、ある量が、基準となる量に対してどれくらいの大きさなのかを考える問題です。

たとえば、200人いる参加者のうち50人が学生だったとします。

「学生は参加者全体の何%か」と聞かれた場合、考えることは次のとおりです。

  • 100%にあたる量:参加者全体の200人

  • そのうち調べたい量:学生50人

  • 求めるもの:学生の割合

したがって、

50÷200=0.25

0.25を%に直すと、

0.25×100=25%

となります。

答えは25%です。

初心者が間違えやすいのは、200÷50としてしまうことです。

割合を求めるときは、調べたい量÷100%にあたる量の順番で計算します。

割合では「大きい数字」ではなく「100%にする数字」を見る

割合の問題で、「大きい数字を小さい数字で割ればよい」と覚えるのはおすすめできません。

たとえば、

「今年の売上は昨年の売上の120%だった」

という場合、今年の売上は昨年より大きくなっています。それでも100%として考えるのは昨年の売上です。

つまり、大切なのは数字の大小ではありません。

問題文の中で、何を基準に比較しているのかを見ることが重要です。

大友さんによると、割合が苦手な人ほど、式を作る前に「100%はどれ?」と書き出すのがおすすめです。ここが決まれば、掛けるのか割るのかも判断しやすくなります。

割合の基本公式・基本的な考え方

割合では、次の3つの量を区別します。

名前

意味

基準量

100%として考える量

全体200人

比較量

基準量と比べる量

学生50人

割合

比較量が基準量のどれくらいか

25%

最低限覚えたい公式は3つです。

① 割合=比較量÷基準量

「全体の何%か」を求める式です。

たとえば、300人のうち90人が回答した場合、

90÷300=0.3

なので、

0.3=30%

となります。

%で答える場合は、小数を100倍します。

② 比較量=基準量×割合

「全体の○%はいくつか」を求める式です。

たとえば、500人の40%を求める場合、

500×0.4=200

となります。

40%をそのまま40として掛けないように注意してください。

40%=0.4です。

③ 基準量=比較量÷割合

「○%にあたる量がわかっているとき、全体はいくつか」を逆算する式です。

たとえば、「全体の30%が60人」とわかっている場合、

60÷0.3=200

なので、全体は200人です。

%・小数・分数を行き来できるようにする

割合では、同じ大きさが異なる形で表されることがあります。

25%=0.25=1/4

50%=0.5=1/2

75%=0.75=3/4

125%=1.25

また、

1割=10%
2割=20%
2割5分=25%

です。

問題文に「2割増」「25%増」「1.25倍」など異なる表現が出ても、意味をそろえて考えられるようにしておきましょう。

大友さんのポイント|毎回同じ順番で考える

割合の公式を3つ別々に丸暗記しようとすると、問題になったときに迷いやすくなります。

次の順番で考える習慣をつけるのがおすすめです。

  1. 何を100%とするか決める

  2. 何を求めるのか確認する

  3. %を小数や分数に直す

  4. 基準量・比較量・割合の関係から式を作る

  5. 答えが問題文に合っているか確認する

この順番なら、初めて見る設定でも対応しやすくなります。

割合を簡単に考える方法・別解

割合の計算が苦手な場合は、公式だけで考えなくても構いません。

100%を「100」と置いて考える

「30%」と聞いてイメージしにくい場合は、全体を100と考えてみましょう。

全体が100なら、

30%=30
70%=70
125%=125

です。

たとえば「20%増える」は、

100→120

と考えられます。

そのため、元の量に1.2を掛ければよいとわかります。

10%や1%から考える

暗算しにくい場合は、まず10%を求める方法もあります。

たとえば240の35%なら、

10%=24
30%=72
5%=12

なので、

72+12=84

と求められます。

240×0.35がすぐ計算できなくても、同じ答えにたどり着けます。

増減は「残る割合」で考える

「20%減少した」は、20%を引くことだけに注目すると式を作りにくいことがあります。

100%-20%=80%

なので、

元の量×0.8

と考えます。

逆に15%増加なら、

100%+15%=115%

なので、

元の量×1.15

です。

図で「どの中の何%か」を整理する

割合が2回以上登場するときは、簡単な箱を書くと整理しやすくなります。

たとえば、

「全社員の30%が営業部で、そのうち40%が新人」

なら、

全社員
→30%が営業部
→営業部の40%が新人

という順番です。

全社員の40%が新人なのではありません。

「そのうち」「その中の」という言葉が出てきたら、基準が途中で変わっていないか確認しましょう。

SPIで割合はどれくらい出る?

SPIでは、割合を使って考える問題に備えておくことをおすすめします。

ただし、実際の受検で割合の問題が何問出るかを一律に決めつけることはできません。受検する問題によって構成は異なるため、「必ず○問出る」と考えるのではなく、基本的な割合計算なら迷わず処理できる状態を目指しましょう。

割合は単独の問題だけでなく、人数、金額、売上、増減、構成比などを考えるときにも使える基本的な考え方です。

SPI対策に使える時間が限られている場合でも、少なくとも次の3パターンは解けるようにしておきたいところです。

  • 全体の○%を求める

  • ある量が全体の何%か求める

  • ○%にあたる量から全体を逆算する

余裕があれば、増減や二段階の割合まで練習しましょう。

SPIの割合の解き方

割合の問題では、次の手順で進めると整理しやすくなります。

  1. 最後に何を求めるのか確認する

  2. 何を100%とするのか決める

  3. 比較する量を確認する

  4. %を小数または分数に直す

  5. 掛け算・割り算を選ぶ

  6. 条件が複数ある場合は順番に計算する

  7. 答えの単位と大きさを確認する

コツ① 「○○の」を見つけて基準量を判断する

「AはBの何%か」と聞かれたら、基本的にBが基準です。

たとえば、

「45人は180人の何%か」

なら、

45÷180

です。

文章を読んだ瞬間に式を作るのではなく、「何の何%なのか」を確認しましょう。

コツ② 求めるものによって掛け算と割り算を使い分ける

「500の20%」なら、

500×0.2

です。

一方で、

「全体の20%が100だった。全体はいくつか」

なら、

100÷0.2

です。

同じ20%でも、求めるものによって計算が変わります。

コツ③ 増加・減少は100%を基準にする

20%増加した場合、

100%+20%=120%

なので1.2倍です。

20%減少した場合、

100%-20%=80%

なので0.8倍です。

「20%増」を元の数字に20だけ足す、といった計算をしないよう注意しましょう。

コツ④ 「そのうち」が出たら基準が変わる可能性を疑う

「全体の60%がA、そのうち30%がB」という場合、

B=全体×0.6×0.3

です。

2つ目の30%は「全体の30%」ではなく、「Aの30%」を意味しています。

コツ⑤ 何%増えたかは「増えた量÷元の量」

500から600に増えた場合、増加量は100です。

何%増えたかを求めるなら、

100÷500=0.2

よって20%増です。

600を基準にして100÷600としないようにしましょう。

コツ⑥ 答えが常識的な大きさか確認する

「300人の20%」を求めて600人になったら、明らかに不自然です。

20%は100%より小さいため、比較量も300人より小さくなるはずです。

計算後に数秒だけでも大きさを確認すると、掛け算と割り算の取り違えに気づきやすくなります。

SPIの割合でよくある間違いパターン

① 基準量と比較量を逆にする

「60人は240人の何%か」なら、

60÷240=25%

です。

240÷60ではありません。

毎回「100%はどちらか」を確認しましょう。

② %とパーセントポイントを混同する

支持率が30%から40%になった場合、差は10パーセントポイントです。

一方、「何%増加したか」を求めるなら、

(40-30)÷30×100

=約33.3%

です。

「割合の差」と「増加率」は別物です。

③ 20%増加を「×0.2」とする

500円の商品が20%値上がりした場合、増加分だけなら、

500×0.2=100円

です。

しかし値上がり後の価格は、

500×1.2=600円

となります。

何を求められているのか確認してください。

④ 「そのうち」の基準を見落とす

全体の40%がAで、そのうち50%がBなら、

Bは全体の、

0.4×0.5=0.2

つまり20%です。

40%+50%=90%ではありません。

⑤ 残りを直接書かれている割合で計算する

「30%が欠席した。出席者は何人か」と聞かれた場合、使うのは70%です。

100%-30%=70%

と一度整理しましょう。

⑥ 同じ割合だけ増減すれば元に戻ると思う

100から20%減ると80です。

そこから20%増えても、

80×1.2=96

となり、100には戻りません。

最初の20%は100を基準にし、次の20%は80を基準にしているためです。

大友さんも、間違えたときは「計算方法を知らなかったのか」「100%とする量を読み違えたのか」を分けて振り返ることが大切だとしています。

【難易度別】SPI割合の例題30問

【初級】SPI割合の例題10問

問題1

ある説明会には480人が参加しました。そのうち35%が3年生でした。3年生は何人ですか。

A. 144人
B. 168人
C. 180人
D. 192人

答え:B. 168人

求めるのは480人の35%です。

480×0.35=168

したがって、3年生は168人です。

問題2

ある店舗を訪れた180人のうち、54人が商品Aを購入しました。商品Aを購入した人は全体の何%ですか。

A. 25%
B. 30%
C. 35%
D. 40%

答え:B. 30%

180人を100%として考えます。

54÷180=0.3

0.3×100=30%

したがって30%です。

問題3

あるサークルでは、全会員の40%にあたる72人が1年生です。全会員は何人ですか。

A. 160人
B. 180人
C. 200人
D. 240人

答え:B. 180人

72人が全体の40%です。

基準量=比較量÷割合なので、

72÷0.4=180

全会員は180人です。

問題4

8,000円の商品を15%引きで購入しました。支払額はいくらですか。

A. 6,200円
B. 6,500円
C. 6,800円
D. 7,200円

答え:C. 6,800円

15%引きなので、支払うのは元の価格の85%です。

8,000×0.85=6,800

答えは6,800円です。

問題5

ある工場で作った製品1,200個のうち、2割5分が検査対象になりました。検査対象ではない製品は何個ですか。

A. 300個
B. 600個
C. 900個
D. 1,000個

答え:C. 900個

2割5分=25%です。

検査対象ではない割合は、

100%-25%=75%

1,200×0.75=900

したがって900個です。

問題6

全長160kmの区間のうち、62.5%まで点検が終わっています。点検済みの距離は何kmですか。

A. 90km
B. 96km
C. 100km
D. 120km

答え:C. 100km

160kmの62.5%を求めます。

160×0.625=100

答えは100kmです。

問題7

倉庫に480個の商品があり、そのうち45%を出荷しました。残っている商品は何個ですか。

A. 216個
B. 240個
C. 264個
D. 288個

答え:C. 264個

出荷したのが45%なので、残りは55%です。

480×0.55=264

答えは264個です。

問題8

90分の講義時間のうち20%がグループワークです。グループワークは何分ですか。

A. 12分
B. 18分
C. 20分
D. 24分

答え:B. 18分

90分の20%なので、

90×0.2=18

答えは18分です。

問題9

あるサービスの月額料金が2,500円から12%値上げされました。新しい料金はいくらですか。

A. 2,700円
B. 2,750円
C. 2,800円
D. 3,000円

答え:C. 2,800円

12%増なので、元の料金の112%です。

2,500×1.12=2,800

答えは2,800円です。

問題10

あるイベントの参加者数が450人から495人に増えました。参加者数は何%増えましたか。

A. 5%
B. 10%
C. 11%
D. 15%

答え:B. 10%

増えた人数は、

495-450=45人

元の450人を100%として、

45÷450=0.1

したがって10%増です。

【中級】SPI割合の例題10問

問題11

ある会社には600人の社員がいます。40%が営業部で、営業部員の25%が入社1年目でした。入社1年目の営業部員は何人ですか。

A. 40人
B. 50人
C. 60人
D. 100人

答え:C. 60人

まず営業部員を求めます。

600×0.4=240人

その25%なので、

240×0.25=60人

答えは60人です。

問題12

500g入りの商品について、ある原料が全体の8%を占めています。その原料は何g含まれていますか。

A. 32g
B. 40g
C. 42g
D. 46g

答え:B. 40g

500gを100%として、

500×0.08=40

答えは40gです。

問題13

ある商品の販売数が前年より20%減少し、今年は720個でした。前年の販売数は何個ですか。

A. 576個
B. 800個
C. 900個
D. 960個

答え:C. 900個

20%減少した後の720個は、前年の80%です。

前年の販売数をx個とすると、

x×0.8=720

x=720÷0.8=900

答えは900個です。

問題14

5,000円の商品が10%値上げされた後、新しい価格から20%値下げされました。最終価格はいくらですか。

A. 4,000円
B. 4,200円
C. 4,400円
D. 4,500円

答え:C. 4,400円

まず10%値上げします。

5,000×1.1=5,500円

次に5,500円から20%値下げします。

5,500×0.8=4,400円

答えは4,400円です。

10%増と20%減をまとめて「10%減」としないよう注意しましょう。

問題15

あるクラスでは男子が全体の60%です。女子が48人いるとき、クラス全体は何人ですか。

A. 80人
B. 96人
C. 120人
D. 160人

答え:C. 120人

男子が60%なので女子は40%です。

全体の40%が48人なので、

48÷0.4=120

答えは120人です。

問題16

320個の部品のうち25%がA型です。A型以外の部品の10%が不良品でした。A型以外で不良品ではない部品は何個ですか。

A. 192個
B. 208個
C. 216個
D. 240個

答え:C. 216個

A型以外は、

320×0.75=240個

そのうち不良品ではないものは90%なので、

240×0.9=216個

答えは216個です。

問題17

800人の社員のうち30%がリモート勤務です。リモート勤務者の40%が営業職であるとき、リモート勤務をしている営業職以外の社員は何人ですか。

A. 96人
B. 120人
C. 144人
D. 168人

答え:C. 144人

リモート勤務者は、

800×0.3=240人

営業職以外は60%なので、

240×0.6=144人

答えは144人です。

問題18

ある地域の人口は25,000人でした。翌年に8%増え、その次の年に5%減りました。最終的な人口は何人ですか。

A. 25,000人
B. 25,650人
C. 26,000人
D. 27,000人

答え:B. 25,650人

1年目は、

25,000×1.08=27,000人

次の年は、

27,000×0.95=25,650人

答えは25,650人です。

8%増えて5%減ったから3%増、と単純には計算できません。

問題19

商品Aの販売数は商品Bより25%少なく、300個でした。商品Bの販売数は何個ですか。

A. 360個
B. 375個
C. 400個
D. 450個

答え:C. 400個

「Bより25%少ない」ので、300個はBの75%です。

Bの販売数をx個とすると、

x×0.75=300

x=300÷0.75=400

答えは400個です。

300×1.25=375としないよう注意しましょう。25%の基準は商品Bです。

問題20

ある商品の購入意向を持つ人の割合が36%から45%になりました。購入意向を持つ人の割合は、以前と比べて何%増加しましたか。

A. 9%
B. 20%
C. 25%
D. 36%

答え:C. 25%

割合そのものの差は、

45%-36%=9パーセントポイント

です。

しかし、今回は「以前と比べて何%増加したか」を聞かれています。

36%を基準にすると、

9÷36=0.25

したがって25%増加です。

【上級】SPI割合の例題10問

問題21

600人いる会員のうち40%がAグループ、残りがBグループです。Bグループから30人がAグループへ移りました。移動後、Aグループは全体の何%ですか。

A. 40%
B. 42%
C. 45%
D. 50%

答え:C. 45%

最初のAグループは、

600×0.4=240人

30人移るので、

240+30=270人

全体の600人は変わりません。

270÷600=0.45

答えは45%です。

問題22

図書館に1,000冊の本があります。48%が小説で、残りは小説以外です。小説の20%と、小説以外の15%が貸し出されています。貸し出されている本は全体の何%ですか。

A. 15.0%
B. 17.4%
C. 20.0%
D. 22.2%

答え:B. 17.4%

小説は、

1,000×0.48=480冊

貸出中の小説は、

480×0.2=96冊

小説以外は、

1,000-480=520冊

その15%は、

520×0.15=78冊

貸出中は合計、

96+78=174冊

174÷1,000×100=17.4%

答えは17.4%です。

問題23

ある商品を定価から20%引きにし、その金額に8%を上乗せしたところ5,184円になりました。最初の定価はいくらですか。

A. 5,400円
B. 5,760円
C. 6,000円
D. 6,480円

答え:C. 6,000円

定価をx円とします。

20%引き後は、

x×0.8

さらに8%上乗せされるので、

x×0.8×1.08=5,184

0.8×1.08=0.864なので、

x=5,184÷0.864=6,000

答えは6,000円です。

問題24

200人の団体で40%が1年生、60%が2年生以上です。ある日の欠席率は1年生が25%、2年生以上が10%でした。この日の出席者は全体の何%ですか。

A. 78%
B. 80%
C. 84%
D. 88%

答え:C. 84%

1年生は、

200×0.4=80人

出席するのは75%なので、

80×0.75=60人

2年生以上は、

200×0.6=120人

出席するのは90%なので、

120×0.9=108人

出席者は、

60+108=168人

168÷200=0.84

答えは84%です。

問題25

商品Bの在庫は500個あります。商品Aの在庫は商品Bより30%多く、商品Cの在庫は商品Aより20%少なくなっています。商品Cの在庫は何個ですか。

A. 500個
B. 520個
C. 600個
D. 650個

答え:B. 520個

商品Aは、

500×1.3=650個

商品CはAより20%少ないので、

650×0.8=520個

答えは520個です。

30%増えてから20%減っているため、単純に10%増と考えないようにしましょう。

問題26

1,200人にアンケートを行いました。45%が男性、55%が女性です。男性の40%、女性の60%が商品Aを購入したことがあると答えました。購入経験者は全体の何%ですか。

A. 48%
B. 49.5%
C. 51%
D. 55%

答え:C. 51%

男性は、

1,200×0.45=540人

男性の購入経験者は、

540×0.4=216人

女性は、

1,200×0.55=660人

女性の購入経験者は、

660×0.6=396人

合計は、

216+396=612人

612÷1,200=0.51

答えは51%です。

問題27

ある水槽には容量の40%まで水が入っています。さらに90L入れると容量の70%になりました。水槽の容量は何Lですか。

A. 225L
B. 270L
C. 300L
D. 360L

答え:C. 300L

40%から70%になったので、増えた90Lは容量の30%です。

容量をxLとすると、

x×0.3=90

x=90÷0.3=300

答えは300Lです。

問題28

工場で800個の製品を作る予定です。1日目に予定数の25%を作りました。2日目には、1日目終了時点で残っていた数の40%を作りました。2日目終了後に残っている製品は何個ですか。

A. 240個
B. 320個
C. 360個
D. 480個

答え:C. 360個

1日目終了後に残るのは、

800×0.75=600個

2日目には残り600個の40%を作るので、

600×0.4=240個

残りは、

600-240=360個

答えは360個です。

2日目の40%は800個の40%ではありません。

問題29

あるサービスには1,200人の利用者がいました。その後15%が解約しましたが、解約後の利用者数の20%にあたる人数が新規加入しました。最終的な利用者数は最初と比べてどうなりましたか。

A. 2%減少した
B. 変化しなかった
C. 2%増加した
D. 5%増加した

答え:C. 2%増加した

15%解約後は、

1,200×0.85=1,020人

新規加入者は、

1,020×0.2=204人

最終的には、

1,020+204=1,224人

最初より、

1,224-1,200=24人

増えています。

増加率は、

24÷1,200=0.02

したがって2%増加です。

問題30

ある会社には1,000人の社員がおり、A部門50%、B部門30%、C部門20%でした。その後、A部門の人数が10%減少し、B部門の人数が20%増加しました。C部門の人数は変わりません。変更後、A部門は全社員の約何%ですか。小数第2位を四捨五入してください。

A. 44.6%
B. 45.0%
C. 50.0%
D. 55.4%

答え:A. 44.6%

変更前の人数は、

A部門:1,000×0.5=500人
B部門:1,000×0.3=300人
C部門:1,000×0.2=200人

変更後は、

A部門:500×0.9=450人
B部門:300×1.2=360人
C部門:200人

全社員は、

450+360+200=1,010人

したがってA部門の割合は、

450÷1,010×100
=約44.55%

小数第2位を四捨五入すると44.6%です。

最初の1,000人を分母にし続けないことがポイントです。

SPIの割合を効率よく練習する方法

まずはSPIの対策本を1冊解く

割合の基本を理解したら、SPI全体を扱う対策本や問題集を1冊決めて繰り返しましょう。

何冊も問題集を買うことより、一度間違えた問題を次に自力で解ける状態にすることが重要です。

1回目は解説を読まなければ解けなかった問題でも、数日後に何も見ずに式を作れれば前進しています。

間違えた原因を整理する

不正解だったときに答えだけ確認して終わると、同じミスを繰り返しやすくなります。

割合では、間違えた原因を次のように分類してみましょう。

  • 100%とする量を間違えた

  • 比較量と基準量を逆にした

  • %を小数に直し忘れた

  • 増加後・減少後の割合を間違えた

  • 「そのうち」で基準が変わったことを見落とした

  • %とパーセントポイントを混同した

  • 最後に何を求める問題なのか読み違えた

  • 計算自体を間違えた

大友さんは、復習では「次に同じタイプが出たら何を確認するか」を自分の言葉で残す方法をすすめています。

たとえば、

「『そのうち』が出たら100%が変わっていないか確認する」

と書いておけば、次の問題で具体的な行動につなげられます。

問題集の解説がわからないなら内定くんのWebテスト対策AIを活用しよう

SPIの問題集を解いていると、

「答えはわかったけれど、なぜ0.8を掛けるのかわからない」

「どうしてこの数字を分母にするの?」

と、途中の考え方が理解できないことがあります。

その場合は、内定くんのWebテスト対策AIを学習補助として使う方法もあります。

大切なのは、答えだけを確認することではありません。

「なぜこの式になるのか」
「この問題では何が100%なのか」
「自分はどこで考え方を間違えたのか」

まで確認し、同じ考え方を次の問題で自力で再現できるようにしましょう。

問題集での反復を基本にしながら、自力では理解できなかった部分を整理するためにAIを補助的に活用すると、復習しやすくなります。

タイマーを使って時間を意識する

割合の解法を理解したら、徐々に時間も意識しましょう。

ただし、最初から速さばかり求めると、基準量を取り違える癖がつくことがあります。

順番は、まず正確性、その後スピードです。

STEP1:時間を気にせず正確に解く

最初は時間を測らず、

「100%は何か」
「何を求めるか」
「どの式を使うか」

を丁寧に確認してください。

途中式を書いても構いません。

STEP2:時間を決めて解く

自力で解ける問題が増えてきたら、タイマーを使います。

重要なのは、特定の秒数を守ることではなく、以前より迷う時間が減っているかを見ることです。

特に、問題文を読んでから最初の式を作るまでの時間を意識しましょう。

STEP3:正確性を保ったままスピードを上げる

慣れてきたら、

「30%減=×0.7」
「20%増=×1.2」
「何%か=比較量÷基準量」

と素早く変換できる状態を目指します。

計算だけを速くするのではなく、必要な数字を見つけて式にするまでを速くすることがポイントです。

難しい割合に時間を使いすぎない

本番では、1問に長く固執しないことも重要です。

割合の問題で、

「基準がどれかわからない」
「条件が多くて式が作れない」
「もう少し考えれば解けそう」

という状態が続くと、後ろにある解きやすい問題へ使える時間が減る可能性があります。

練習段階から、一定時間考えても解法が見えなければ、いったん次の問題に進む練習もしておきましょう。

あとで解き直すときは、

「計算が遅かったのか」
「100%とする量が見つからなかったのか」
「条件整理に時間がかかったのか」

まで振り返ると効果的です。

SPIの割合を解くときのチェックリスト

① 何を100%とするか確認したか

割合では基準量を決めることが最優先です。「何の○%か」を確認しましょう。

② 最後に何を求める問題か確認したか

割合、人数、金額、元の量など、求めるものによって使う式が変わります。

③ %を小数や分数へ正しく直したか

20%=0.2、125%=1.25です。20%を20のまま掛けないようにしてください。

④ 増加・減少後の割合を確認したか

20%増なら120%、20%減なら80%です。

⑤ 「そのうち」で基準が変わっていないか

割合が連続する問題では、2つ目の割合が何を100%としているか確認します。

⑥ 残りを求めるなら100%から引いたか

30%が欠席なら出席は70%です。問われている側の割合を使いましょう。

⑦ %とパーセントポイントを区別したか

30%から40%への変化は10ポイントですが、増加率は約33.3%です。

⑧ 増減を連続させるとき基準を更新したか

10%増えた後の20%減は、最初の量ではなく増加後の量を基準にします。

⑨ 答えの単位と大きさを確認したか

人数なら「人」、金額なら「円」、割合なら「%」です。20%を求めたはずなのに元の量より大きな数になっていないかなども確認しましょう。

まとめ|SPIの割合のコツをつかんで高得点を狙おう

SPIの割合で最初に考えるべきことは、**「何を100%とするか」**です。

基準量が決まれば、

  • 割合=比較量÷基準量

  • 比較量=基準量×割合

  • 基準量=比較量÷割合

という基本関係から式を作れます。

また、増減では100%を基準にし、「そのうち」が出てきたら基準が途中で変わっていないか確認することも重要です。

大友さんも、公式だけを丸暗記するより、「何を100%とするか→何を求めるか→式にする」という考え方を身につけることが大切だとしています。

まずは初級問題で3つの基本パターンを身につけ、中級・上級で二段階の割合や基準が変化する問題へ進みましょう。

その後はSPIの問題集を1冊決めて反復し、間違えた理由まで整理します。解説を読んでも式の意味がわからない場合はAIも補助的に使い、理解できた問題はタイマーを使って徐々に解答スピードを上げていきましょう。

まず正確性、その後スピードの順番で練習することが大切です。

SPIの割合のコツをつかみ、非言語分野での高得点を狙いましょう。

大友 裕太
監修大友 裕太元教育コンテンツ・教材開発者

中高生向けの数学指導や教材開発に従事。中学数学から高校数学まで幅広い学習内容を扱い、難しい概念を覚えやすい言葉や視覚的に理解しやすい形に整理する教材設計を得意とする。特に、学習者が「何を押さえれば問題を解けるのか」を明確にすることを重視し、数学が苦手な人にも伝わりやすい、やさしく丁寧な解説設計に取り組んできた。本記事では、教材開発・学習指導の経験をもとに、Webテストの問題内容や解説のわかりやすさ、学習者がつまずきやすいポイントなどを中心に監修している。

大友 裕太
監修大友 裕太元教育コンテンツ・教材開発者

中高生向けの数学指導や教材開発に従事。中学数学から高校数学まで幅広い学習内容を扱い、難しい概念を覚えやすい言葉や視覚的に理解しやすい形に整理する教材設計を得意とする。特に、学習者が「何を押さえれば問題を解けるのか」を明確にすることを重視し、数学が苦手な人にも伝わりやすい、やさしく丁寧な解説設計に取り組んできた。本記事では、教材開発・学習指導の経験をもとに、Webテストの問題内容や解説のわかりやすさ、学習者がつまずきやすいポイントなどを中心に監修している。

大友 裕太
監修大友 裕太元教育コンテンツ・教材開発者

中高生向けの数学指導や教材開発に従事。中学数学から高校数学まで幅広い学習内容を扱い、難しい概念を覚えやすい言葉や視覚的に理解しやすい形に整理する教材設計を得意とする。特に、学習者が「何を押さえれば問題を解けるのか」を明確にすることを重視し、数学が苦手な人にも伝わりやすい、やさしく丁寧な解説設計に取り組んできた。本記事では、教材開発・学習指導の経験をもとに、Webテストの問題内容や解説のわかりやすさ、学習者がつまずきやすいポイントなどを中心に監修している。

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