SPIの速度算とは?解き方のコツ・頻出度・練習問題30問を教材開発のプロが解説

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SPIの速度算とは?解き方のコツ・頻出度・練習問題30問を教材開発のプロが解説

「き・は・じの公式は覚えたのに、文章題になると何を計算すればいいかわからない……」
「時速と分速が混ざると混乱する……」
「追いつく問題とすれ違う問題で、足すのか引くのかわからなくなる……」。

SPIの速度算では、このようなところで手が止まりやすいです。

中高生向けの数学指導や教材開発に携わってきた大友さんによると、文章題でつまずく人は、計算そのものができないというよりも、「問題文に出てきた数字を、どの関係式に当てはめればよいのか」を整理できていないケースが少なくありません。大友さんは、中学数学から高校数学までの教材を作るなかで、学習者がどこで迷いやすいかを整理し、難しい内容を覚えやすい言葉や手順に分解してきました。

速度算でも大切なのは、公式をただ暗記することではありません。

一番大切なのは、「距離・速さ・時間の3つを、同じ単位にそろえて考えること」です。

この考え方を押さえれば、基本問題だけでなく、出会い・追いつき・平均速度・電車の通過などにも対応しやすくなります。

この記事では、速度算の基本公式から、問題文の読み方、よくある引っ掛け、実戦的な解き方まで順番に解説します。最後には、初級・中級・上級に分けたオリジナル練習問題30問も用意しています。

数学に苦手意識がある人は、まず初級から順番に進めてみてください。

SPIの速度算とは?

速度算とは、距離・速さ・時間の関係を使って答えを求める問題です。

たとえば、次のような問題があります。

家から駅まで1.8kmあります。分速60mで歩くと、駅まで何分かかりますか。

この問題で求めたいのは「時間」です。

距離は1.8km、速さは分速60mとわかっています。

ここでいきなり、

1.8÷60

と計算してはいけません。

距離は「km」、速さは「m/分」と、単位がそろっていないからです。

1.8km=1,800mなので、

1,800÷60=30

となり、答えは30分です。

このように速度算では、計算式を作る前に、距離と速さと時間の単位が対応しているかを確認することが重要です。

速度算では「数字」だけでなく「単位」を見る

初心者が速度算で間違えやすいのは、問題文にある数字をそのまま式へ入れてしまうことです。

たとえば、

  • 距離:3km

  • 速さ:分速100m

  • 求めるもの:時間

なら、

3÷100

では求められません。

3km=3,000mとして、

3,000÷100=30分

と考えます。

反対に、速さが「時速6km」であれば、

3÷6=0.5時間

なので、

0.5時間=30分

と変換できます。

大友さんも、速度算では「公式を思い出す前に、単位がそろっているかを見る習慣をつけること」が、ミスを減らすうえで重要だとしています。

速度算の基本公式・基本的な考え方

速度算で最低限押さえておきたい関係は3つです。

① 距離=速さ×時間

たとえば、時速6kmで2時間進んだ場合、

6×2=12

なので、進んだ距離は12kmです。

「1時間に6km進む人が2時間進めば、6kmを2回分進む」と考えると理解しやすいでしょう。

② 速さ=距離÷時間

12kmを2時間で進んだ場合、

12÷2=6

なので、速さは時速6kmです。

つまり、

全体の距離を、かかった時間で分ける

と速さが求められます。

③ 時間=距離÷速さ

12kmを時速6kmで進む場合、

12÷6=2

なので、2時間かかります。

「1時間に6kmずつ進み、12km進むには何時間必要か」と考える式です。

「き・は・じ」で整理してもよい

覚えにくい場合は、

  • き=距離

  • は=速さ

  • じ=時間

と覚えても構いません。

ただし、図だけを丸暗記してしまうと、問題文が少し変わっただけで混乱することがあります。

まずは、

距離=速さ×時間

を基本として覚えましょう。

そこから、

速さを求めたいなら時間で割る
時間を求めたいなら速さで割る

と考えるほうが、意味を理解しやすくなります。

単位変換もセットで覚える

速度算では、次の変換も重要です。

  • 1km=1,000m

  • 1時間=60分

  • 1分=60秒

  • 時速○km→分速○m:1,000倍して60で割る

  • 時速○km→秒速○m:3.6で割る

たとえば時速18kmなら、

18,000÷60=300

なので、分速300mです。

また、

18÷3.6=5

なので、秒速5mでもあります。

大友さんのポイント|公式より「考える順番」を固定する

速度算が苦手な人は、次の順番を毎回同じにすると整理しやすくなります。

  1. 何を求めるか確認する

  2. 距離・速さ・時間を書き出す

  3. 単位をそろえる

  4. 距離=速さ×時間の関係に当てはめる

  5. 問われている単位に直す

この流れを繰り返すと、初めて見る問題でも必要な計算を判断しやすくなります。

速度算を簡単に考える方法・別解

速度算では、すべての問題を方程式で解く必要はありません。

数字の置き方や図を工夫すると、計算しやすくなる場合があります。

往復の平均速度は「距離÷合計時間」で考える

行きが時速30km、帰りが時速60kmだったとします。

平均速度を、

(30+60)÷2=45km

としてはいけません。

同じ距離なら、遅い30kmのほうが長い時間走るからです。

たとえば片道60kmと仮定すると、

行き:60÷30=2時間
帰り:60÷60=1時間

往復距離は120km、合計時間は3時間なので、

120÷3=40

平均速度は時速40kmです。

平均速度は必ず、

全体の距離÷全体の時間

で考えましょう。

向かい合うなら「1分でどれだけ近づくか」を考える

Aさんが分速80m、Bさんが分速70mで向かい合って進む場合、2人の距離は1分ごとに、

80+70=150m

ずつ縮まります。

そのため、2人の間が3,000mなら、

3,000÷150=20分

で出会います。

同じ方向なら「1分でどれだけ差が縮まるか」を考える

Aさんが分速80mで先を歩き、後ろからBさんが分速110mで追いかける場合、

110-80=30m

ずつ、1分ごとに差が縮まります。

最初の差が600mなら、

600÷30=20分

で追いつきます。

図を1本描くだけでも整理しやすい

追いつきやすれ違いでは、複雑な絵を描く必要はありません。

A →     ← B

のように進む方向を書くだけでも、

  • 向かい合っている→速さを足す

  • 同じ方向→速さの差を見る

と判断しやすくなります。

SPIで速度算はどれくらい出る?

SPIでは速度・距離・時間の関係を使う問題が出題される可能性があります。

ただし、具体的な出題割合や「何回に1回出る」といった頻度が公式に明示されているわけではありません。

そのため、「必ず出る」と考える必要はありませんが、非言語分野を対策するなら、少なくとも基本公式を使った問題は解ける状態にしておきたいところです。

特に、

  • 距離・速さ・時間を求める

  • 単位を変換する

  • 2人が出会う

  • 後ろから追いつく

  • 往復の平均速度を求める

  • 電車が橋やトンネルを通過する

といった考え方は、一度仕組みを理解しておくと応用しやすくなります。

難しい応用問題を大量に覚えるよりも、まず基本パターンで「なぜその式になるのか」を理解することを優先しましょう。

SPIの速度算の解き方

速度算は、次の流れで整理すると解きやすくなります。

  1. 何を求める問題なのか確認する

  2. 距離・速さ・時間を書き出す

  3. km・m、時間・分・秒をそろえる

  4. 距離=速さ×時間を基本に式を作る

  5. 出会い・追いつきなら相対的な速さを考える

  6. 条件が途中で変わる場合は区間を分ける

  7. 最後に答えの単位を確認する

コツ① 最初に「何を聞かれているか」を確認する

速度算では、同じ文章でも、

  • 距離

  • 速さ

  • 時間

のどれを聞かれるかによって式が変わります。

計算を始める前に、問題文の最後を確認しましょう。

コツ② 単位を先にそろえる

「3km」と「分速75m」が出てきたら、

3km=3,000m

としてから計算します。

「時速○km」と「何分か」を組み合わせるなら、時間を「○/60時間」に直しても構いません。

コツ③ 向かい合うなら速さを足す

2人が向かい合って進むときは、2人とも間の距離を縮めています。

そのため、

速さの和

を使います。

コツ④ 追いかけるなら速さの差を見る

同じ方向へ進む場合、前の人も動いています。

後ろの人が前の人との差を縮められるのは、

後ろの人の速さ-前の人の速さ

の分だけです。

コツ⑤ 条件が変わったら区間を分ける

「最初の20分は歩き、その後走った」のような問題では、一度に考えないほうが安全です。

前半の距離と後半の距離をそれぞれ求めて、最後に足しましょう。

SPIの速度算でよくある間違いパターン

① 時速と分をそのまま掛ける

時速12kmで20分進んでも、

12×20=240km

にはなりません。

20分=1/3時間なので、

12×1/3=4km

です。

② 平均速度を単純平均する

時速40kmと時速60kmで同じ距離を往復しても、

(40+60)÷2=50km

とは限りません。

平均速度は、

全体の距離÷全体の時間

で求めます。

③ 出会い問題で速さを引いてしまう

向かい合って進む場合は、2人とも距離を縮めます。

そのため速さは足します。

④ 追いつき問題で速さを足してしまう

同じ方向なら、前の人も逃げています。

必要なのは速さの「差」です。

⑤ 電車の長さを忘れる

電車がトンネルを「完全に通過する」ためには、先頭が出口に着くだけでは足りません。

最後尾まで出る必要があります。

したがって移動距離は、

トンネルの長さ+電車の長さ

です。

大友さんも、復習するときは「計算ができなかった」のか、「向き・単位・条件を読み違えた」のかを分けて振り返ることが大切だとしています。

【難易度別】SPI速度算の例題30問

【初級】SPI速度算の例題10問

問題1

Aさんは時速4.8kmで25分歩きました。進んだ距離は何kmですか。

A. 1.6km
B. 1.8km
C. 2.0km
D. 2.4km

答え:C. 2.0km

25分=25/60時間です。

距離=速さ×時間なので、

4.8×25/60=2

したがって、2.0kmです。

問題2

駅から大学まで3.6kmあります。時速6kmで歩くと何分かかりますか。

A. 30分
B. 32分
C. 36分
D. 40分

答え:C. 36分

時間=距離÷速さなので、

3.6÷6=0.6時間

0.6時間=36分です。

問題3

Bさんは2.4kmの道を30分で歩きました。平均時速は何kmですか。

A. 4.0km
B. 4.5km
C. 4.8km
D. 5.2km

答え:C. 4.8km

30分=0.5時間です。

速さ=距離÷時間なので、

2.4÷0.5=4.8

したがって時速4.8kmです。

問題4

時速5.4kmは分速何mですか。

A. 75m
B. 80m
C. 90m
D. 100m

答え:C. 90m

5.4km=5,400mです。

1時間=60分なので、

5,400÷60=90

分速90mです。

問題5

時速72kmは秒速何mですか。

A. 18m
B. 20m
C. 22m
D. 25m

答え:B. 20m

時速を秒速に直すには3.6で割ります。

72÷3.6=20

したがって秒速20mです。

問題6

3km離れた2地点から、Aさんは分速70m、Bさんは分速80mで同時に向かい合って歩き始めました。何分後に出会いますか。

A. 18分
B. 20分
C. 22分
D. 25分

答え:B. 20分

3km=3,000mです。

向かい合っているので、

70+80=150m/分

ずつ距離が縮まります。

3,000÷150=20

20分後に出会います。

問題7

AさんはBさんより600m先を分速80mで歩いています。Bさんが分速120mで同じ方向に追いかけると、何分後に追いつきますか。

A. 10分
B. 12分
C. 15分
D. 20分

答え:C. 15分

1分で縮まる差は、

120-80=40m

です。

600÷40=15

したがって15分後です。

問題8

片道6kmの道を、行きは時速12km、帰りは時速8kmで移動しました。往復にかかった時間は何分ですか。

A. 60分
B. 70分
C. 75分
D. 80分

答え:C. 75分

行きは、

6÷12=0.5時間=30分

帰りは、

6÷8=0.75時間=45分

合計は、

30+45=75分です。

問題9

片道6kmの道を、行きは時速6km、帰りは時速4kmで移動しました。往復の平均速度は何kmですか。

A. 4.5km
B. 4.8km
C. 5.0km
D. 5.2km

答え:B. 4.8km

往復距離は12kmです。

行きの時間は、

6÷6=1時間

帰りは、

6÷4=1.5時間

合計2.5時間なので、

12÷2.5=4.8

平均時速4.8kmです。

問題10

長さ180mの電車が時速54kmで走っています。電車の先頭が電柱に到達してから、最後尾が電柱を通過するまで何秒かかりますか。

A. 10秒
B. 12秒
C. 15秒
D. 18秒

答え:B. 12秒

時速54kmは、

54÷3.6=15m/秒

です。

電車自身の長さ180mを進めばよいので、

180÷15=12秒です。

【中級】SPI速度算の例題10問

問題11

12kmの道のりを進みます。最初の30分は時速12km、その後は時速18kmで進みました。全体で何分かかりますか。

A. 45分
B. 50分
C. 55分
D. 60分

答え:B. 50分

最初の30分=0.5時間で、

12×0.5=6km

進みます。

残りは、

12-6=6km

です。

残り6kmを時速18kmで進む時間は、

6÷18=1/3時間=20分

したがって、

30+20=50分です。

問題12

Aさんが時速5kmで出発した20分後に、Bさんが同じ地点から時速8kmで追いかけました。BさんがAさんに追いつくのは、Bさんの出発から何分何秒後ですか。

A. 30分
B. 32分
C. 33分20秒
D. 35分

答え:C. 33分20秒

Aさんが20分で進む距離は、

5×20/60=5/3km

です。

速さの差は、

8-5=3km/時

なので、

5/3÷3=5/9時間

5/9時間は、

60×5/9=33と1/3分

つまり33分20秒です。

問題13

A地点とB地点は9km離れています。Aさんは9時00分にA地点を時速6kmで出発しました。Bさんは9時20分にB地点を時速9kmで出発し、Aさんに向かいました。2人が出会う時刻はいつですか。

A. 9時44分
B. 9時46分
C. 9時48分
D. 9時50分

答え:C. 9時48分

Aさんは最初の20分で、

6×20/60=2km

進みます。

残りの距離は、

9-2=7km

です。

2人が向かい合って進む速さは、

6+9=15km/時

なので、

7÷15時間=28分

です。

9時20分から28分後なので、9時48分です。

問題14

長さ150mの列車が時速90kmで走っています。長さ600mのトンネルに入り始めてから完全に出るまで何秒かかりますか。

A. 25秒
B. 28秒
C. 30秒
D. 32秒

答え:C. 30秒

列車が進む距離は、

600+150=750m

です。

時速90km=秒速25mなので、

750÷25=30秒です。

問題15

長さ120mの列車Aが時速72km、長さ180mの列車Bが時速108kmで向かい合って走っています。先頭同士が出会ってから完全にすれ違うまで何秒ですか。

A. 5秒
B. 6秒
C. 8秒
D. 10秒

答え:B. 6秒

列車の長さの合計は、

120+180=300m

です。

速さは、

72÷3.6=20m/秒
108÷3.6=30m/秒

向かい合っているので、

20+30=50m/秒

300÷50=6秒です。

問題16

長さ160mの列車Aが時速90km、長さ140mの列車Bが時速54kmで同じ方向に進んでいます。AがBに追いつき始めてから完全に追い越すまで何秒ですか。

A. 24秒
B. 27秒
C. 30秒
D. 36秒

答え:C. 30秒

長さの合計は、

160+140=300m

速さの差は、

90-54=36km/時

36km/時=10m/秒です。

300÷10=30秒です。

問題17

1周1.8kmのコースをAさんは分速120m、Bさんは分速80mで同じ地点から同じ方向へ走り始めました。Aさんが初めてBさんに1周差をつけるのは何分後ですか。

A. 36分
B. 40分
C. 45分
D. 50分

答え:C. 45分

1周1.8km=1,800mです。

1分で広がる差は、

120-80=40m

なので、

1,800÷40=45分です。

問題18

車が最初の30分を時速40km、その後の30分を時速60kmで走りました。この1時間の平均速度は何kmですか。

A. 45km
B. 48km
C. 50km
D. 52km

答え:C. 50km

前半は、

40×0.5=20km

後半は、

60×0.5=30km

合計50kmを1時間で進んだので、

50÷1=50km/時です。

今回は「同じ時間」ずつ進んでいるため、結果的に単純平均と同じになります。

問題19

12km先の会場へ向かいます。時速12kmで進むと予定より10分遅れて到着します。時速15kmで進むと、予定より何分早く到着しますか。

A. 1分
B. 2分
C. 3分
D. 4分

答え:B. 2分

時速12kmなら、

12÷12=1時間=60分

かかります。

これで10分遅れるので、予定の所要時間は50分です。

時速15kmなら、

12÷15=0.8時間=48分

です。

50-48=2分なので、2分早く到着します。

問題20

10kmの道を、最初は時速4kmで歩き、その後は時速12kmの自転車で進みました。合計1時間かかったとき、歩いた時間は何分ですか。

A. 10分
B. 15分
C. 20分
D. 25分

答え:B. 15分

歩いた時間をx時間とすると、自転車の時間は1-x時間です。

距離の合計が10kmなので、

4x+12(1-x)=10

4x+12-12x=10

-8x=-2

x=1/4時間

1/4時間=15分です。

【上級】SPI速度算の例題10問

問題21

全長18kmのコースがあります。最初の6kmを時速12km、残り12kmを時速18kmで進みました。合計時間は何分ですか。

A. 65分
B. 70分
C. 75分
D. 80分

答え:B. 70分

最初の6kmは、

6÷12=0.5時間=30分

残り12kmは、

12÷18=2/3時間=40分

です。

合計は70分です。

問題22

Aさんは8時00分に時速6kmで出発しました。Bさんは同じ道を8時30分に時速10kmで追いかけました。BさんがAさんに追いつくのは何時ですか。

A. 9時05分
B. 9時10分
C. 9時15分
D. 9時20分

答え:C. 9時15分

Aさんは30分で、

6×0.5=3km

先へ進んでいます。

速さの差は、

10-6=4km/時

なので、

3÷4=0.75時間=45分

で追いつきます。

8時30分の45分後なので9時15分です。

問題23

18km離れたP地点とQ地点があります。AさんはP地点から時速6kmで出発しました。その30分後、BさんがQ地点から時速9kmでAさんに向かって出発しました。Aさんの出発から何分後に2人は出会いますか。

A. 80分
B. 85分
C. 90分
D. 95分

答え:C. 90分

Aさんは最初の30分で、

6×0.5=3km

進みます。

残りは、

18-3=15km

です。

そこから2人は、

6+9=15km/時

で距離を縮めます。

15÷15=1時間

したがって、Aさんの出発から、

30+60=90分後です。

問題24

長さ200mの列車が時速72kmで走り、あるホームを通過するのに25秒かかりました。ホームの長さは何mですか。

A. 250m
B. 300m
C. 350m
D. 400m

答え:B. 300m

時速72km=秒速20mです。

25秒間に進む距離は、

20×25=500m

です。

この500mは、

列車200m+ホームの長さ

なので、

500-200=300m

です。

問題25

ある列車が電柱を完全に通過するのに12秒かかりました。また、長さ420mのホームを完全に通過するのに40秒かかりました。この列車の長さは何mですか。

A. 150m
B. 180m
C. 200m
D. 210m

答え:B. 180m

列車の秒速をx mとします。

電柱を通過するときは列車自身の長さだけ進むため、

列車の長さ=12x

です。

ホームを通過するときは、

12x+420=40x

となります。

420=28x

x=15

列車の長さは、

12×15=180m

です。

問題26

長さ150mの列車Aは、電柱を10秒で完全に通過します。長さ210mの列車Bは時速54kmで、Aと反対方向に走っています。2本の列車が完全にすれ違うのに何秒かかりますか。

A. 10秒
B. 12秒
C. 15秒
D. 18秒

答え:B. 12秒

列車Aの秒速は、

150÷10=15m/秒

です。

列車Bは、

54÷3.6=15m/秒

です。

向かい合っているので相対的な速さは、

15+15=30m/秒

長さの合計は、

150+210=360m

したがって、

360÷30=12秒です。

問題27

1周2.4kmのコースをAさんは分速90m、Bさんは分速70mで同じ地点から反対方向へ走り始めました。最初に出会うのは何分後ですか。

A. 12分
B. 15分
C. 18分
D. 20分

答え:B. 15分

2.4km=2,400mです。

反対方向に進むため、1分で、

90+70=160m

分だけ間の距離を埋めます。

2,400÷160=15分です。

問題28

20kmの道のうち、最初の8kmを時速16km、残り12kmを時速24kmで走りました。全体の平均速度は何kmですか。

A. 18km
B. 19km
C. 20km
D. 21km

答え:C. 20km

最初の8kmは、

8÷16=0.5時間

残り12kmは、

12÷24=0.5時間

です。

合計1時間で20km進んだので、

20÷1=20km/時です。

問題29

30km離れた目的地へ向かいます。最初の15kmを時速30kmで進み、その後10分休憩し、残り15kmを時速45kmで進みました。休憩時間も含めた平均速度は何kmですか。

A. 27km
B. 30km
C. 32km
D. 36km

答え:B. 30km

前半は、

15÷30=0.5時間=30分

後半は、

15÷45=1/3時間=20分

休憩10分を加えると、

30+20+10=60分=1時間

です。

30kmを1時間で移動したので、平均速度は時速30kmです。

「平均速度」に休憩を含む条件では、停止時間も合計時間に含めます。

問題30

同じ距離を進むAさんとBさんがいます。Aさんは時速60km、Bさんは時速48kmで進みます。AさんがBさんより15分早く到着するとき、移動距離は何kmですか。

A. 48km
B. 54km
C. 60km
D. 72km

答え:C. 60km

距離をx kmとします。

Bさんの時間は、

x÷48時間

Aさんの時間は、

x÷60時間

です。

時間差15分=1/4時間なので、

x/48-x/60=1/4

分母をそろえると、

x/240=1/4

x=60

したがって距離は60kmです。

SPIの速度算を効率よく練習する方法

まずはSPIの対策本を1冊解く

速度算の考え方を理解したら、SPI全体を扱う対策本や問題集を1冊決めて反復しましょう。

大切なのは、問題集を何冊も買うことではありません。

一度間違えた問題を、次に見たときに自力で解けるようにすることです。

1周目で間違えても問題ありません。

2周目では解説を見ずに式を作れるか確認し、3周目ではさらに短い時間で判断できる状態を目指しましょう。

間違えた原因を整理する

不正解だったときに「計算ミスだった」で終わらせると、同じ失敗を繰り返しやすくなります。

速度算では、たとえば次のように原因を分類できます。

  • 距離・速さ・時間の公式を取り違えた

  • kmとmをそろえ忘れた

  • 時間と分をそろえ忘れた

  • 向かい合うのに速さを引いた

  • 追いつきなのに速さを足した

  • 平均速度を単純平均した

  • 電車の長さを加え忘れた

  • 最後に聞かれている単位を読み違えた

大友さんも、「次に同じタイプが出たら何を確認するか」を自分の言葉で残すことが、復習では重要だとしています。

たとえば、

「追いつき→速さの差」
「電車+トンネル→長さを足す」

と短くメモしておくだけでも、次回の判断が速くなります。

問題集の解説がわからないなら内定くんのWebテスト対策AIを活用しよう

SPIの問題集を解いていると、

「答えはわかったけれど、なぜこの式を立てるのかわからない」

という問題が出てくることがあります。

特に速度算では、

  • なぜ速さを足すのか

  • なぜ速さを引くのか

  • なぜ電車の長さまで足すのか

  • なぜ平均を単純に2で割れないのか

といった「式の理由」がわからないままになりやすいです。

そのようなときは、学習補助として内定くんのWebテスト対策AIを活用する方法もあります。

答えだけを確認するのではなく、

「なぜこの式になるの?」
「自分はここまで考えたけれど、どこが違う?」
「この問題を図で考えるとどうなる?」

といった形で、自分がつまずいた部分を確認する使い方がおすすめです。

問題集や自力での演習を中心にしながら、「考え方をもう一段かみ砕きたいとき」に補助的に利用するとよいでしょう。

タイマーを使って時間を意識する

速度算の解き方を理解したら、次は時間も意識して練習しましょう。

ただし、最初から速く解こうとすると、単位変換や条件の読み取りが雑になりやすくなります。

まず正確性、その後スピードという順番がおすすめです。

STEP1:時間を気にせず正確に解く

最初はタイマーを使わなくても構いません。

  • 何を求めるのか

  • 単位はそろっているか

  • どの公式を使うか

を丁寧に確認してください。

STEP2:時間を決めて解く

自力で解ける問題が増えてきたら、タイマーを使います。

自分が1問にどの程度時間を使っているのか把握しましょう。

STEP3:正確性を保ったままスピードを上げる

最後は、問題文を読んだ段階で、

「これは出会いだから速さを足す」
「これは追いつきだから差を見る」
「時速と秒があるから秒速へ直す」

と素早く判断できる状態を目指します。

計算速度だけを上げるのではなく、必要な式を作るまでの時間を短くすることがポイントです。

難しい速度算に時間を使いすぎない

本番では、1問に長く固執しすぎないことも重要です。

「あと少し考えれば解けそう」と感じても、その問題だけに時間を使うと、後ろにある解きやすい問題へ使える時間が減ってしまう可能性があります。

練習の段階から、

「一定時間考えても、何を求めればよいか見えない場合はいったん次へ進む」

という判断も練習しておきましょう。

特に、

  • 条件が多く整理できない

  • 方程式が立てられない

  • 単位変換に手間取っている

と感じたら、一度飛ばす判断も選択肢です。

SPIの速度算を解くときのチェックリスト

① 最後に何を求める問題か確認したか

距離・速さ・時間のどれを聞かれているのか、まず確認しましょう。

② kmとmをそろえたか

距離の単位が違ったまま計算していないか確認してください。

③ 時間・分・秒をそろえたか

時速を使うなら時間、分速なら分、秒速なら秒との対応を意識しましょう。

④ 「距離=速さ×時間」の関係を確認したか

公式を迷ったら、この基本式へ戻ります。

⑤ 向かい合っているなら速さを足したか

2人が互いに近づく問題では、速さの和を使います。

⑥ 同じ方向の追いつきなら速さの差を使ったか

前の人も進んでいるため、後ろの人との差を見る必要があります。

⑦ 平均速度を単純平均していないか

平均速度は「合計距離÷合計時間」で求めます。

⑧ 電車の長さを見落としていないか

橋やトンネルを完全に通過する問題では、電車自身の長さも確認しましょう。

⑨ 条件が途中で変わっていないか

途中から速さが変わる場合は、区間や時間を分けて考えます。

⑩ 最後の単位が問題の指定と一致しているか

0.5時間を求めて終わりではなく、「何分か」と聞かれていれば30分へ直します。

まとめ|SPIの速度算のコツをつかんで高得点を狙おう

SPIの速度算で最初に意識したいのは、

「距離・速さ・時間を確認し、単位をそろえてから式を作る」

ということです。

基本となる関係は、

  • 距離=速さ×時間

  • 速さ=距離÷時間

  • 時間=距離÷速さ

の3つです。

さらに、

  • 向かい合うなら速さを足す

  • 追いつくなら速さの差を見る

  • 平均速度は合計距離÷合計時間

  • 電車の通過では電車自身の長さも考える

というポイントを押さえておきましょう。

大友さんも、公式だけを丸暗記するより、「何と何の関係を計算しているのか」を理解することが大切だとしています。

まずはこの記事の初級問題から取り組み、解けるようになったら中級・上級へ進みましょう。その後、SPIの問題集を繰り返し解き、間違えた理由まで整理します。

解説を読んでも式の意味がわからない場合は、AIなどを補助的に使いながら、「なぜこの計算になるのか」を解消してください。

最後はタイマーを使い、正確性を保ちながら必要な式を素早く作れる状態を目指しましょう。

SPIの速度算のコツをつかみ、非言語分野での高得点を狙いましょう。

大友 裕太
監修大友 裕太元教育コンテンツ・教材開発者

中高生向けの数学指導や教材開発に従事。中学数学から高校数学まで幅広い学習内容を扱い、難しい概念を覚えやすい言葉や視覚的に理解しやすい形に整理する教材設計を得意とする。特に、学習者が「何を押さえれば問題を解けるのか」を明確にすることを重視し、数学が苦手な人にも伝わりやすい、やさしく丁寧な解説設計に取り組んできた。本記事では、教材開発・学習指導の経験をもとに、Webテストの問題内容や解説のわかりやすさ、学習者がつまずきやすいポイントなどを中心に監修している。

大友 裕太
監修大友 裕太元教育コンテンツ・教材開発者

中高生向けの数学指導や教材開発に従事。中学数学から高校数学まで幅広い学習内容を扱い、難しい概念を覚えやすい言葉や視覚的に理解しやすい形に整理する教材設計を得意とする。特に、学習者が「何を押さえれば問題を解けるのか」を明確にすることを重視し、数学が苦手な人にも伝わりやすい、やさしく丁寧な解説設計に取り組んできた。本記事では、教材開発・学習指導の経験をもとに、Webテストの問題内容や解説のわかりやすさ、学習者がつまずきやすいポイントなどを中心に監修している。

大友 裕太
監修大友 裕太元教育コンテンツ・教材開発者

中高生向けの数学指導や教材開発に従事。中学数学から高校数学まで幅広い学習内容を扱い、難しい概念を覚えやすい言葉や視覚的に理解しやすい形に整理する教材設計を得意とする。特に、学習者が「何を押さえれば問題を解けるのか」を明確にすることを重視し、数学が苦手な人にも伝わりやすい、やさしく丁寧な解説設計に取り組んできた。本記事では、教材開発・学習指導の経験をもとに、Webテストの問題内容や解説のわかりやすさ、学習者がつまずきやすいポイントなどを中心に監修している。

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