インターンシップの履歴書はどう書く?本選考との違いや提出前の注意点を元人事が解説

履歴書

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インターンシップの履歴書はどう書く?本選考との違いや提出前の注意点を元人事が解説

インターンシップの募集要項に「履歴書を提出してください」と書かれていて、「本選考用の履歴書をそのまま使っていい?」「志望動機だけ変えればいい?」「ESもある場合、履歴書には何を書けばいい?」と迷っていませんか。

インターンシップの履歴書は、氏名・学歴・連絡先などの基本項目は本選考と大きく変わりません。一方で、志望動機や自己PRは「入社したい理由」だけでなく、「このインターンで何を学び、確かめたいのか」が伝わる内容にすることが重要です。 本選考用の文章をそのまま使うと、インターンの内容と噛み合わなくなることもあります。

この記事では、新卒採用で実際に履歴書を見てきた元人事の成田さんの視点を交えながら、インターンシップ応募の履歴書の書き方、本選考との違い、志望動機・自己PRの考え方、過去のインターン経験の書き方、提出前のチェックポイントまでまとめて解説します。

「どこまで本選考用を使い回せるのか」「何を直せばインターン向けになるのか」が分からない人は、提出前に順番に確認していきましょう。

インターンの履歴書で押さえること|案内と様式を最優先に

書き方の正解は、応募先が指定した書類と様式に従うことです。 市販の履歴書、大学指定用紙、応募ページのアップロード欄では、欄の名前も広さも違います。

確認すること

見る場所

提出物

履歴書だけか、エントリーシート・成績証明書・顔写真データもか

作成方法

手書き指定、データ指定、どちらでもよいか

用紙・ファイル

A4/B5、PDF、ファイル名の指定

期限と宛先

必着か当日消印か、メールかフォームか

プログラム内容

日程、開催形式、1日か数週間か、報酬の有無の案内

案内に「履歴書不要」「エントリーシートのみ」とある場合は、履歴書を任意で追加する必要はありません。逆に「履歴書(写真貼付)」とある場合は、写真欄のある様式を使い、指定サイズに合わせます。

本選考用の履歴書との共通点と違い

誤字のない基礎情報、日付の統一、読み手が追える学歴の書き方は、インターンでも本選考でも共通です。 違うのは、読み手がいま判断したいことの中心です。


インターン応募

本選考

読み手が確認しやすいこと

プログラムへの理解、参加の現実可能性、短期間での学び方

入社後の貢献イメージ、仕事との接点

志望動機の主軸

この回で確認・体験したいこと

この会社で働きたい理由

自己PRの寄せ方

期間内に見える行動・協働

入社後に再現できそうな強み

提出のタイミング

開催の数週間〜数か月前が多い

採用日程に合わせる

「インターンの方が必ず緩い」「本選考用を出せば十分」といった一律ルールはありません。同じ企業でも、説明会に近い1日開催と、選抜型の就業プログラムでは、求める書類の厚みが違うことがあります。案内の「選考の有無」を先に見てください。

何を提出するか|履歴書・ES・専用フォーム

履歴書とエントリーシートが両方あるときは、役割を分けます。 履歴書は氏名・学歴・連絡先と短い志望動機・自己PR、エントリーシートは設問への回答、という分担が多いです。同じエピソードを使っても構いませんが、文章を丸ごとコピーすると、欄の広さと設問意図に合いません。

履歴書とエントリーシートの目的の違い、共通項目の書き分けは、ESと履歴書の違いで整理しています。インターンのエントリーシートそのものの準備は、インターンのESの書き方へ進んでください。

専用のWebフォームだけの応募では、履歴書ファイルを求められないことがあります。その場合はフォームの必須項目を埋め、任意の履歴書アップロード欄が「任意」と明記されていれば、無理に添付しなくてよいことが多いです。迷ったら応募先の問い合わせ先へ確認します。

▼提出物の組み合わせが案内文だけで判断しにくいときは、プロと一緒に整理する方法もあります
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基礎欄は本選考と同じ正確さで書く

インターンだからといって、学歴や連絡先を雑に書いてよいわけではありません。 読み手は志望動機の前に、誰からの書類か、いつ作成されたか、連絡がつくかを確認します。

インターン応募での注意

右上の日付

提出日(持参なら持参日、メールなら送信日)に合わせる。年号は1枚で統一

氏名・ふりがな

学生証・応募システムの登録名と揃える

生年月日・満年齢

右上の日付時点の満年齢。数え年は使わない

住所・電話

インターン期間中もつながる番号

学歴

入学・卒業見込みを年月まで。大学名は正式名称

証明写真

指定があれば指定どおり。指定がなければ、顔が識別できる証明写真を貼るのが一般的

手書き指定なら、黒または青のボールペンで、書き損じは新しい用紙に直します。データ指定なら、指定のファイル形式と容量を守ります。写真のサイズや服装は、応募先の指定を最優先にしてください。

書類選考で履歴書を読んできた成田さんは、志望動機が整っていても学歴の年月がずれていると、確認の手間が先に増えると指摘します。基礎欄を先に確定してから、志望動機の文面に入るとやり直しが減ります。

志望動機は「このインターンで確認したいこと」

インターンの志望動機は、「なぜこの会社の、この回に参加したいのか」と「期間中に何を確認・体験したいのか」を短くつなげるのが基本です。 「貴社の理念に共感し、将来は貴社で働きたい」だけだと、本選考用の文面に見えやすく、プログラム内容への言及が薄くなります。

履歴書は書き言葉のため、一般企業では**「貴社」**を使います。話し言葉の「御社」との使い分けは、面接・ESでの御社と貴社を見てください。

欄が狭いときは、次の3点に絞ります。

  1. 応募する回の内容(営業同行、開発体験、研究職のラボ見学など、案内に書かれていること)

  2. 自分の関心との接点(授業・サークル・アルバイトで触れた事実)

  3. 期間中に確認したいこと(1〜2点。欲張りすぎない)

本選考向けの履歴書志望動機の型は、履歴書の志望動機の書き方が詳しいです。インターンに出すときは、同じ型でも「入社後」を「プログラム期間中」に置き換えてください。文面の深掘りは、インターンシップの志望動機を使います。

成田さんは、志望動機に「何でも吸収したい」だけが並ぶと、読み手がプログラムとの接点を判断しにくいと指摘します。案内文にある日程・テーマ・対象学年を、自分の言葉で1つ拾うと具体になります。

▼本選考用の文面をインターン向けに直す順番が分からないときは、添削の相談もできます
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自己PRは短期間で見える行動に寄せる

自己PRは強みの名前より、短い期間でも周囲が観察できる行動を1つ書く方が、インターンの書類では使いやすいです。 「コミュニケーション力があります」だけでは、グループワーク型でも就業型でも、何を観察すればよいかが分かりません。

寄せ方

例(架空)

期間内に見える行動

初対面の相手に役割を確認してから動く

数字や回数

週3回の塾補助で、説明資料を毎回1枚にまとめた

プログラムとの接点

顧客への説明が多い回なら、説明の工夫を書く

履歴書の自己PR欄の字数と構成は、履歴書の自己PR欄の書き方を見てください。インターン選考向けの寄せ方の詳細は、インターンの自己PRへ委譲します。履歴書とエントリーシートで同じ強みを使う場合も、字数に合わせて削り、矛盾が出ないようにします。

過去のインターン経験をどこに書くか

すでに参加したインターンを、職歴欄に書くか、自己PR・志望動機に書くかは、経験の性質と様式の指示で判断します。 全国共通の必須ルールはありません。

経験の目安

よく使う欄

注意

雇用契約に近い長期の実務(数週間〜数か月、報酬あり等)

職歴に書くことがある

会社名は正式名称。期間・業務の要点

授業の一環・単日の説明会に近い回

職歴には書かないことが多い

自己PRやガクチカの材料にする

応募先が「インターン経験」欄を別に用意

その欄

職歴と二重に長く書かない

職歴に書く場合の例(架空)です。

2025年8月 株式会社見本商事 夏季インターンシップ(営業補助、2週間)

「なし」と職歴に書く新卒は多いです。アルバイトを職歴に含めるかは様式と応募先の慣行で分かれるため、記入例と案内を優先してください。虚偽の会社名・期間は書かないでください。

▼職歴に載せるか自己PRに残すかで迷うときは、第三者に欄の振り分けを見てもらう方法もあります
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日程・授業・参加条件の書き先

参加の可否に関わる制約は、本人希望欄や、案内が指定する備考・質問欄に事実だけ短く書きます。 給与交渉や配属希望のリストにはしません。

書いてよいことが多い例は、次のような事実です。

  • 授業カレンダー上、案内の全日参加が難しい日がある(代替参加の可否は応募先確認)

  • 遠隔開催か会場開催かで、通学圏の制約がある

  • 研究室の実験日程と重なる日がある

「特に制約がなければ、貴社の日程に従います」と書く選択肢もあります。空欄にしてよいかは様式と案内次第です。健康上の配慮が必要な場合は、診断名を履歴書に並べる必要はありません。伝える内容とタイミングは本人の判断と、応募先の配慮窓口・大学の支援室への相談で決めてください。

提出方法|メール・フォーム・持参

提出方法も案内が最優先です。 データ提出なら件名・ファイル名・容量、紙なら宛名・期限を、募集ページの指示どおりにします。

方法

確認すること

Webフォーム

必須項目、ファイル形式、送信完了画面

メール添付

宛先、件名の型、PDF化、ウイルススキャン後の容量

郵送

必着か消印か、送付状の要否

面接・説明会で持参

部数、クリアファイル、渡すタイミング

面接や説明会の場で履歴書を手渡す動きは、面接での履歴書の渡し方を見てください。押印欄の有無は様式次第です。欄も指示もなければ、データ提出の履歴書に印影画像を足す必要はふつうありません。

記入例(就活生の場合)

志望動機(インターン・複合欄の一部)

貴社の夏季インターン(製品企画体験・3日間)に応募します。大学のゼミで生活者調査の設計を担当し、調査項目の置き方で結論が変わることを学びました。期間中は、貴社が実際に使う調査の粒度と、企画への落とし込みを確認したいです。

自己PR(短い欄)

学園祭実行委員で、出店20店のシフトを表計算にまとめ、当日の欠員を90分以内に組み替えた経験があります。初対面でも、先に役割と期限を確認してから動きます。

本人希望欄(制約なし)

貴社指定の日程・会場に従います。

本人希望欄(授業と一部重複)

2026年9月10日は必修実験のため終日参加が難しく、前後の日程での参加可否を相談させていただきたく存じます。それ以外は貴社指定の日程に従います。

本選考用に「貴社で営業職として貢献したい」と書いてある文面は、インターン欄ではプログラム名と確認したいことに差し替えて使います。企業名の書き換え忘れがないか、提出前に検索してください。

提出前チェック

確認

見るポイント

案内

提出物・期限・形式が募集ページと一致している

基礎欄

日付・氏名・学歴・電話が他の応募データと一致している

志望動機

応募する回の内容が入っている。本選考文面のままになっていない

自己PR

短い期間でも観察できる行動がある

職歴

過去インターンの載せ方が様式と矛盾していない

表記

「貴社」で統一。他社名が残っていない

ファイル

指定の形式・ファイル名。写真が指定どおり

読み返し

音読して誤字がない

履歴書の記載だけで合否が決まる、と一般論で断定することはできません。選考は複数の材料で見られることが多いです。不安が残る項目は、応募先の問い合わせ先、大学のキャリアセンター、就活のプロへ確認してください。

よくある質問

本選考用の履歴書をそのまま出していい?

基礎欄はそのままでよいことが多いです。志望動機は、応募するインターンの内容と期間中に確認したいことに差し替えてください。自己PRも、プログラムで観察されやすい行動に寄せると読み手が判断しやすくなります。

履歴書とエントリーシートは両方必要?

案内に両方とあれば両方出します。エントリーシートのみ、履歴書のみの指定もあります。任意添付と書いてある欄を無理に埋める必要はありません。迷ったら応募先へ確認します。

写真は本選考と同じ証明写真でいい?

指定がなければ、本選考と同じ証明写真で提出する例が多いです。指定サイズ・背景・データ形式がある場合はそちらに合わせます。古い写真やスナップ写真は、顔が識別しにくいことがあるため避けます。

アルバイトやインターンは職歴に書く?

雇用に近い長期の実務は職歴に書くことがあります。単日の説明会に近い回は、職歴ではなく自己PRの材料にすることが多いです。様式の記入例と応募先の指示を優先し、虚偽の期間は書かないでください。

手書きとパソコン、どちらが必要?

指定があれば指定どおりです。指定がなければ、読みやすい方で構いません。手書き指定なのに印刷提出、データ指定なのに写真だけスマホ撮影のまま、といった不一致は避けます。

インターンの履歴書で落ちることはある?

書類選考がある回では、履歴書やエントリーシートが次の段階に進む材料になります。一方で、記載の有無だけで結果が決まる、とすべての企業について断定することはできません。案内の選考ステップを確認してください。

まとめ

インターン応募の履歴書は、基礎欄の正確さは本選考と共通です。差し替える中心は志望動機で、応募する回の内容と、期間中に確認したいことを短くつなぎます。自己PRは短い期間でも見える行動に寄せ、過去のインターンは職歴か自己PRかを様式と経験の性質で分けます。提出物・形式・期限は案内が最優先です。

文面の役割分担に迷ったら、エントリーシートはインターンのES、志望動機の深掘りはインターンの志望動機を先に確認すると、履歴書の欄を埋めやすくなります。

▼提出前に、本選考文面の使い回しがないかプロと確認する方法もあります
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成田 駿
監修成田 駿元日系大手人事/就活サポーター

自身の就活では大手広告代理店など日系大手企業から内定を複数獲得し、経営幹部候補としてのキャリアが用意された一社に入社。その後、最年少で部長に就任し新卒採用に5年以上従事。採用戦略の設計からイベント企画・選考フロー構築・入社後研修まで幅広く担当し、延べ3,000名以上の学生と接点を持つ。キャリアアドバイザーとしても累計2,000名以上の就活生を個別に支援し、大手・外資・メガベンチャーなど多様な企業への内定輩出実績を持つ。

成田 駿
監修成田 駿元日系大手人事/就活サポーター

自身の就活では大手広告代理店など日系大手企業から内定を複数獲得し、経営幹部候補としてのキャリアが用意された一社に入社。その後、最年少で部長に就任し新卒採用に5年以上従事。採用戦略の設計からイベント企画・選考フロー構築・入社後研修まで幅広く担当し、延べ3,000名以上の学生と接点を持つ。キャリアアドバイザーとしても累計2,000名以上の就活生を個別に支援し、大手・外資・メガベンチャーなど多様な企業への内定輩出実績を持つ。

成田 駿
監修成田 駿元日系大手人事/就活サポーター

自身の就活では大手広告代理店など日系大手企業から内定を複数獲得し、経営幹部候補としてのキャリアが用意された一社に入社。その後、最年少で部長に就任し新卒採用に5年以上従事。採用戦略の設計からイベント企画・選考フロー構築・入社後研修まで幅広く担当し、延べ3,000名以上の学生と接点を持つ。キャリアアドバイザーとしても累計2,000名以上の就活生を個別に支援し、大手・外資・メガベンチャーなど多様な企業への内定輩出実績を持つ。

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