エントリーシートの設問例・回答例を紹介|ES対策の全体像を例をもとに元人事が解説

エントリーシート

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エントリーシートの設問例・回答例を紹介|ES対策の全体像を例をもとに元人事が解説

「エントリーシートって、どんなことを書けばいいんだろう」
「実際の例を見てみないと、イメージが湧かない」

ESを前にして、何から手をつければいいかわからず、画面を眺めてしまう就活生も多いのではないでしょうか。

エントリーシートには決まった設問パターンがあり、各設問への回答の型も存在します。実際の企業の設問例や回答例を見ながら理解を深めることで、自分のESを完成させるイメージが持てます。

今回は、元日系大手人事で、キャリアアドバイザーとして延べ3,000名以上の学生を支援してきた成田さんの知見をもとに、ESの全体像・実際の企業の設問例・よくある設問への回答例・作成ステップ・書く際の注意点を解説します。

この記事を読むことで、ESの構成や設問パターンへの理解が深まり、「何をどう書けばいいか」の道筋が見えてくるでしょう。

また、自分の志望企業や経験に合わせてESを仕上げたい方には、プロのキャリアアドバイザーへの相談がおすすめです。

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そもそもエントリーシートとは?

エントリーシートの役割を人柄・経験・面接とのつながりで整理した図

エントリーシート(ES)とは、企業が応募者の人柄・能力・経験・将来の可能性を知り、自社が求める人材かどうかを判断するための選考書類です。

ESは書類選考だけでなく、その後の面接でも質問の参考資料として繰り返し読まれます。「何を書けばいいかわからない」「書類選考で落とされたらどうしよう」と不安になる就活生は多いですが、ESの役割と構造を理解すれば、書き進められるようになります。

人事としてES選考や面接に携わってきた成田さんも、ESは書類選考だけで完結するものではなく、その後の面接で深掘りする材料として使われると話しています。そのため、経験・強み・志望理由に一貫性を持たせ、入社後の活躍イメージまで伝えることが大切です。

エントリーシートと履歴書の違いは?

エントリーシートと履歴書の役割の違いを目的別に比較した図

ESは企業独自の設問を通じて人柄や価値観・相性を伝える書類で、基本情報を客観的に伝える履歴書とは目的が大きく異なります。

採用の現場では、履歴書は経歴の前提を確認する書類で、合否の判断材料はESの記述が中心になりやすい傾向があります。履歴書と同じ感覚で事実だけを並べると、人柄や価値観、企業との相性が伝わりにくくなるため、ESでは設問ごとに意図を捉えて書き分ける必要があります。

項目

履歴書

エントリーシート(ES)

目的

基本情報を提供する公的書類

企業が自社に合った人材かを見極める書類

主な項目

氏名、住所、学歴、資格、自己PRなど

ガクチカ、入社後のビジョンなどの独自設問

書き方の意識

誤字脱字なく「情報の正確さ」を意識する

「企業とのマッチ度」や「入社後の活躍イメージ」を伝える

フォーマット

市販のものや大学指定のもの

応募先企業が独自に提供するもの

企業はエントリーシートで何を見ている?

企業がエントリーシートで見る人柄・志望度・再現性の3点を示した図

企業はESを通じて、社風とのマッチ度(人柄・価値観)、志望度の高さ(入社熱意)、入社後の活躍可能性(再現性)の3点を見ています。

成田さんは、人事として選考に携わる中で、華やかな実績を並べたESよりも、ありふれたアルバイト経験でも「なぜその行動をとったのか」「どう工夫したのか」というプロセスを丁寧に書いた学生のほうを高く評価していたといいます。論理性・熱意・存在感(あなた独自の強み)が伝わっていれば、エピソードの大小に関わらず評価されます。

企業が見ているポイントは、主に以下の3つに集約されます。

  • 人柄・価値観:社風やメンバーに馴染めそうか(マッチ度)を見ています。

  • 入社熱意・志望度:なぜ他社ではなく自社なのか(志望の強さ)を確認しています。

  • 入社後の再現性:過去の経験や強みを自社の業務でも活かせるか(活躍の可能性)を判断しています。

【事例】実際の企業ではどんなエントリーシートが出される?

メーカー、IT、金融のエントリーシート設問傾向を比較した図

実際の企業のESは、定番の「自己PR」「ガクチカ」だけでなく、その企業のカルチャーや求める人物像を反映した設問が組み合わさった「設問群」として出されます。

本番の選考で焦らないためには、単発の設問例ではなく「どんな設問群がセットで出されるのか」という全体像を事前にイメージしておくことが効果的です。設問は業界や企業が学生の「何を見たいか」によって大きく異なります。

成田さんは、人事として選考に携わっていた経験から「設問の並びには、その企業が重視している評価軸が表れやすい」と話しています。ここでは代表的な3つの業界の事例を見ていきましょう。

例1:メーカー企業(アサヒビール)のエントリーシート例

メーカー企業では、「ものづくりや製品への情熱」に加え、「地道に努力を継続する力」や「チームで協働して成果を出した経験」が重視されます。たとえば飲料メーカーのアサヒビールでは、実際の選考で以下のような設問群が課されています。

  • アサヒビールを志望する理由を、「アサヒビールの何に惹かれたのか」を交えてご記入ください。(300文字)

  • あなたが描く、将来のありたい姿と、それをアサヒビールで実現したい理由を説明してください。(300文字)

  • あなたがアサヒビールに入社したい理由と、実現したい夢を教えてください。(700文字以内)

  • あなたがアサヒビールインターンシップで取り組みたい「研究開発テーマ」を提案してください。(400文字以内)

メーカーのESは「なぜ自社なのか」という志望度と「入社後に実現したい夢」を問う設問が並ぶため、製品や企業理念への共感を軸にした一貫性のあるストーリー作りが欠かせません。

例2:IT企業(NTTデータ)のエントリーシート例

IT企業では、変化の激しい環境に対応できる「自ら考え、挑戦する姿勢」や「論理的な思考力」、そして「新しい技術やサービスへの関心」が厳しく見られます。たとえばNTTデータでは、実際の選考で以下のような設問群が課されています。

  • NTTデータでは求める人財像として、次の3つを定義しています。この中でご自身にもっとも当てはまるものを選択してください。(考導力/変革力/共創力)

  • 上記設問で回答した内容をもとに、NTTデータを志望する理由を教えてください。

IT企業は自社が定義する人物像やバリューに沿って答えさせる独特の設問を出すことがあります。企業ごとのカラーが強いため、志望企業に合わせたアピールポイントの調整が重要です。

例3:金融企業(三菱UFJモルガン・スタンレー証券)のエントリーシート例

金融業界では、顧客の大切な資産や企業活動を支えるという性質上、「高い責任感」や「誠実さ」、「周囲からの信頼獲得」が厳しく問われます。また、長期的視点に立って自らのキャリアをどう描いているかを見られることが多いのも特徴です。たとえば三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、実際の選考で以下のような設問群が課されています。

  • 三菱UFJモルガン・スタンレー証券を志望する理由は何ですか。また、あなたのキャリアビジョンを教えてください。(300字)

  • 三菱UFJモルガン・スタンレー証券投資銀行部門に入社を志望する理由および最も関心のある業務を、「これまでの経験」や「目指すキャリア像」等を踏まえ、教えてください。(400文字)

  • あなたが就職先を決めるにあたって重視することは何ですか。また当社への志望動機をお答えください。(450文字以内)

金融企業のESは「志望理由」と「キャリアビジョン」をセットで問う傾向があります。突破するには、徹底的な自己分析だけでなく、「なぜこの銀行・証券・保険なのか」という深い企業研究が不可欠です。

このように、企業ごとに設問や求められるものが異なる中で、それぞれに最適な回答を一人で判断するのは簡単ではありません。キャリアアドバイザーに相談すれば、「この企業の求める人物像にはこういう傾向がある」「この設問にはこう対策するといい」といった具体的なアドバイスを得られます。

「内定くんエージェント」では、志望企業の傾向に合わせて丁寧にESの作成・添削を行い、その後の面接対策まで一気通貫で伴走します。

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エントリーシートのよくある設問例は?

エントリーシートの定番設問を4カテゴリに整理した図

ESでよくある設問は、自己PR、学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)、志望動機、自己紹介、弱み、挫折経験、就活の軸、キャリアビジョンの8つです。まずはこれらの頻出設問に備えて、自分のエピソードを整理しましょう。

成田さんは、人事として年間数百本のESを読み、キャリアアドバイザーとして多くの就活生の相談に乗る中で、「企業ごとに設問の言い回しは変わっても、本質的に問われている内容は毎年ほぼ同じ8つに集約される」と話しています。これらを押さえておけば、大半の企業のES選考で困ることはほとんどありません。

押さえておきたい定番設問は、以下の8つです。

  • 自己PR:自身の強みや人柄、入社後に貢献できる再現性を示します。

  • 学生時代に力を入れたこと(ガクチカ):課題に対する取り組み方や行動特性が見られます。

  • 志望動機:業界・企業への志望度の高さや、企業理解の深さを測られます。

  • 自己紹介:自身の経歴や人柄を、簡潔かつ印象的に伝えるための設問です。

  • 弱み:客観的な自己分析ができているか、弱みにどう向き合っているかを確認されます。

  • 挫折経験:困難を乗り越えたプロセスから、ストレス耐性や回復力(レジリエンス)を見られます。

  • 就活の軸:企業選びの基準を知り、自社とのマッチ度を確かめるための設問です。

  • キャリアビジョン:入社後の成長イメージや、将来の方向性が企業と一致しているかを見極められます。

まずはこれらの頻出設問に備えて、自分のエピソードを整理することから始めましょう。

【回答例をもとに解説】よくある設問にはどう回答すればいい?

エントリーシート回答を素材集めから構成、企業合わせまで整理した図

どんな設問も、自己分析で素材を揃え、設問ごとの基本構成に沿って書けば、迷わず回答できます。

キャリアアドバイザーとして多くのES添削に携わってきた成田さんは、書類選考で評価が伸びにくいESの多くは、経験そのものが不足しているのではなく、設問の意図に沿って素材を整理できていないことが原因だと話しています。ここでは、各設問の回答例・基本構成・ポイントを解説します。

自己PR

自己PRで強みを行動と仕事への再現性につなげる流れを示した図

自己PRは、「入社後に活かせる強み」を企業に伝える設問です。新卒採用では、過去の実績そのものよりも、その経験から見える行動特性や入社後の再現性が重視されます。過去の経験をもとに「入社後も同じ強みを発揮できる人材か」というポテンシャルを示すことが求められます。

▼ESの自己PRの書き方をさらに詳しく知りたい方は以下をご参照ください
エントリーシートの自己PRの書き方は?選考通過につながる準備・構成・添削方法を解説

回答例

私の強みは、地味な作業であっても目的意識を持ってやり遂げる「愚直な継続力」です。大学時代の3年間、スーパーの品出しアルバイトを継続しました。周囲からは「誰でもできる単純作業」と言われることもありましたが、私は「商品の配置一つで、お客様の買い物の快適さが変わる」という意識を持って取り組みました。特に混雑時に欠品が発生しやすい課題に対しては、過去の販売データを自分なりに観察し、時間帯に応じた補充体制を工夫しました。具体的には、①新人が迷いやすい保管エリアに識別用カラーラベルを貼ったビジュアルマップの作成、②品出しの優先順位を「売れ筋商品」と「賞味期限の短いもの」の2軸で整理したクイックマニュアルの導入、という2つの工夫を行いました。その結果、新人の品出しにかかる平均時間が30%短縮され、ピーク時の欠品率がほぼゼロになりました。この「現状を分析し、周囲が動きやすい仕組みを作って解決する力」を活かし、貴社の営業職においても、顧客の潜在課題を解決し、確実に成果を積み上げていきます。

回答例から学ぶ基本構成

自己PRに書くべき基本的な構成は、「結論 → 背景 → 課題 → 行動 → 実績 → 仕事への活用」という6つの要素からなるフレームワークです。先ほどの回答例も、この6要素にきれいに沿って組み立てられています。

  1. 結論:冒頭の「私の強みは…『愚直な継続力』です」で、最初に強みを一言で言い切っています。

  2. 背景:「大学時代の3年間、スーパーの品出しアルバイトを継続しました」で、強みを発揮した前提状況を伝えています。

  3. 課題:「混雑時に欠品が発生しやすい課題に対しては…」と、乗り越えた具体的な問題を明示しています。

  4. 行動:①ビジュアルマップ作成、②クイックマニュアル導入という、課題に対して取った主体的な工夫を具体的に示しています。

  5. 実績:「品出し時間が30%短縮」「欠品率がほぼゼロ」と、数値で成果を客観化しています。

  6. 仕事への活用:「貴社の営業職においても、顧客の潜在課題を解決し…」と、入社後の再現性につなげて締めています。

結論から始めて行動と実績につなげる流れにすると、採用担当者は「この強みが入社後にも発揮されそうか」を判断しやすくなります。

回答例から学ぶポイント

  • 結論ファーストを徹底する:回答例では冒頭で「私の強みは…『愚直な継続力』です」と言い切ることで、アピールしたい資質を瞬時に伝えています。

  • 派手な実績より「自分なりの介在価値(工夫)」を語る:「誰でもできる単純作業」と言われがちな品出しでも、「なぜ商品の配置にこだわったのか」という思考のプロセスと、ビジュアルマップ・クイックマニュアルという主体的な工夫が描かれているからこそ、評価される自己PRになっています。

  • 成果は「定量的な数字」で客観性を持たせる:「早くなった」ではなく「品出し時間が30%短縮」「欠品率がほぼゼロ」と書くことで、第三者が納得できる客観的な説得力が生まれています。

  • 職種に合わせてアピールの切り口を変える:回答例は営業職向けに「課題解決から成果への推進力」として締めていますが、同じ品出しの経験でも事務職なら「仕組み化によるミス防止」のように、企業の求める人物像に合わせて切り口を変えるのがおすすめです。

ガクチカ

ガクチカで課題発見、工夫、学びを伝える流れを示した図

ガクチカ(学生時代に最も力を入れたこと)の目的は、取り組みの過程や工夫のプロセスを通じて、強み・人柄の根拠を企業に示すことです。採用担当者が重視するのは、エピソードの華やかさではなく、課題にどのように向き合い、どのように工夫を重ねたかです。

▼ガクチカの書き方をさらに詳しく知りたい方は以下をご参照ください
【なぞるだけで作れる】選考通過しやすいガクチカの書き方マニュアル

回答例

私が学生時代に力を入れたことは、居酒屋のアルバイトで新人スタッフの定着率改善に取り組んだことです。私の店舗では、新人が3か月以内に辞めてしまうことが多く、人手不足が慢性化していました。私は「新人が安心して働ける環境をつくりたい」と考え、まず退職したメンバーや現役の新人に話を聞き、課題を分析しました。その結果、「質問しづらい雰囲気」と「教える人によって指導内容がばらつくこと」が主な原因だと分かりました。そこで、新人向けの業務マニュアルを作成し、あわせて勤務後5分の振り返り面談を提案・実施しました。結果、新人の3か月以内の定着率は50%から80%に改善し、店長からも感謝されました。この経験から、現場の課題を構造的に捉え、相手に合わせた仕組みをつくる重要性を学びました。貴社でも、この力を活かして顧客課題に主体的に取り組みたいと考えています。

回答例から学ぶ基本構成

ガクチカは、以下の6ステップで構成すると伝わりやすくなります。先ほどの回答例も、この流れに沿って組み立てられています。

  1. 結論:「居酒屋のアルバイトで新人スタッフの定着率改善に取り組んだ」と、力を入れたことを冒頭で一言にしています。

  2. 目標:「新人が安心して働ける環境をつくりたい」という動機と、定着率改善という目指すゴールを示しています。

  3. 課題:「新人が3か月以内に辞めてしまう」「人手不足が慢性化していた」と、目指すゴールに対する具体的な障壁を特定しています。

  4. 行動:退職メンバー・現役新人へのヒアリング→原因分析→マニュアル作成→振り返り面談導入という、課題解決の工夫を厚く描いています。

  5. 成果と教訓:「定着率は50%から80%に改善」というBefore⇔Afterの変化を数字で示し、「現場の課題を構造的に捉え、相手に合わせた仕組みをつくる重要性を学んだ」と教訓も添えています。

  6. 仕事への活用:「貴社でも、この力を活かして顧客課題に主体的に取り組みたい」と、学びを入社後にどう再現するかで締めています。

回答例から学ぶポイント

  • プロセスの「HOW」を明確に書く:「定着率を改善した」と結果だけ書くのではなく、ヒアリング→原因分析→マニュアル化→面談導入という「どのように行ったか」を順序立てて描いている点に、思考力と行動特性が表れています。

  • Before⇔Afterの差分を見せる:「定着率50%→80%」と前後を数字で対比させているからこそ、課題を解決したインパクトの大きさが客観的に伝わります。

  • 主体的な当事者意識を示す:店長や上司から指示されたのではなく、「新人が安心して働ける環境をつくりたい」と自ら課題を見つけ、ヒアリングから施策導入まで主体的に推進した点が評価ポイントです。

  • 日常業務で終わらせず課題を設定する:ただ「接客を頑張った」ではなく「人手不足の根本原因は新人の早期離職にある」と自分なりの課題設定をしたからこそ、ありふれた居酒屋アルバイトでも差別化された強いガクチカになっています。もし「自分のガクチカは平凡かもしれない」と不安な場合は、キャリアアドバイザーにエピソードの深掘りを手伝ってもらうと、自分だけの「強み」が見つかります。

志望動機

志望動機で原体験と企業理解、貢献意欲を接続する図

志望動機は、応募企業への熱意と「活躍できる理由」を明記する欄です。なぜ他の企業ではなく、その企業でなければならないのかを伝えます。業界分析や企業分析を通じて得た情報をもとに、その会社独自の魅力と自分の価値観がいかにマッチしているかを伝える項目です。

▼ESの志望動機の書き方をさらに詳しく知りたい方は以下をご参照ください
エントリーシートの志望動機の構成と書き方!周りと差をつけるポイントを元日系大手人事が解説

回答例

私は、ITの力で企業の業務効率化を推進し、その先で働く人々の労働環境を改善したいという想いから、貴社を志望します。大学のゼミで共同研究の進捗が遅れた際、管理ツールの導入によってチーム全体の効率が劇的に改善した原体験から、最適な仕組みの構築が人のモチベーションを引き出すと実感し、この想いを抱きました。数あるIT企業の中でも、貴社は金融や製造など社会影響力の大きい業界に特化した強みを持ち、かつ「現場主義」を徹底してお客様の業務に深く寄り添ったカスタマイズ開発に注力されている点に、強い魅力を感じています。他社のように既存のパッケージをただ提案するのではなく、顧客の潜在ニーズに実直に寄り添う貴社の姿勢こそ、私が成し遂げたい価値提供を実現できる環境だと確信しています。入社後は、強みである「課題解決力」を活かして、顧客に最適なシステム構築を提案し、貴社の信頼獲得に貢献します。

回答例から学ぶ基本構成

志望動機は、以下の6要素を意識して組み立てると、読み手の納得感を高められます。先ほどの回答例も、この6要素に沿った構成になっています。

  1. 結論(志望理由を一言で):「ITの力で企業の業務効率化を推進し…貴社を志望します」と、冒頭で志望理由を一言にまとめています。

  2. 将来像(入社後にどうなりたいか):「働く人々の労働環境を改善したい」という、入社後に実現したいビジョンを示しています。

  3. 原体験(きっかけとなった経験):「大学のゼミで管理ツールの導入により効率が改善した」原体験を述べ、想いの根拠と独自性を持たせています。

  4. 業界を選んだ理由:「数あるIT企業の中でも」という前置きで、IT業界を選ぶ必然性を示しています。

  5. 企業を選んだ理由:「金融や製造など社会影響力の大きい業界に特化」「現場主義を徹底したカスタマイズ開発」という他社にはない強みと、自分の価値観の接点を最も厚く描いています。

  6. 結論の強調(入社への意欲):「強みである『課題解決力』を活かして…貴社の信頼獲得に貢献します」と、冒頭の結論と一貫した形で意欲を再表明しています。

「⑤企業を選んだ理由」に最も厚みを持たせ、他の要素は簡潔にまとめるバランスが理想的です。

回答例から学ぶポイント

  • その企業ならではの「必然性」を作る:「他社のように既存のパッケージをただ提案するのではなく」と他社比較を入れたうえで、「現場主義」「カスタマイズ開発」という独自の強みを挙げているため、競合他社ではなく貴社である必然性が明確に伝わります。

  • 「整合性」と「貢献性」を示す:「労働環境を改善したい」という自分のやりたいことと、貴社が注力している現場主義のカスタマイズ開発が一致していることを示しつつ、「学ばせてほしい」ではなく「課題解決力で信頼獲得に貢献する」という能動的な姿勢で締めくくっています。

  • 原体験で深みと独自性を出す:「ゼミで管理ツール導入により効率が改善した」というあなた自身の体験ベースで動機を語っているため、一般論に終わらず説得力のある志望動機になっています。

  • 企業研究の深さを見せる:「金融や製造に特化した強み」「現場主義」「カスタマイズ開発」と、複数の角度から具体的に企業の特徴に言及できているため、ホームページを軽くなぞっただけでは出てこない「本気度の高さ」が伝わります。

  • 全要素を均等にしない:6要素のうち、最も文字数を割いているのは⑤の「企業を選んだ理由」です。他は1〜2文に絞ることで、回答全体が冗長にならず焦点が定まっています。

自己紹介

自己紹介で伝える挨拶、基本情報、活動概要、意気込みを整理した図

自己紹介は、人物の全体像を伝える「挨拶」であり、面接官が興味を持つ「フック」を作るための設問です。自己PRのように強みを深くアピールする場ではなく、簡潔に人柄と経歴を伝え、その後の質問を引き出す「入口」として機能します。

回答例

本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございます。○○大学○○学部の○○と申します。大学では居酒屋のアルバイトで新人スタッフの育成に力を入れ、働きやすい環境づくりに取り組んできました。特に新人が早期に辞めてしまう課題に対して、業務マニュアルの作成や振り返り面談を行い、定着率の改善に貢献しました。本日はこの経験を通じて培った「相手の立場に立って課題を改善する力」を中心にお話しできればと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

回答例から学ぶ基本構成

自己紹介は、「挨拶 → 名前・所属 → 経験 → アピールポイント → 締めの挨拶」の5要素で簡潔に構成します。

  1. 挨拶:「本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございます」と、まず面接機会への感謝を伝えています。

  2. 名前・所属:「○○大学○○学部の○○と申します」と、基本情報を簡潔に述べています。

  3. 経験:「居酒屋のアルバイトで新人スタッフの育成に力を入れ…」と、自分の人物像が伝わる経験を1つ選んでいます。

  4. アピールポイント:「相手の立場に立って課題を改善する力」を中心に話すと予告し、面接官が深掘りしやすいフックを作っています。

  5. 締めの挨拶:「どうぞよろしくお願いいたします」と、丁寧に締めています。

回答例から学ぶポイント

  • 1分以内で簡潔に話せる長さにする:自己紹介は深掘りアピールの場ではないため、長く話しすぎず、30秒〜1分程度で伝え切れる分量にします。

  • その後の質問につながる「フック」を入れる:「新人スタッフの育成」「定着率改善」「相手の立場に立って課題を改善する力」など、面接官が「詳しく聞きたい」と思えるキーワードを入れておくと、面接の会話が広がります。

  • 自己PRとの違いを理解する:自己紹介は「人物像の入口」、自己PRは「強みの証明」です。自己紹介で経験を軽く触れ、自己PRで具体的な行動や成果を深掘りするように役割を分けましょう。

弱み

弱みを具体化し対処法と成長につなげる考え方を示した図

弱みを聞かれるのは、自己分析ができているか、課題に向き合って改善する姿勢があるかを見るためです。採用担当者は「完璧な人」を探しているのではなく、自分の弱みを客観視し、仕事で支障が出ないように工夫できる人かを確認しています。

回答例

私の弱みは、大人数の前で発言する際に緊張しやすいことです。大学のゼミ発表では、内容を十分に理解していても、発表時に焦って早口になってしまうことがありました。この課題を克服するため、発表前には必ず原稿を作成し、声に出して練習することを徹底しました。また、友人に聞いてもらい、話すスピードや間の取り方についてフィードバックをもらうようにしました。その結果、ゼミの最終発表では50人の前で報告を行い、落ち着いて話し切ることができました。準備の大切さを学び、今では人前でも自分の意見を伝えられるようになりました。入社後も、この準備を徹底する姿勢を活かし、プレゼンや会議の場でも的確に発言できる人材を目指します。

回答例から学ぶ基本構成

弱みの回答は、「弱み → 具体的な場面 → 改善行動 → 成果・学び → 今後の活かし方」の5要素で構成します。単に短所を伝えるのではなく、「どのように向き合い、改善しているか」まで示すことが大切です。

  1. 弱み:「大人数の前で発言する際に緊張しやすい」と、仕事上で致命的すぎない弱みを具体的に示しています。

  2. 具体的な場面:「ゼミ発表で焦って早口になってしまう」と、弱みが出た状況を説明しています。

  3. 改善行動:「原稿作成」「声に出した練習」「友人からのフィードバック」と、改善のための行動を具体的に述べています。

  4. 成果・学び:「50人の前で報告を行い、落ち着いて話し切ることができた」と、改善の結果を示しています。

  5. 今後の活かし方:「プレゼンや会議の場でも的確に発言できる人材を目指します」と、入社後への活用につなげています。

回答例から学ぶポイント

  • 具体化する:「人と話すのが苦手」という曖昧な表現ではなく「大人数の前で発言すること」と解像度を上げているため、面接官に弱みが伝わりやすくなっています。

  • 対処法を示す:「原稿を用意」「友人の前でリハーサル」のように、苦手に対して具体的な工夫をしていることを示しているため、改善意欲が伝わります。

  • 成長を数字や事実で見せる:「50人の前で報告できた」と、改善を客観的な実績でアピールしているため、説得力が高まっています。

  • 「弱みはありません」はNG:回答例のように弱みを正直に認めたうえで改善を示す姿勢が、自己分析の深さとして評価されます。「ありません」では自己分析不足と判断されてしまいます。

  • 志望職種と矛盾しない弱みを選ぶ:「大人数の前で発言すること」程度の苦手であれば多くの職種で許容されますが、営業志望で「人と話すこと自体が苦手」と書くとミスマッチになります。職種の特性を踏まえて選びましょう。

挫折経験

挫折経験で壁への向き合い方と行動継続を伝える図

挫折経験は、失敗や困難から何を学び、どのように行動を変えたかを伝える設問です。企業は挫折の大きさそのものではなく、困難に直面したときの向き合い方や再起する力を見ています。

回答例

私の挫折経験は、所属する大学の硬式テニス部において、実力不足により2年生の秋にレギュラーから外されたことです。目標を見失いかけましたが、「選手以外の役割でも、チームの勝利に直接貢献できる役割があるはずだ」と気持ちを切り替え、対戦相手や部員の「苦手なショットや配球の癖」をデータ化する役割を自ら買って出ました。毎回の練習動画を撮影・分析し、一人ひとりに個別最適化された「戦術アドバイスシート」を毎週作成してサポートに徹しました。この地道な工夫の結果、部員の勝率が約20%向上し、チームは念願のリーグ昇格を果たすことができました。この経験から、逆境にあっても置かれた状況で最善の介在価値を模索し、行動を継続する粘り強さを学びました。

回答例から学ぶ基本構成

挫折経験は、「挫折内容 → 当時の状況・感情 → 行動 → 成果 → 学び」の5要素で構成すると説得力が高まります。

  1. 挫折内容:「実力不足により2年生の秋にレギュラーから外された」と、何が挫折だったのかを冒頭で明確にしています。

  2. 当時の状況・感情:「目標を見失いかけた」と、困難に直面したときのリアルな状況を簡潔に伝えています。

  3. 行動:「気持ちを切り替え、データ化する役割を自ら買って出た」「動画を撮影・分析し、戦術アドバイスシートを作成した」と、再起に向けた行動を厚く描いています。

  4. 成果:「部員の勝率が約20%向上」「リーグ昇格」と、行動の結果を具体的に示しています。

  5. 学び:「置かれた状況で最善の介在価値を模索し、行動を継続する粘り強さ」を学びとしてまとめています。

回答例から学ぶポイント

  • ショックの大きさではなく、行動プロセス(リカバリー)に焦点を当てる:「目標を見失いかけた」という感情は1文に抑え、「気持ちを切り替えてデータ化役を買って出た→動画分析→アドバイスシート作成」という行動プロセスに最も文字数を割いています。

  • 自分にとっての挫折を素直に語る:全国大会出場のような華々しい舞台ではなく「大学テニス部のレギュラー落ち」という身近な挫折を、自分なりにどう乗り越えたかで語っているため、共感と説得力が生まれています。

  • 成果を数字や変化で示す:「勝率が約20%向上」「リーグ昇格」と客観的な変化を数字で添えているため、地道な工夫が確かに成果に繋がったことが説得力を持って伝わります。

就活の軸

就活の軸で価値観、原体験、企業との相性を示す図

就活の軸は、企業選びの基準とその理由を伝える設問です。企業は「自社をなぜ選んだのか」「入社後にミスマッチが起きないか」を見ています。

回答例

私の就活の軸は、「前例のない課題にも、主体的に挑戦できる環境で働くこと」です。大学時代のゼミ活動において、既存のマーケティング手法では解決できない地域課題に直面した際、自らデータ分析の手法を学び直し、新たな仮説を立ててチームに提案した経験から、正解のない問いに自分の頭で考えて挑む喜びを実感しました。数ある企業の中でも、貴社は少数精鋭のプロジェクト制を導入しており、若手のうちから裁量を持って顧客課題に挑戦できる環境が整っています。この「挑戦と成長を後押しする環境」こそ、私の軸と合致しており、入社後も最大限の価値を貢献できると確信しています。

回答例から学ぶ基本構成

就活の軸は、「軸 → 原体験 → 企業との接点 → 志望理由への接続」の4要素で構成すると、企業とのマッチ度が伝わりやすくなります。

  1. :「前例のない課題にも、主体的に挑戦できる環境で働くこと」と、企業選びの基準を冒頭で明確にしています。

  2. 原体験:「ゼミ活動で地域課題に直面し、自らデータ分析を学び直した経験」と、軸が生まれた背景を具体的に述べています。

  3. 企業との接点:「少数精鋭のプロジェクト制」「若手のうちから裁量を持てる環境」と、企業の特徴と自分の軸をつなげています。

  4. 志望理由への接続:「軸と合致しており、入社後も最大限の価値を貢献できる」と、最終的な志望理由に結びつけています。

回答例から学ぶポイント

  • 自分の言葉で「原体験」を語る:「社会貢献」「グローバル」のような抽象的な言葉ではなく、「ゼミでデータ分析手法を学び直して新たな仮説を提案した」という具体的な行動特性に基づく原体験を書いているため、オリジナリティと説得力が生まれています。

  • 企業ごとの親和性を論理的につなぐ:「主体的に挑戦できる環境」という自分の軸と、「少数精鋭のプロジェクト制で若手に裁量がある」という企業特徴を論理的に繋ぎ、なぜマッチしているのかを明確にしています。

  • 抽象的な軸を具体化する:「成長できる環境」だけでは弱いため、回答例のように「前例のない課題にも、主体的に挑戦できる環境」と踏み込み、企業の特徴とも紐付けることで具体化されています。

キャリアビジョン

キャリアビジョンを夢、企業での理由、入社後の道筋で整理した図

キャリアビジョンは、入社後にどのように成長し、何を実現したいかを伝える設問です。企業は、応募者の将来像と自社の方向性が合っているかを確認しています。

回答例

私の将来の夢は、テクノロジーの力で地方の教育格差を解消することです。大学時代、地域の中学生にオンラインで学習支援を行うボランティアに参加した際、都市部と地方で受けられる教育の質に大きな差があることを実感しました。この経験から、ITの力で誰もが平等に学べる仕組みを作りたいと考えるようになりました。貴社はEdTech領域で業界をリードしており、全国の自治体と連携した実績を持つ点に強く惹かれています。入社後は、まず開発職としてプロダクトの基礎を学び、3年目以降にはプロジェクトマネージャーとして自治体向けサービスの企画・推進を担い、5年後には地方教育改革を牽引する事業責任者を目指します。

回答例から学ぶ基本構成

キャリアビジョンは、「将来の目標 → 原体験 → 企業との接点 → 具体的なステップ」の4要素で構成すると伝わりやすくなります。

  1. 将来の目標:「テクノロジーの力で地方の教育格差を解消する」と、実現したい未来を明確にしています。

  2. 原体験:「地域の中学生にオンラインで学習支援を行い、都市部と地方の教育格差を実感した」と、目標の背景を具体的に説明しています。

  3. 企業との接点:「EdTech領域で業界をリード」「全国の自治体と連携した実績」と、自分の夢をその企業で実現したい理由を述べています。

  4. 具体的なステップ:「まず開発職として基礎を学び、3年目以降にPM、5年後に事業責任者を目指す」と、入社後の成長イメージを段階的に示しています。

回答例から学ぶポイント

  • 単なる理想ではなく、具体的な「ステップ」を描く:「教育格差を解消したい」で終わらせず、「1〜2年目→3年目以降→5年後」という現実的なスキル習得と役割を年次ごとに落とし込んでいる点に説得力があります。

  • 企業のキャリアパスに整合させる:「開発職→プロジェクトマネージャー→事業責任者」と、IT企業に実在するキャリアパスに沿ったステップを描いているため、入社後の活躍イメージが具体的に伝わります。

  • その企業でしか実現できない夢として語る:「教育格差を解消したい」という夢を、汎用的に語るのではなく、貴社の「EdTech領域でのリード」「自治体連携実績」と結びつけて「貴社だからこそ」の必然性を作っています。

ここまで頻出設問ごとの回答例を見てきましたが、実際のESでは、定番以外の設問が出ることもあります。その場合も、問いの種類を見極めれば落ち着いて対応できます。

対策していない設問が出た時はどう回答すればいい?

想定外のエントリーシート設問を結論型と経験型に分けて対応する図

想定外の設問が出ても、その質問が「現在・未来の価値観や意思を問うもの」か「過去の具体的な行動やプロセスを問うもの」かを見極め、それぞれに合うフレームワークに当てはめれば、論理的な回答を作成できます。

企業によっては、「あなたを動物に例えると?」「最近気になったニュースは?」「チームの中での役割は?」など、定番以外の設問が出ることもあります。こうした設問で大切なのは、問いの種類を見極めて、適切な型に当てはめることです。

想定外の設問は、大きく以下の2種類に分けられます。

  • 現在・未来を問う質問:あなたの価値観・考え方・志向性を知りたい設問です。

  • 過去の経験を問う質問:具体的な行動事実や課題への向き合い方を確認する設問です。

現在・未来を聞かれたらPREP法で答える

現在・未来に関する設問では、**PREP法(結論→理由→具体例→再結論)**が有効です。

「あなたを動物に例えると?」といった抽象的な質問でも、最初に結論を述べ、その理由と具体例を補足すれば説得力のある回答になります。

たとえば「私を動物に例えると犬です」と答えるなら、「周囲をよく見てチームに貢献する力があるから」と理由を述べ、アルバイトやゼミで周囲を支えた経験を具体例として続けると、単なる雑談ではなく自己PRにつながります。

過去の経験を聞かれたらSTAR法で答える

過去の経験を問う設問では、**STAR法(状況→課題→行動→結果)**が有効です。

「チームで困難を乗り越えた経験は?」「リーダーシップを発揮した経験は?」といった質問では、状況や課題を整理し、自分が取った行動とその結果を順序立てて伝えることで、入社後の再現性が伝わります。

また、設問を見てすぐに文章を組み立てるのが難しい場合は、キャリアアドバイザーに相談し、想定外の質問にも対応できるエピソードを事前に整理しておくと安心です。

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エントリーシートを完成させるステップは?

応募書類完成までの自己分析、企業研究、回答作成、添削の4ステップを示した図

エントリーシートは、①自己分析→②業界/企業研究→③構成・ポイントに合わせて書き出す→④添削の4ステップで進めるとスムーズに完成します。

「何から書き始めればいいかわからない」「自分なりに書いたのに落ちてしまう」と悩む就活生の多くは、手順を踏まずいきなり書き始めています。正しい順番を理解し、計画的に進めることが、迷わずESを仕上げる近道です。

ESを完成させる4ステップは、以下の通りです。

  • ①自己分析で自分の経験・強みを整理する:ESに書く「素材」を洗い出します。

  • ②業界/企業研究で応募先の特徴を整理する:企業が求める人物像を把握し、自分の強みと接続します。

  • ③構成・ポイントに合わせて回答を書き出す:揃えた素材を設問ごとの基本構成に当てはめます。

  • ④添削をして選考通過率を高める:第三者視点で改善し、完成度を上げます。

これらのステップを進めるには、以下の2パターンがおすすめです。

  • キャリアアドバイザーに相談しながら進める:何も準備しなくても、面談を予約すれば経験や志望企業に合わせてES作成を一緒に進められます。

  • 自力で進める:まずは自己分析・企業研究・構成作成を自分で行い、最後に第三者に添削してもらう流れです。

自分一人で進めるのが不安な場合は、キャリアアドバイザーのサポートを受けながら作成すると、短期間でも質の高いESに仕上げやすくなります。

①自己分析で自分の経験・強みを整理する

ESを書く前に、まずは自己分析を行い、自分の経験・強み・価値観を整理しましょう。

自己分析が浅いままESを書き始めると、どの企業にも当てはまるような抽象的な内容になってしまいます。過去の経験を振り返り、自分がどのような場面で力を発揮してきたのかを整理することが重要です。

自己分析では、以下の観点でエピソードを書き出しましょう。

  • 頑張った経験:アルバイト、部活動、ゼミ、サークル、留学、ボランティアなど

  • 困難だった経験:失敗、挫折、苦手克服、チーム内の対立など

  • 周囲から褒められた経験:友人、先生、アルバイト先の社員から評価されたこと

  • 自分が大切にしている価値観:なぜその行動を取ったのか、何にやりがいを感じたのか

ここで集めた材料が、自己PR・ガクチカ・志望動機など、あらゆる設問の土台になります。

②業界/企業研究で応募先の特徴を整理する

自己分析で見つけた強みを活かすには、業界/企業研究を行い、応募先が求める人物像や事業の特徴を整理する必要があります。

ESは自分の魅力を一方的に伝えるものではなく、「企業が求める人物像」と「自分の強み」が重なる部分を示すものです。そのため、応募先の事業内容・価値観・求める人材を理解した上で、伝えるエピソードを調整することが大切です。

企業研究では、以下を確認しましょう。

  • 事業内容・主力サービス:何を提供している企業なのか

  • 企業理念・ミッション:どのような価値観を大切にしているのか

  • 求める人物像:採用ページや説明会で強調されている資質

  • 競合他社との違い:なぜ他社ではなくその企業なのか

企業ごとにESを調整するのが難しい場合は、キャリアアドバイザーに相談し、志望企業に合ったアピール内容にブラッシュアップしてもらうのも有効です。

③構成・ポイントに合わせて回答を書き出す

材料が揃ったら、自己PR・ガクチカ・志望動機など設問ごとの基本構成とポイントに沿って、実際の回答に落とし込みましょう。

読み手である採用担当者が一読して理解できるよう、結論ファーストを意識して下書きを進めます。一度基本的な自己PRやガクチカの内容を完成させておけば、企業ごとに微調整するだけでスムーズに作成できます。

下書きの叩き台を素早く作りたいときは、ES作成AI/ES添削AIを活用するのもおすすめです。構成案や表現の候補を出させてから、自分の経験に置き換えて仕上げると効率的に進められます。

④添削をして選考通過率を高める

文章が書けたらそのまま提出せず、必ず第三者視点で改善を行いましょう。

自分では完璧だと思っていても、前提条件の不足や独りよがりな表現、うっかりミスを見落としているケースが多いためです。

  • 客観的な視点でのチェック:足りない前提条件、客観的な数値、強みの再現性がしっかり伝わるかを第三者に確認してもらいます。

  • 誤字脱字・言葉遣いの確認:間違いやすい敬語や、「御社(話し言葉)」「貴社(書き言葉)」の使い分けをチェックします。

  • 継続的なブラッシュアップ:一度の作成で満足せず、フィードバックをもとに何度も見直して完成度を高めましょう。

ESの選考通過率を確実に高めたいなら、内定くんエージェントのキャリアアドバイザーに相談するのがおすすめです。自己分析から企業研究、具体的なES添削、その後の面接深掘り対策まで一気通貫で伴走します。

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エントリーシートを書く時のポイント・注意点は?

エントリーシート提出前に確認する結論、具体性、丸写し回避を示した図

ESを書く時は、結論から答える、経験・行動・結果を具体的に書く、数値やBefore/Afterを入れる、企業ごとに内容を調整する、例文やAIを丸写ししない、誤字脱字・話し言葉・文字数不足を避け、提出前に第三者へ確認することが重要です。

成田さんは、人事として選考に携わっていた経験から、内容自体は悪くないのに書き方の基本が整っていないせいで、読み進める前にお見送りになるESを数多く見てきたといいます。どれだけ素晴らしい経験があっても、書き方のポイントを外していると魅力が伝わりません。以下のポイント・注意点を意識してブラッシュアップしていきましょう。

  • 結論から書き、問いにストレートに答える:人事は膨大な数のESを読むため、結論が後ろにあると評価が下がります。「私の強みは〜です」と最初に一文で言い切り、聞かれたことに正面から答えましょう。

  • 具体的な経験・行動・結果を書く:「頑張りました」のような抽象的な表現ではなく、どんな場面で・何を考え・何をしたのかを具体的に示します。

  • 数値を用いて定量的に書く:「売上を伸ばした」ではなく「顧客満足度を7割から9割に向上させた」のように、客観的にイメージできる数字を入れます。

  • Before/Afterを明確に示す:取り組み前と後でどんな変化が起きたのかを対比で示すことで、あなたの行動の価値が伝わります。

  • 志望企業ごとに内容を調整し、求める人物像に合わせる:一つのESを使い回さず、採用HPなどから「この企業が求める強み」を把握し、エピソードの切り口を企業ごとに調整します。

  • Webの例文やAIの回答を丸写しせず、独自の経験と熱量を込める:丸写しは一般論に終始し、あなたの「らしさ」が伝わりません。テンプレートは構成の参考にとどめ、自分固有の経験を盛り込みましょう。

  • 誤字脱字をなくす:小さなミスでも「確認不足」「志望度が低い」と見なされる可能性があります。提出前に必ず読み返しましょう。

  • 話し言葉を使わない:「ちゃんと」「やっぱり」などの話し言葉は避け、書き言葉として自然な表現に整えましょう。

  • 極端な文字数不足にしない:指定文字数の8割以上を目安に書くと、熱意や具体性が伝わりやすくなります。

  • 提出前に第三者に読んでもらう:自分では気づかない論理の飛躍や表現の違和感は多いため、キャリアセンターやキャリアアドバイザーに添削してもらいましょう。

ESは一度で完璧に仕上げる必要はありません。まずは型に沿って書き、第三者のフィードバックを受けながら何度も改善することで、選考通過率を高められます。

特に、自分では改善点に気づきにくい場合や、志望企業に合わせた調整に不安がある場合は、キャリアアドバイザーのような第三者に相談することで、より実践的な改善につなげられます。

エントリーシート対策に困ったら、なぜキャリアアドバイザーに相談すべきか?

キャリアアドバイザーに相談して強みの言語化や企業別対策を進める図

ESを自力だけで仕上げると、アピールが独りよがりになったり企業の求める人物像からズレたりしやすいため、客観的な視点で強みを言語化し、志望企業に合わせて添削してもらえるキャリアアドバイザーに相談すべきです。

キャリアアドバイザーとしてES添削に携わる中で、成田さんは、学生本人が「十分に書けた」と思っていても、肝心の行動の背景や成果がすっぽり抜けていたり、その企業が評価する観点とズレていたりするケースを多く見てきたといいます。こうしたズレは自分一人では気づきにくく、特に初めての就活や複数の締切が重なる時期は、第三者の視点を入れることで完成度が大きく変わります。

相談すべき主な理由は、以下の通りです。

  • 客観的な自己認知と強みの言語化ができるから:自分一人では気づけない強みや原体験を、対話から引き出して魅力的な言葉に整理してもらえます。

  • 足りない前提情報の補強や数値化ができるから:企業の選考基準や業界知識など不足している情報を補いながら、エピソードを効果的に数値化して説得力を高められます。

  • 志望企業に合わせた個別具体的な添削を受けられるから:各企業の評価観点を熟知したプロが、応募先に最も響く表現へと回答を調整してくれます。

  • 例文を自分用に置き換えるサポートを受けられるから:ネット上の例文をそのまま使うのではなく、自分の経験や言葉に置き換える作業を一緒に進めてもらえるため、丸写しにならず自分らしい回答に仕上げられます。

  • 締切が近い時でも優先順位をつけて対策しやすいから:複数のES提出に追われていても、どこに注力すべきか優先順位を整理してもらえます。

具体的にプロに相談したい方は「内定くんエージェント」に相談してみてください。早期内定獲得を目指して、経験豊富なキャリアアドバイザーがあなたの悩みに合わせてサポートします。

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どのような流れで相談すれば良いか?

キャリアアドバイザーへの相談の予約、面談、対策の3ステップを示した図

内定くんエージェントへの相談は、①LINEで友だち登録して無料相談を予約→②オンラインで面談→③選考対策・面接対策に進む、というシンプルな流れです。

最初に大きな準備は必要ありません。現在の就活状況やESで困っていることを面談で共有すれば、キャリアアドバイザーがあなたの経験や志望企業に合わせて、次にやるべきことを整理してくれます。

相談の流れは、以下の3ステップです。

  1. LINEで友だち登録し、無料相談を予約する

  2. オンラインでキャリアアドバイザーと面談する

  3. 選考対策・面接対策に進む

ESの内容だけでなく、「どの企業から優先して出すべきか」「面接でどう深掘りされそうか」まで相談できるため、就活全体の不安を減らしながら進められます。

まとめ

エントリーシートは例を見ながら、設問ごとに対策することが大切

エントリーシート(ES)をスムーズに完成させるコツは、全体の作成手順と設問ごとの「型」を正しく理解することです。自己PRやガクチカ、志望動機といった頻出設問には、企業に評価されやすい論理的な基本構成が存在します。

まずは良質な回答例を参考にしながら、自分の経験をその構成に当てはめてみましょう。ただし、例文の丸写しは厳禁です。あくまで書き方のポイントを参考にしつつ、自分のエピソードに置き換えて「あなた自身の言葉」で表現することが、書類選考を突破するための重要な基準となります。

自力で難しい場合は、キャリアアドバイザーに相談して仕上げよう

「自分のエピソードで本当に通用するのか」「締め切りまでに仕上がるか不安」と一人で抱え込み、手探りで書き続けるのは効率的ではありません。特に複数社のESを同時に進める時期は、自己分析や企業別の調整が追いつかず、内容の軸がブレやすくなります。

もし自力で書き切るのが難しいと感じたら、就活のプロであるキャリアアドバイザーに相談しましょう。
「内定くんエージェント」では、元大手人事の知見を活かし、あなたの経験や志望企業に合わせてES作成・添削をサポートします。さらに書類通過後の面接対策まで一貫して相談できるため、内定獲得まで安心して進められます。

ESは、例文を眺めるだけでは完成しません。設問ごとの型を理解し、自分の経験を企業に伝わる形に磨き上げることで、選考通過に近づきます。自分一人で悩まず、必要に応じてプロの力も借りながら、納得感のあるESを完成させましょう。

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よくある質問

成田さんがキャリアアドバイザーとして就活生の相談を受ける中でよく聞かれる質問や、学生へのインタビューで出てきた疑問への回答をご紹介します。

エントリーシートの例文はどこまで参考にしていい?

文章の「構成」や「評価の観点」を参考にするに留め、丸写しは絶対に避けましょう。

例文を参考にするときは、以下の点に注意してください。

  • 丸写しを避ける:成田さんが面接を担当していたときも、例文をほぼそのまま使ったとわかるESの学生は、少し踏み込んだ深掘り質問をすると答えに詰まり、一気に評価を落としていたといいます。

  • 自分の経験と言葉に置き換える:例文からは構成やアピールの切り口だけを借り、中身は必ず自分の経験と言葉に置き換えてください。

  • 自分の手で最後まで書き切る:読んで納得するだけでなく、実際に自分の手で最後まで書き切る実践が重要です。

  • 迷ったらエージェントに相談する:自分に合った構成の活かし方に迷ったときは、エージェントに相談しましょう。

エントリーシートと履歴書は同じ内容でもいい?

同じエピソード(題材)を使っても問題ありませんが、ESでは人柄や価値観が伝わるように深く書き分ける必要があります。

履歴書はあなたの強みや特長を簡潔にまとめる書類であるのに対し、ESは企業が「自社にマッチしているか」を深く評価する書類です。同じ題材を扱う場合でも、ESでは直面した課題、具体的な行動、自身の価値観、そして企業との相性がしっかりと伝わるように文章をカスタマイズしましょう。書類ごとの適切な書き分けができているか不安な場合は、エージェントに相談しましょう。客観的な意見をもらうことで、書類ごとの役割に合わせて整理しやすくなります。

エントリーシートはAIで作ってもいい?

AIでESを作ること自体は問題ありませんが、下書きや構成整理の補助に留め、そのまま提出するのは避けましょう。

AIが生成した文章をそのまま使うと、どこかで見たような凡庸な内容になりやすく、採用担当者に熱意が伝わりません。AIはあくまで補助ツールとして活用し、提出前に以下の点を必ず確認してください。

  • 出力された文章の事実を確認する:AIが生成した内容が、自分の経験や事実と合っているか確認します。

  • 自分の言葉に修正する:どこかで見たような凡庸な内容にならないよう、自分の言葉に置き換えます。

  • 第三者に確認してもらう:提出前に第三者による確認を必ず行います。

まずは構成案や表現の候補を出す目的でAIを使い、最後は自分の経験に合わせて調整するのがおすすめです。

AIで下書きを作った場合でも、最後はキャリアアドバイザーなど就活のプロに確認してもらうことで、企業に伝わる内容へ整えやすくなります。

エントリーシートは誰に添削してもらうべき?

ESは、大学のキャリアセンター、先輩、社会人、キャリアアドバイザーの4つから、目的に応じて信頼できる相談先を選びましょう。

主な相談先は、以下の通りです。

  • 先輩:誤字脱字や文章の読みやすさを確認してもらえる相談先です。

  • 社会人:目的に応じて信頼できる相談先の一つです。

  • キャリアアドバイザー:志望企業に合わせた最適なアピールができているかを確認したいときに適した相談先です。

ES添削や志望企業に合わせた見直しで迷う場合は、エージェントに相談しましょう。あなたの経験に合わせた自己分析の深掘りから、志望企業の求める人物像に個別最適化させたESの作成・添削、さらには選考突破を見据えた面接対策まで、一気通貫でサポートを受けられます。

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成田 駿
監修成田 駿元日系大手人事/就活サポーター

自身の就活では日系大手複数社から内定を獲得し、経営幹部候補としての育成ルートが用意された一社に入社。日系大手事業会社にて最年少で部長に就任し、新卒採用に5年以上従事。採用戦略の設計からイベント企画、選考フロー構築、入社後研修まで幅広く担当し、延べ3,000名以上の学生と接点を持つ。キャリアアドバイザーとしても累計2,000名以上の就活生を個別に支援し、大手・外資・メガベンチャーなど多様な企業への内定実績を持つ。

成田 駿
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成田 駿
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